岡山県&兵庫県境 奥海乢〜日名倉山〜宮本武蔵山牢跡 映え〜⁉



- GPS
- 03:42
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 621m
- 下り
- 618m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
日名倉(ひなくら)山頂上<写真15〜18>から宮本武蔵山牢跡<写真23>までの道は、一部、わかりにくいところがあります。ベルピール自然公園<写真05〜10>から日名倉山頂上までは遊歩道で、以前からある倒木はまたいで通れます。その他はアスファルト道です。 日名倉(ひなくら)山頂上<写真15〜18>から宮本武蔵山牢跡<写真23>までの道は、頂上周辺のみススキが茂って入口がわかりにくくなっています。兵庫県側の登山口へと続く道のすぐ脇に入口らしきものがありましたが、すぐにヤブになりそうだったのでやめました。ベルピール自然公園<写真05〜10>方向に引き返しながら入口を探し、結局、適当にススキの茂みに突っ込み、かき分けながら右(東)寄りに進むと、ススキの茂みから抜けられました。 しばらくは道がはっきりせず、県境沿いを適当に進みましたが、そのうちにピンクテープが現れ、細道がわかりやすくなります。 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。 |
その他周辺情報 | 山行後に目的地から約4.5km離れた美作市後山の「愛の村パーク」で昼食をとることにしました。レストランでは、大人一人1,080円の「愛の村おかずバイキング」が楽しめます。旬の地元の野菜などをたくさん使った料理をはじめ、固形燃料で炊いて食べる釜飯、超おいしいプリンなど、料理が豊富にあり、CPが非常に高いものでした。 愛の村パークには温泉施設「ゆらりあ」もあり、いつもレストランで食事をすると割引券がいただけます。8月31日まで500円と書いてありました。 |
ファイル |
(更新時刻:2018/08/27 20:52)
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写真
岡山県(美作市)&兵庫県(佐用町)の県境にある奥海乢(おねみたわ)の数m南にあります。側の広い路肩に自動車を停めて見えているアスファルト道を上りました。道中、2か所程、閉鎖されていない駐車場がありました。しまった(>_<)
アフリカ原産の帰化植物で、花はうつむいて咲いた後に上を向き、白い綿毛をつけます。森林伐採や山火事の後などに急速に繁殖し、元の植生が戻ると姿を消すため、緑化の一環として植えられることもあるようです。この道路沿いや、ベルピール自然公園<写真05〜10>から日名倉(ひなくら)山頂上<写真15〜18>までの遊歩道の一部に咲いていました。
&アキアカネ♀
あまり数は多くありませんが、アキアカネがいました。メスはオス<写真28>ほど赤くなりません。咲き始めたススキではなく、ベニバナボロギク<写真02>に止まって上目遣いでこちらを見ていました。ちょっと腰をかがめてにらめっこ。かわいいので負けてしまいました(^^♪
より後山から駒の尾山
ベルピール自然公園駐車場には自動車はまだありませんでした。北から北北西方面には、右から岡山県最高峰の後山、2位の船木山、申し訳程度に盛り上がっているが5位の鍋ヶ谷山、3位の駒の尾山が見えました。動画も撮りました。
より駒の尾山&後山集落
駒の尾山の南には、後山集落が広がっています。田んぼは無事だったようで、稲穂が出てもう黄色く見えました。中央奥に見えているヒスイ色のドーム状の屋根が山行後に立ち寄った「愛の村パーク」<写真30>です。
より総検行山
西北西方面には、総検行山(そうけんぎょうさん)が見えました。岡山県(美作市)&兵庫県(佐用町)の県境にある奥海乢(おねみたわ)に登山口があり、岡山県美作(みまさか)市の有志の方々によって整備され、愛の村ビューラインと名付けられた歩きやすい道があります。実は、時間があれば日名倉(ひなくら)山下山後に登るつもりでした。
ベルピール自然公園内には、鐘楼があります。中に入ってまず小さいほうの鐘を見に行きました。「リュバンベール」はフランス語で「緑のリボン」という意味で、心と心を結ぶ「愛の鐘」という意味を込めて名付けられました。右端に駒の尾山、中央に「愛の村パーク」<写真30>が見えています。
いつの間にか、鐘を鳴らすには100円必要になっており、途中の階段に代金を入れる箱がありました。駒の尾山の反対側には、平成24年3月に文化庁のふるさと文化財の森に認定された茅(ススキやオギなどの総称)の群生地「日名倉山茅場」が約10ヘクタールに渡り広がっています。いつも10月10日前後に行くと、真っ白になった穂が風になびいているのが見られます。
中央の白い凱旋門を模した建物がリュバンベール鐘楼です。この風景を「インスタ映え」と言うのでしょうか。「コスプレーヤーの聖地」というのもうなずけます。鐘楼の入口の向こうにはまたしても「愛の村パーク」<写真30>が…もう、回し者と思われても仕方ありません(^_^;)
&オオマルハナバチ♀
コマルハナバチだと思っていたら、首根っこと腹部に白っぽい帯模様がありました。オスはこれがもう少し黄色っぽいそうです。西日本ではある程度標高が高い所でしか見られません。マツカゼソウはアスファルト道から登山道まで断続的に群生が見られました。この周辺はマツカゼソウの階段になっていました。
ヤマアカガエルやニホンアカガエル<写真22>に似ています。背中の2本線が中央に向かって「く」の字に曲がり、水かきが発達していません。中国山地東部で見かけるのはたいていこのタゴガエルです。
ヤマクダマキモドキにとてもよく似ています。一番前の脚の付け根から関節までの部分以外にも脚に赤みを帯びた部分があるので、ヘリグロツユムシと判断しました。オスは上から見ると、胸部に茶色い部分があります。ひらひらと優雅に飛んできて目の前の木に止まりました。
トウキョウダルマガエルやナゴヤダルマガエルに似ています。背中のイボが線状で鼓膜の後ろの模様が長く太いのでトノサマガエルだと思います。池や田んぼにいるイメージがありますが、比較的標高が高い森林にもいるようです。
タゴガエル<写真19>やヤマアカガエルとは違い、背中の2本の線がほぼ平行です。見つかっていないと思い込み、カメラを近づけても動きませんでした。周辺はマツカゼソウ<写真13、14>ロードでした。
ニホンカナヘビよりも皮膚がつるんとして見えます。また、胴体が少し太めです。尻尾が青いのは幼体です。たくさんいましたが、みんなすぐにコンクリートの割れ目などに入ってしまい、なかなか撮れませんでした。
在来種のノコギリソウとは葉の形が少し違い、より複雑に羽状になっています。なぜかここにだけ数株あり、咲いているのはこの1株でした。直径5mm程の小さな花ですが、園芸品種はピンクなど色も豊富で人気があります。
メス<写真25>よりも黒みが強く、腹部はしっかり赤みを帯びています。オスのほうが色合いの特徴がはっきりしてるのでヒナバッタと見分けやすいです。脚の内側のやすりのような部分と翅の外側をこすっているのがカチカチと聞こえました。おもしろかったので動画を撮りましたが、威嚇?
下山後は「愛の村パーク」に立ち寄りました。背後に後山が見えています。ランチバイキング1,080円(税込み)の写真は動画にアップしました。はいはい、回し者で結構です(^^)/
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
当初は「後山キャンプ場」を起点に後山に登るコースを想定していました。ところが、後山キャンプ場に通ずる車道がことごとく通行止めとなっていました。7月28日に後山キャンプ場が営業再開と聞いていたのですが…(*_*; もしかしたら、地元の人しか知らない抜け道があったのかもしれません。
国道429号線で兵庫県境の志引(しびき)峠まで進み、引き返しながらキャンプ場へと北上する道に入ろうとしましたが、2ヵ所で通行止め、愛の村パークからやっと大規模林道に入れました。
しかし、これも東方向は通行止めだったので、駒ノ旺山荘まで行ってみました。中国自然歩道から駒の尾山へという手もあったのですが、先週、見事に崩壊した中国自然歩道を歩いたので、遠慮しておくことにしました。
そこで、数キロ先にある岡山県(美作市)と兵庫県(佐用町)の県境の奥海乢(おねみたわ)を出発点として、 日名倉(ひなくら)山を訪問することにしました。
奥海乢(=希望峠)からベルピール自然公園までは、高度差220mぐらいの緩やかなアスファルト道です。ベニバナボロギクの花やイガ栗など、秋の訪れを感じさせてくれる植物も見られます。
ベルピール自然公園には、凱旋門を模した白い大きな鐘楼があります。インスタ映えするというので、最近は結婚式だけではなく、記念撮影に訪れるコスプレーヤーのための着替え室なども用意され、「コスプレーヤーの聖地」となっているそうです。
この鐘楼には、直径2m、重さ6トンに及ぶ日本最大級のベル「リュバンベールの鐘」があります。リュバンベールとはフランス語で「緑のリボン」を意味します。夫婦愛、家族愛、友人愛、子どもに対する愛など 、心と心を結ぶ「愛の鐘」として設置されています。いつの間にか、このスウィングベルを鳴らすのに1回100円が必要になっていました。やりたい方は小銭持参でどうぞ(^_-)-☆ その音は麓の旧東粟倉村の集落や後山から駒の尾山までの山域一帯に響き渡ります。
また、鐘楼の裏手には、平成24年3月に文化庁のふるさと文化財の森に「日名倉山茅場」として認定された茅の群生地が約10ヘクタールに渡り広がります。全国で13の指定を受けた茅場のうちの一つです。10月上旬から大規模なススキの群生が見られるでしょう。
ベルピール自然公園から日名倉山頂上までは、遊歩道が整備されており、前述のリュバンベールの鐘越しの絶景や岡山県のみならず兵庫県、鳥取県などの山のパノラマ展望を楽しめます。マツカゼソウがたくさん咲いており、かわいいマルハナバチの仲間(刺されることはまずありません)が集まっていました。
日名倉山頂上から岡山県と兵庫県の県境尾根沿いのルートは、頂上周辺のみススキで道がわかりにくくなっていました。GPSや地図アプリを参考に県境から逸れないように歩けば大丈夫です。
このルートを下り切ったところに、「宮本武蔵山牢跡」があります。宮本武蔵の姉、お吟が武蔵を捕らえる囮として幽閉されていた所だそうです。周辺には十国岩など武蔵ゆかりの場所が他にもありますが、3年前に行ったので今回は立ち寄りませんでした。
ここからゴール(奥海乢)まではマツカゼソウやベニバナボロギクを見ながら車道を歩きました。
山行後は近くにある「愛の村パーク」内の「ベールドー」でランチバイキング!(^^)! ここの客入りはいつもと変りないようでほっとしました。
地元産の野菜など鮮度の高い食材と地元が誇る名水「愛の水」を使用しているので、1,080円(税込み)の料理とは思えない満足感(満腹感)を得られます。名物の釜飯はなくなっていたので焦りましたが、すぐに用意していただけました(^^♪
定番のプリンの他、本物の葛を使用しているらしく、弾力がすごい黒糖くずもち(なぜか今回はなし)や、甘さ控えめでさっぱりした手作りゼリー(今回は黒酢のぶどう&ベリー)などデザートもおすすめです。
食後はいただいた割引券で温泉も楽しめ、アフター登山に最適の施設です。豪雨被害が心配でしたが、これからも利用できるとわかってうれしかったです。
短時間ののんびりコースが続いたので、次回はもう少しハードなコースをと考えています。天気や周辺の道の状況をチェックして無理なく楽しみたいです。
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