備忘録「大平温泉から天元台」
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 989m
- 下り
- 909m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:20
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
このコースは,山と高原社の地図には載っていないが,国土地理院の地図には,登山道として記載してあるので,気になって歩いてみた。
大平温泉までの道は,狭く,急こう配急カーブなので,大型車だとすれ違いが難しいので,要注意である。大平温泉で,天元台までの道の状況を聞くと,「歩けなくないけど,〇〇(聞き取れなかった)のところは危ないから初心者は無理だよ。」と言われる。〇〇が気になったが,初心者ではないし,廃道になっていないことを確認すれば,あとは行くしかない。この道を通ることによって,大平温泉からの吾妻山県境尾根(一部)の周回が可能になる。(リフト使用あり。)いきなり大平温泉敷地内の垂直な梯子を登り始める。その後もかなりの急登が続くが,足元は段差がなく滑りやすい上にロープ等もないので,両脇の頼りない草木に捕まりながら登らなければならない。もし,草木が抜けたりしたら,下まで滑落するので,緊張が続く。ブナの木の標識までで急登は終わるが,そこからも歩きづらい道が続く。(道形はしっかりしているので,迷うことはない。)やがて,明神沢を渡って,少し登ると天元台からの林道に出るので,林道を右方向に暫く歩いていくとリフト乗り場に着く。稜線は,ガスで展望はなく,残雪もあったりして寒かった。人形石付近で数人の登山者を見かけたが,その後は,登山者とすれ違うことはなかった。藤十郎分岐からママ河原までは,緩やかな傾斜の道で,2か所ばかり,倒木で道が塞がれていて,迂回を要したが,道は明瞭で歩きやすかった。ただ,国土地理院地図に記載されている1520メートル付近から直接大平温泉に至る登山道は,完全に消滅していると思われ,分岐地点は確認できなかった。過去にここを下った記録もあるが,その時点でも,かなり不明瞭であったらしい。この道を進んで遭難したかどうかは分からないが,自分が下山後に,大平温泉上流の滝の付近で道迷いによる遭難事故が起きていたことを知った。水場を過ぎると道は沢に下るようになり,暫くすると,開けたママ河原に着く。その後,山の急な斜面を巻く感じで進むが,やがて緩やかな道になり,紅葉を楽しみながら歩いていると,いつの間にか,不忘閣ヒュッテ跡登山口に出てしまった。自家用車では,大平温泉まで入れないので,車をおいた不忘閣ヒュッテ跡からの周回コースと言った方が正しい。
(追記)
備忘録「安達太良山,霧降の滝コース」
廃道とされている道として,安達太良山の塩沢温泉先の八幡滝から僧悟台までの沢コースがあるが,実際には歩かれているようなので,本年7月に久しぶりに訪ねてみた。八幡滝前には,廃道と記載した看板があるが,左岸に今でも鎖が設置されており,利用すれば誰でも滝上まで上がることができる。その後は,ナメ状の滝沿いに登っていくのだが,はっきりとした道があるわけではない。(自分は,滑滝上を歩いていたので,確認していない。)中の滝まで来ると,左岸(右側)に巻道がある。巻いてからもナメ状の滝沿いに歩いていくと,お目当ての霧降の滝が現れ,滝下まで行ける。登山道は,滝の直前から左岸(右側)の急斜面にジグザグについているのだが,やはり,草等で分かりづらい部分があるので,足元をよく確認しながら登る。急登が過ぎ,なだらかな道を少し進むと,箕輪山の望める僧悟台の広場に出る。山と高原社の地図では,左岸の中腹を巻くような登山道になっているが,実際は沢に沿って歩き,霧降の滝から僧悟台に向けて急な登りとなる。(また,霧降の滝と表記がある滝は,中の滝の誤りなので,国土地理院地図で確認のこと)現在でも,注意を払えば,登れないコースではないので,何とか沢コースとして再度整備されるのを期待したい。
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