ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1580644
全員に公開
ハイキング
近畿

伊勢山上 / 行場で自己責任スリリング山行!

2018年09月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:41
距離
3.5km
登り
288m
下り
289m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:20
休憩
0:18
合計
2:38
10:54
10:55
12
11:07
11:13
39
11:52
11:58
23
12:21
12:26
6
12:32
12:32
25
12:57
裏行場出口
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飯福田寺の山門前に無料駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
行場なので危険箇所だらけ。クサリ場も一般登山道ほどユーザーフレンドリーではない。行かれる方は自己責任でどうぞ。
飯福田寺(いぶたじ)の山門。駐車スペースでもある。
2018年09月11日 10:03撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
9/11 10:03
飯福田寺(いぶたじ)の山門。駐車スペースでもある。
お寺で注意事項を聞き、入山料(1人500円)を払います。
2018年09月11日 10:10撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:10
お寺で注意事項を聞き、入山料(1人500円)を払います。
さあ出発。正面の石段を登ります。
2018年09月11日 10:20撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:20
さあ出発。正面の石段を登ります。
行場入口。必ず受付をしてから入山するようにとの注意書きがあります。
2018年09月11日 10:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:22
行場入口。必ず受付をしてから入山するようにとの注意書きがあります。
最初の行場、油こぼし。雨の後は濡れて滑る。
2018年09月11日 10:28撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 10:28
最初の行場、油こぼし。雨の後は濡れて滑る。
岩場には迂回路があります。でも迂回路も岩場。
2018年09月11日 10:34撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:34
岩場には迂回路があります。でも迂回路も岩場。
鐘掛岩の岩屋本堂。妻が呆然と何かを見ています。
2018年09月11日 10:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:35
鐘掛岩の岩屋本堂。妻が呆然と何かを見ています。
鐘掛岩はボルダリングで登る岩でした。ちなみにその後は垂直のクサリ場を登ります。
2018年09月11日 10:36撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 10:36
鐘掛岩はボルダリングで登る岩でした。ちなみにその後は垂直のクサリ場を登ります。
鐘掛岩、遠くから見るとこんな感じ。お堂の右側に登り、そこからさらに岩のてっぺんによじ登ります。
2018年09月11日 11:51撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 11:51
鐘掛岩、遠くから見るとこんな感じ。お堂の右側に登り、そこからさらに岩のてっぺんによじ登ります。
妻は大苦戦。当然落ちたらタダではすまない。結局途中であきらめて迂回路へと戻って行きました。
2018年09月11日 10:40撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:40
妻は大苦戦。当然落ちたらタダではすまない。結局途中であきらめて迂回路へと戻って行きました。
抱付岩。どうやって登るのか皆目見当がつかない。
2018年09月11日 10:48撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:48
抱付岩。どうやって登るのか皆目見当がつかない。
でも登ってみたら意外と登れるもんです。
2018年09月11日 10:51撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
9/11 10:51
でも登ってみたら意外と登れるもんです。
行場じゃないとこでも岩場は多い。
2018年09月11日 10:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 10:55
行場じゃないとこでも岩場は多い。
しばらくは快適な尾根道。
2018年09月11日 11:02撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 11:02
しばらくは快適な尾根道。
一応山頂になるのかな?大天井(370m)到着。妻は大天井岳Tシャツです。
2018年09月11日 11:16撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
6
9/11 11:16
一応山頂になるのかな?大天井(370m)到着。妻は大天井岳Tシャツです。
後半は高度感のある岩の連続。
2018年09月11日 11:35撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 11:35
後半は高度感のある岩の連続。
とっくに見えるあの岩ももちろん登ります。
2018年09月11日 11:54撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 11:54
とっくに見えるあの岩ももちろん登ります。
垂直の岩場をクサリを頼りに下ります。
2018年09月11日 11:55撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
2
9/11 11:55
垂直の岩場をクサリを頼りに下ります。
王蟲の背を思わせる巨大な岩、飛石。
2018年09月11日 12:01撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 12:01
王蟲の背を思わせる巨大な岩、飛石。
表行場のラストは苔むした石段。
2018年09月11日 12:22撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 12:22
表行場のラストは苔むした石段。
裏行場の入口。いきなり油こぼし。
2018年09月11日 12:38撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
9/11 12:38
裏行場の入口。いきなり油こぼし。
獅子ヶ鼻の頂上。
2018年09月11日 12:48撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 12:48
獅子ヶ鼻の頂上。
行者さんはあの先で捨身行をされるのだとか。
((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
2018年09月11日 12:48撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 12:48
行者さんはあの先で捨身行をされるのだとか。
((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
獅子ヶ鼻からの下り。あとは10分ほど登山道を下りたら満願成就です。
2018年09月11日 12:54撮影 by  DSC-RX100M2, SONY
1
9/11 12:54
獅子ヶ鼻からの下り。あとは10分ほど登山道を下りたら満願成就です。

感想

期せずして夫婦で明け休み・2連休と2日間空くことになった。せっかくなので山歩きをかねてどこかに泊まりに行こうかということになり、あちこち検討した結果、以前ガイドブックでみかけて気になっていた三重の伊勢山上に行くこととなった。
伊勢山上は、おなじみ役小角によって開山された霊場で、数々の巨岩・奇岩からなる広大な行場が特徴である。元々は修験者のための修行の場であるため、その行場は一般登山道のクサリ場のようなユーザーフレンドリーなものでは決してなく、命の保証はない前提で自己責任で入山せねばならない。
前日は夜勤明けで三重まで移動。午前中の豪雨の影響なのか西名阪でトラックが事故っててめっさ渋滞引き起こしてた。雨雲を追いかけるようにして名阪国道を東へ走り、夕方には津市の磨洞温泉・涼風荘に到着。
この宿は洞窟風呂や、磨き砂の坑道跡を利用した地底座敷などパラダイス感のある宿で、なかなか面白かった。夕食は松阪牛に海鮮BBQ。美味かった。

2日目は宿から伊勢山上へ移動。目的地を目の前にして通行止めに出くわし、クッソ狭い酷道を延々迂回させられたりしてこっちもかなりのアドベンチャーだった。
そんなこんなでせっかく早めにチェックアウトしたのに予定よりもだいぶ遅くに伊勢山上・飯福田寺(いぶたじ)に到着。
山門の前の駐車場に車を置き、お寺でご住職から注意事項を聞いて入山料500円を払う。本堂の正面にある石段を登って薬師堂の左にある鳥居から行場へ向かう。
しばらく登ると傾斜角70度はありそうな岩の壁にぶち当たる。最初の難所、油こぼしだ。岩質は本来ならフリクションが効いて登りやすそうな感じであるが、雨の後なので濡れて滑る滑る。丁度いいところに役行者像があるので思わず踏み台に使いそうになるところを、祟られてこの先の難所で厄災に見舞われてもかなわんのでぐっとガマン。クサリに頼ってなんとか登り切る。

次なる行場は伊勢山上最大の難所といっても過言ではなかろう、岩屋本堂のある鐘掛岩である。元は球状の岩だったような感じだが、中腹からまるでオオグチボヤのようにえぐれて崩落しており、その中にお堂が建っている。見た目のインパクト抜群の岩だが、難易度も抜群。まずはお堂の右側から岩の出っ張りをスタンスやホールドにしてボルダリングのようによじ登る。やっとの思いでボルダリングを終えると、今度は高度感ハンパない垂直のクサリ場を伝って岩のテッペンへと登らねばならない。オレはどうにか登りきったが、ひるねはボルダリングの途中であきらめて迂回路へと戻って行った。
続く抱付岩は、パッと見はどうやって登るのかちょっとわからなかったが、実際に抱き付いてみると丁度いいところに手の引っかかる穴が開いていて、意外とサクサク登れた。そこから少し登り、小天上のピークを越えると、しばらくは快適な尾根歩きとなる。

15分ほど尾根を行くと、このルートの最高地点である大天井(370m)に到着する。行者像と看板があるので一応の山頂感は得られる。
ここでルートは折り返しとなり、後半の岩場めぐりが始まる。
亀岩から始まる後半戦は、高度感のある岩尾根の連続だ。どの岩もフリクションは効くのでへっぴり腰にならずにしっかりと靴底に体重を載せて歩けば登ることは難しくはない。問題は下りで、どの岩も真っすぐ反対側へ降りるのであるが、どこも一筋縄ではいかない下りばかりで、エクソシスト状態で下りていったり、足元が見えずスタンスがとらえられずパニックになったり。飛石からの下りのクサリは最初の第一歩を踏み出すのにけっこう勇気が必要で、ひるねもけっこう時間がかかっていた。

ラストの苔むした石段を下ると表行場は終了。飯福田寺へ戻りご住職に下山の報告をする。それから裏行場へ。裏行場は下山の報告はいらないそうで、表行場をクリアした人なら問題なくいけるっしょということなのだろうか。
駐車場をすぎて橋を渡り、少し川沿いに歩くと裏行場入口の鳥居がある。鳥居のすぐ向こうがいきなり油こぼし。鳥居がなければただの川沿いの岩崖である。フツーはここが道だとはちょっと考えない。
油こぼしからちょっとしたピークをすぎて、大きな一枚岩、獅子ヶ鼻に登る。獅子ヶ鼻の先端は崖になっていて、修験者さんが捨身行などをするのだそうな。
獅子ヶ鼻から長いクサリ場を下るともう後は普通の登山道。すぐに裏行場の出口につく。

表行場2時間、裏行場30分で回りきった。すべて回ると満願成就なのだそうな。
「やったー、満願成就」
「全部クリアしたオレはともかく、鐘掛岩パスしたからMission failedなのでは?」
「いや、無事にゴールすることが願いやったから叶った」
「無事ゴールが願いで、回り切ったら成就。タマゴが先かニワトリが先かみたいやな」

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1673人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら