恵那山断念し馬籠宿へ

2018年09月16日(日) [日帰り]

• GPS: 03:15
• 距離: 9.5km
• 登り: 306m
• 下り: 464m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:58
• 休憩: 0:18
• 合計: 3:16

9:19 スタート地点
9:29 9:32 馬籠宿
10:27 10:29 馬籠峠
11:50 12:03 妻籠宿
12:35 ゴール地点

馬籠宿北端から妻籠宿南端まで約7・6キロのようです。アップダウンしますが，大したことはありません。山道，石畳道，舗装道，ごく一部車道ながら絶好のハイキングコースです。

天候

小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬籠宿無料駐車場利用

コース状況／危険箇所等

馬籠宿から妻籠宿まで（7・7キロ）旧中仙道（東海自然歩道）をハイキングしたので安全は勿論，よく管理された散策道でした。

その他周辺情報

ルートイン恵那に宿泊。安くて朝食が充実。館内は部屋着でレストラン，大浴場に移動でき，くつろげました。初めて利用しましたが，結構気に入りました（私は同社とは全く関係ありません（笑））。

写真

2018年9月16日は前日から雨で当日も小雨。林道ゲートの道から雨水が流れています。午前5時過ぎの駐車場は1台のみ。まあ，大丈夫かと出発。

広河原登山口の木橋が流されていました。流れ早く迷わず断念。戻る途中5名の方と出合いました。事情を説明しましたが，御一人は裸足で渉るとか言っておられました。体力があれば渡れるのかな。

今度は神坂峠へ。恵那山トンネル通っても1時間かかりました。峠に通じる山道（15キロ）は細くて蛇行していて，なかなか峠に着きませんね。登山者用駐車場には6台あり，満車。下見だったので，もう帰ります。

こんなこともあろうかと，雨なら馬籠宿に行こうと決めていました。早かったので無料駐車場に余裕で停められました。これからの写真は旧中山道のものです。山行とは関係ありません。

旧宿場町の雰囲気が。沿道は食べ物屋さん，土産物店，地場産の木工品店が軒を連ね，楽しめます。岐阜はなんと言っても五平餅，栗きんとんですよね。

馬籠宿のはずれに展望台があります。馬籠宿の沿道は約600メートルです。残念ながら恵那山は望めません。逆に綺麗に見えたら，悔やまれます。

ほんとは馬籠宿だけで帰ろうと思っていたら，妻籠宿まで7・6キロの表示。小雨だったんで，この距離をテクテク歩くのはどうかなと迷いましたが，時間もあったんで思い切って歩くことに。

旧中山道なんですが，車道と並行しているので，途中で何度か車道を横切ったりします。一種の渡渉ですね。

石標　雰囲気もたっぷり。

山道なんでクマが出るとの警告があります。この鐘はクマよけの鐘で，ちんと鳴らすと大きな音がします。
単なる魔除けかと思っていたら，後にも設けてあり，時々他の人が鳴らした鐘の音がしてきます。人が来たことをクマに知らせる機能があるのです。

十返舎一九の狂歌碑が。「渋皮の　むけし女は　見えねども　栗のこわめし　ここの名物」　文学的素養はゼロですが，この句の意味はわかります。楽しいハイキングコース。

途中トレイもあって，もてなしは最高です。

極めて頻繁に案内表示があります。妻籠宿までの距離が書かれています。

木板で作った歩道。結構新しいです。観光客用に整備している感じです。

なんで中仙道で「ケルンやねん」と叫びたくなります。

途中でこんなのもいます。

「秋の日のコスモスの・・・」とうたいながら歩いています。連坦する民家の植え込みの花々が見られます。

途中には旅籠もあります。営業している感じです。

出くわした水車小屋。動いていません。昔のままということか。ここは前の道は舗装されています。

大妻籠という宿場に出合いました。建物は少ない。

ようやく妻籠宿南端の市営有料駐車場へ。あまり車はありません。午前中は小雨模様で観光客は少なめでしょうか。

妻籠宿の沿道の長さは約1キロです。馬籠宿より長いです。沿道には，同じように食べ物屋さん，地場産業の工芸品店などで賑わっています。

ここからが宿場の始まり。人は少なそうですが，入っていくと結構なお客さんでした。外国人の方も多いです。こういう日本的なものが好きなんです。

三度笠と作るおばさん。観光用でしょうか。

木工品のお椀，お盆類。

本陣。今は博物館でしょうか。

妻籠宿は昼に着いたので，帰りは地域バスで馬籠宿まで戻ってきました。時間があったので，おまけで恵那峡の遊覧船に乗ってきましたV

感想

makotomoto

2年越しで考えていた恵那山だったんですが，今年の悪天候の影響を受け，もしダメならと馬籠宿観光を計画していて正解でした。昔の宿場町の町おこしというイメージしかなかったんですが，実際そのとおりながら，意外と楽しめます。天候が回復してくるとお客さんも増え，雰囲気は最高。人がいないと観光地も寂しいですから。中仙道を歩いていると登山者に多く出合いました。見たらわかります。私と同じように山行を諦めて中仙道歩きをしているのは見え見えです。外国人の登山者も多かったです。妻籠宿と馬籠宿間の移動はバスでも往復できますので，いずれかに車を停めて片道ハイキングできます。更に時間があって，恵那峡へ行き遊覧船の乗り，翌日帰宅日は，岩村城跡，岩村の町並み（朝ドラの舞台）なども見学できた充実した「山行」でした。来年リベンジしますが，もしダメだったときはもうこの手は使えません。