八ヶ岳山麓 西岳ピストンを編笠山周回に変更…登り納め
- GPS
- 07:05
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,282m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
・8:15 不動清水
・10:25 西岳山頂(35分休憩・昼食)
・11:00 西岳山頂出発
・11:45 青年小屋
・12:15 編笠山山頂(5分休憩・撮影)
・14:40 不動清水(分岐:道中休憩10分含む)
・15:00 ゴルフ場駐車場帰着
天候 | 晴れすぎて、ガスが… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・この季節はゴルフ場が休んでいるので停められるスペースが沢山有ります ・トイレは不動清水の脇に建物がありました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口は-5℃でしたが、アプローチで凍結しているところありませんでした(車道に雪はありません) ・今日はノーマルタイヤ+4駆で問題ありません ・西岳までの登山道で危険な処はありません。(今日の処はです) ・西岳〜青年小屋までの登山道は雪は少し深いですがアイゼンは不要でした。スパッツも私はしませんでした(ズボンによりますね) ・青年小屋〜編笠山頂〜下山道岩場。今日の処中途半端な雪の量なので岩場ではアイゼンは利きません。 岩場の後の樹林帯はアイゼンを装着した方が無難です。着けたり外したりめんどくさいですが、安産第一で。 ・すぐそばの鹿の湯でお風呂をいただきました(サウナが広くてお勧めです)600円 |
写真
感想
登り納めをするために、一日早く仕事を切り上げ日帰りで行ってきました
クリスマス寒波で、降る処ではだいぶ積雪をしたようなので
基本雪山はやりませんから、行ける範囲がだいぶ狭まったと理解して物色。
アプローチに心配の少ない山域の情報を吟味…奥多摩、秩父は年明けも行けるし
富士見高原からなら、スタッドレスも不要なようなので今年3回目八ヶ岳へ(西岳)
西岳は初めてですが、多少雪があっても入門コースですから…きっと大丈夫(のはず)
行ってみると、ホント雪が少なくてほぼ夏道でポンっと山頂に着いた感じです。
残念ながら、南アはガスが掛かり遠望は利きませんでしたが、「小広場」では
キボシと旭岳のトンガリ加減は絶景でした。
山頂で単独の先行者の方と幾つか言葉を交わし、「周回するんですか?」と尋ねられ…周回?確かに編笠山経由で駐車場に戻れるけど
時間をみると11時前だし…雪もこの程度なら行けそうなので「行けちゃいますね」と返事を返し、食事をしながら地図とにらめっこです。
編笠山は富士見平から2回ほど行っていたので、あまり興味は無かったのですが
源治新道は行ったことがないので気持ちが高まってきました。
カップめんとおにぎりを戴き、11時前にスタート。先ほどの方に再び声をかけると
「私はピストンで…」あれ?行かないの?「お気をつけて」…
また一人旅です。
しかし、トレースもしっかりあり雪は先ほどよりは深くなりましたが、踝までいかないかですから問題ありません。
11月下旬に夜叉神から薬師に行った時は膝下までありましたからと、自分に言い聞かせます(笑)
多少のアップダウンはありますが、雪質もよくて非常に歩きやすく感じました。
ザクザク行くと見慣れた風景が現れます。青年小屋のテン場に着き一安心です。
お二人ほど休まれていて、これから設営と言う感じでしょうか?
ここから先がチョット厄介かな?と思っていた岩場です。
ストックをしまい、手袋を3層にして転んでもだいじに至らないようにして行きます。
夏場ならピョウピョン跳ねるように行ける楽しいゾーンなのに、今回は過酷でした。一つ一つ慎重にツボらないように時間をかけました。
岩場が終わると、おそくまで雪が残る樹林帯へ。ここでアイゼン着けたら良かったんですが、距離も短いし大丈夫と判断し行きます。
しかし長く感じました。ハエマツにしがみつきながら何とか頂上へ
山頂は西岳と打って変わって風が強く、長く風景を楽しめる環境ではありません(もちろん一人もいません)
それでも、動画や写真を撮ってこの時期ならでは絶景を楽しみました。
南アは相変わらずハッキリと姿を魅せませんが、八ヶ岳の峰々はそれは美しく来てよかったと思える瞬間でした。
後ろ髪を引かれながらも、下山します。富士見平を降りる分岐を右手に見て左側の岩場を行きます。
ここも手ごわかった。南斜面に面しているので融解した雪が再結晶化され、処どころ氷の小さなテーブルが出来ています。
岩場を丁寧にグリップする部分を見つけて樹林帯に逃げ込みます。
ここでアイゼンを着けて安全を確保して進みます。
ところがこのルートにはトレースがありません。クリスマス寒波で多少なりとも隠されてしまったようです。
獣のトレースは至る所にあるのですが…(苦笑)
でもそこは八ヶ岳山麓です。マーカーが適当な間隔で着いていて、冷静に見つければ迷うことは…ないと思います…何度か必死に探しましたが(笑)
アイゼンを外し、雪が消えると何時もの八ヶ岳の雰囲気を楽しめます。
林道を幾つか横切ったら、駐車場はすぐそこです。
この時期に2500mを超える頂に立てるとは、思ってもいませんでした。
それだけ雪が少ないのでしょう。でなければ決して私は近づきませんから。
困ったときの八ヶ岳山麓。そして、いつ来ても期待を裏切らない絶景。
懐の深さは日本一だな〜。また好きになりました。
今年最後の締めくくりは、少しハラハラドキドキしたものとなりました。
最後までご拝読戴ありがとうございます。
来年も「楽しさ」を求めて、何処かの山に出向きたいと思います
はじめまして。
同じような時刻にスタートされたのに、編笠山まで行かれたのですね。
編笠山からの絶景、行けなかったけれどnaotosasさんの写真で楽しませていただきました。
ありがとうございます!
西岳から見えていた編笠山は地図で見たよりも大きくて、どっしりしていて…、私もいつか、この先まで歩いてみたいなあ、と思います。
「雪山はやらない」と仰ってますが、もうしっかり雪山ではないですか…。
八ヶ岳、色々な表情を持っていて、本当にどこから眺めても格好いいですね。
「懐が深い」って表現がぴったりです。
今年も素敵な山行ができますように!
ikuzouさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
ゆ、雪山はやってません
家族との約束で雪山は危険なので厳禁なんです。(家族はそう言い続けてます)
ですから、ピッケルも8本爪以上のアイゼンも持っていませんし
スタッドレスも、厳冬期用のブーツもありません。
山に行かせてもらっている身なので…
ただ、今回のようにたまたま出かけた山に、雪が少々あった際には無難に対応できる装備は身に着けて行きますよね
雪をまとった山々の姿が美しく、行きたくなるのは事実です。
しかし、安全第一。家族のもとに無事帰るのが何度山行を繰り返しても、最低最大の目標でもあります。
安全に留意され懐深い核心部に是非 訪れてみてください。
お勧めは一寸遠いですがキレット越えのルートは変化に富んで、静かでいいですよ
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