北海道アウトドアフェスティバル2018inルスツ
- GPS
- 09:48
- 距離
- 61.1km
- 登り
- 3,613m
- 下り
- 3,612m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
どろんこ大会 |
写真
感想
北海道アウトドアフェスティバル2018inルスツのトレイルラン60kに出場しました。
60kmのややロングレースですが、トレイル率は低く全体的に高速コースです。
林道区間が長く、残りもロード、送電線の巡視路、スキー場のアップダウンと、良く言えば環境への負荷が低く、悪く言えば質の低いトレイルコース。
おんたけの林道100kmなんかも楽しいといえば楽しいので、参加費が高すぎなければ、低コスト運営の大会ということでアリでしょう。
あまり高速コースは好きではないのですが、住まいから近く、気軽に参加できるため参加することにしました。
前日の望月将悟さんのトークショーも目当てでした。
1月前の北海道マラソンで撃沈し、トレーニング不足を実感していたところなので、装備を検討してギリギリまで削ることもなく、むしろ動けなくなったときのバックアップを考えていたので、装備重量は他選手の方々より1kg以上は重かったと思います。
結果的には足が止まることもなく、20位前後のゴールです。
出走数はおそらく100人程度なので前から2割。体ができていれば、相性が良いレースで上位1〜2%、悪いレースで10%ぐらいの成績なので、まぁ悪い、でも壊滅的というわけでもないし、いいトレーニングになったので良しとしましょう。
実は計測機器の紛失によるロスが12分あって、そのロスと装備の見直しだけで上位15%ぐらいにはなったと思います。
コースは前半1/3で国道の北側をまわりスタート地点に戻り、後半2/3で国道の南側をまわります。
前半はスキー場上り、林道下り、ロード下り、登山道上り、登山道下り、スキー場下り。
後半はロード林道アップダウンからの送電線巡視路、林道林道ロード林道のスキーダウンアップダウンアップダウン。
こうしてみると、殆どトレイルらしいトレイルがないです。
レース展開としては、己のポテンシャルが不明なので序盤は抑え気味。
前日降り続いた雨のため林道以外の路面状況は最悪です。
林道も水たまりが多く、誘導人がいる手前ででかいの踏み抜いてしまいました。
教えてよ!(後続には教えてたが・・・)
それも関係なくなるぐらい、その後は泥にまみれました。
尻別岳への上りの登山道は急斜面で、ロープを使わないと登れないぐらい。
何度か滑り落ちました。(靴も減りすぎて悪かった。)
登り始めでストックを出すというタイミングは良かったと思うのですが、上のほうでは邪魔に感じることも多いぐらい急勾配と、倒木でした。
もうすぐ行程の1/3ということで計測器であるeCardを紛失しました。
http://www.orienteering.com/~emit/emitdata/20080906%20EMITseminor%20document.pdf
これはオリエンテーリング用の計測器で、たぶんずっと手に握って走るのが本来の使いかたでしょう。
オリエンテーリングは長くて1時間程度で終わるのですが、トレランではそういうわけにはいきません。
かといってジップできるポケット数は限られています。
とはいえ早々落とすものではないから、序盤は気をつけて、明るくなったらライトを入れておいたポケットに入れ直そうと思っていたのですが、入れ直そうと思ってみたらなくしていました。
eCardを使うと聞いた時点で無くしそうだなと思っていたのですが、案の定なくしました。
ここで"レース"は終了。
トレランでの計測がそもそもeCardの用途と違うので、紛失のリスクはやむなしかなと最初から割り切っていたので仕方ないです。
今後二度と使わず、しかも30分前に渡されるeCardを絶対なくさないような装備の整え方も難しい。
嫌ならそんなレースには出るなってことです。北海道には他にレースも少ないし。
紛失したら1万円とのことなので、仕方ないので探しに戻りました。
運良く拾ってくれる人がいたらファンラン気分で復帰できます。
一応その場にいた運営の方には伝えたのですが、ここの運営の対応が意味不明で、探す前に受付にいけという。
受付ってスタート地点?徒歩で?それをやったら本当におしまいなんだが。
1万円払わなくていいし、代替えの計測器を渡しますよということなら従うけど、誰の判断か、後の処置も決まっていない状態で従えってのは意味不明です。
10分前に林道で行動食を食べたタイミングで紛失したとわかっていて、時間が経つほど発見できる確率が落ちるため、無理です。
幸いにして、後続の方(111番さん)に拾ってもらえて、すぐに復帰できました。
あとでログを調べてみたら12分のロス。感じたより少なかったです。
その後はやる気半分で気楽に楽しく走りました。
体力も不安なので潰れないようにしっかり食べながら。
直前の天気予報がはずれ、5時までにあがる予定の雨が2時間ずれこみましたが、念の為レインウエアも着ておきました。
終わってみれば終始着ずに終えられる天候でしたが、念の為です。
アップダウンを終え送電線巡視路に入る頃には雨が上がりましたが、路面は泥でぐちゃぐちゃで、そこを沢山の人が通るものだから道は崩れてしまいます。
送電線の巡視路はもともと北電の方が維持管理に使用するものなので、刈払いはしておきますが、路面は固くありませんし、路線も送電線の真下を無理やり通していますので、アップダウンも異常で、大勢が通行して保つ構造にはなっていません。
そこを走るものだから巡視路は壊滅的に破損してしまったけど、よく北海道電力から使用の許可がおりたなあと思いました。
お待ちかねのツツミの沢川の遡上は、地図で見て想像した沢登りコースではなく、沢沿いの林道でがっくりしました。
このレースは上り傾斜のある林道でどれだけ走り続けられるか。そして最後のスキー場アップダウンで足を潰しながらもスピードを落とさないでいられるかが肝みたいです。
荷物はできるだけ軽く。カロリー計算は林道中心なので少なめでいい。エイドは前半組ならバナナが確実にあるので、その分は差し引いてもいいでしょう。
(でも塩はなかった。定番必須品が無い場合もあるので、初参加のレースは攻め込めません。)
林道が終わったら、あとは流れでいくだけです。
スキー場の下りも登りも、足が残っているかどうかで決まります。
スキー場のあとに林道ならそうとう抑えないといけないわけで、コース構成はやりやすく作ってる感があります。
スキー場を終えたら残り3.1kmと言われましたが、そこからどう地図を見ても4kmはあるのはご愛嬌。
そしてバテているわけではないのに30分以上かかるぬかるみコース。
往路でも走りましたが、帰路は30kmと15kmの選手たちにも踏まれ、田植えモードでした。
この区間は昨年まで湿地帯コースと呼ばれる沢筋を通っていたそうですが、それが評判悪くて苦労して作った迂回路らしいです。
その苦労の甲斐なく、湿地帯コースより評判が悪かったです。
程よく追い込んだ疲労で、結果はともかくトレーニング的には最高でした。
ゴール後でそこかしこから、きついきついという声が聞こえたけれど(30km組からも?)、内地には短い区間でアップダウンが激しくほぼ走れない(そこを無理やり走る)レースがあるので、これできつい部類に入るなら北海道ではトレランは流行ってないのだなと感じたところ。
競技者人口が少ないからレースがないというのもありそうですが、レースに使えるトレイルが少ないのもあるでしょう。
もともと大勢が歩く道ではないから、多人数が走って耐えられる登山道が少ないし、今回のところは泥炭で崩れやすい土質。
火山周辺はそんなものですが、日高山系とか登山道自体ないですし。
ですから、60km確保するためには、林道中心になるし、つなげるものなら送電線巡視路を使う以外なかったのでしょう。
そもそもちゃんと土が慣れていない部分に笹を刈ってさぁ走れとやるもんだから、足場はものすごく悪いし滑ります。
そのへんは質が悪いというか、内地よりきつい部分ですが、少なくともこのレースはアップダウン自体は少ないですし、他に有名なロングレースの大雪トレイルなどは、これよりもっとアップダウンがありません。
十勝岳トレイル in かみふらの・びえい という55kmのレースもありますが、こちら更に高速コース(ほぼ林道?)です。
計測方法もコースも微妙だけど、来年出るとしたらやっぱりルスツの大会かな。
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