記録ID: 1599393
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ハイキング
東北
秋田県大館市：石の塔
2018年08月21日(火) [日帰り]
青森県
秋田県
kmbiketrek
- GPS
- 16:00
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 335m
- 下り
- 325m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
06:13大館市街地出発
06:45田代大橋東で右折
07:25県道68号線分岐で左折
07:58山瀬ダム案内看板前右折〜右折×2で橋を渡る
08:28ススキの峠で毒抜き休憩
08:52石の塔案内看板前十字路
08:59真ん中の悪路を行く
09:05崩落箇所
09:20倒木で伐採場跡行き止まり
09:35引き返しつつルート確認
10:02案内看板前に戻る
10:17左の未舗装車道へ進む
10:28石の塔登山口、登山開始
10:55毒抜き休憩
11:01再出発
11:13尾根へ左折〜急登
11:18なだらかな道に
11:30笹薮＆急登の連続
11:42石の塔
12:19下山開始
12:44尾根から右折
13:12下山終了
13:16出発
13:20案内看板前
13:53五色湖キャンプ場で水分補給
13:58再出発
14:18県道68号線分岐右折
14:50国道7号線から回り込む
15:02「ゆっぷら」
16:22出発〜県道68号線南下
16:37国道7号線東進、帰路
06:45田代大橋東で右折
07:25県道68号線分岐で左折
07:58山瀬ダム案内看板前右折〜右折×2で橋を渡る
08:28ススキの峠で毒抜き休憩
08:52石の塔案内看板前十字路
08:59真ん中の悪路を行く
09:05崩落箇所
09:20倒木で伐採場跡行き止まり
09:35引き返しつつルート確認
10:02案内看板前に戻る
10:17左の未舗装車道へ進む
10:28石の塔登山口、登山開始
10:55毒抜き休憩
11:01再出発
11:13尾根へ左折〜急登
11:18なだらかな道に
11:30笹薮＆急登の連続
11:42石の塔
12:19下山開始
12:44尾根から右折
13:12下山終了
13:16出発
13:20案内看板前
13:53五色湖キャンプ場で水分補給
13:58再出発
14:18県道68号線分岐右折
14:50国道7号線から回り込む
15:02「ゆっぷら」
16:22出発〜県道68号線南下
16:37国道7号線東進、帰路
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
民家だか民宿だか不明だが、山瀬ダム管理事務所手前の家で飼われている犬は放し飼いされていて吠える様なので、早々に過ぎ去る。暫く右手の山瀬ダムやその向こうの400〜600m級の山々の眺望を楽しみながら北上を続け、山瀬ダムの三本指の内、西の端の指から右折して田代岳大橋を渡ると、突き当りのT字路の正面に案内看板が立っている。そこを右折して五色湖キャンプ場を過ぎ、左にカーヴした先でまた右折して公衆トイレ先の橋で真ん中の指を渡り、渡った先でまた右折。ここまでは各所に看板やピンクのガイドテープが有るのでそれらの指示に従い乍ら進めば良い。その先も幾つも分岐道が出て来るが、全て無視して構わない（この辺りの描写は省略した方がむしろ判り易いだろう。ピンクのガイドテープも所々巻かれている）。道は未舗装になるが路面状態は比較的良好で傾斜もきつくない為、自転車でも楽に行ける。但前半は結構下り坂が多いのが気になる。楽で良いのだが、その分帰り道で上り坂を上らねばならないのだ。うへぇ。 道なりに進んで行くとやがて公衆トイレの有る変則的な十字路に出る。案内看板の表示は判り難く、道は4本延びているのに3本しか書かれていない。また所要時間の計算も合っておらず、混乱する。誰がこんなデザインを考案したのだろう（大館市内にはこの種の「分かる人にしか分からない」案内や表示が沢山有る。基本的に不特定多数に向けて情報を発信するのが苦手な土地柄なのだろう）。前方に延びる3本の道の内、右の未舗装車道は陣内林道に通じる道（ここから縫戸山まで行ってみたい衝動に駆られるが、どうせ途中で崩落や薮化等で通行不能になるか、通行止めの看板が立っているのは容易に予想出来る。今回は我慢）。真ん中は深い轍と雑草と落ち枝とぬかるみの所為でやたらと状態の悪い道で、伐採場跡に続いている。左の道は地理院地図にも『大館トレイルガイド』の地図にも記載の無い、状態の良い未舗装車道。 さてここで問題なのだが、これまでの数々の痛い記憶から、私は地図が教えてくれるところには極力従おうと心掛ける様になっていた。地理院地図にも『ガイド』の地図にも、石の塔へ通じる道は「内町沢」の左岸を通る徒歩道であると記載されている。沢の左岸へ通じているのは真ん中の道だ。私は地図の指示に従って、「夏越山林道」の柱標の立っている真ん中の道を進んだ（後で気付いたが、ピンクのガイドテープもこの道に巻かれていた）。 やたらと状態の悪い道は200m程先で沢の傍で崩落しており、自転車を押して進むのにも慎重さを要する。その先は大規模な伐採場跡になっており、縦横に作業道が入り乱れているのでどれを辿って行けば良いのか判らない。取り敢えず成る可く沢に近い道を選んで進んでみるが、重機用なので歩き難いことこの上無い。やがて伐採場は大きな倒木で行く手を塞がれて終了。何処かに沢の右岸に出る道が有る筈だが周囲一面薮化していて踏み跡なぞ見当たらない。諦めて引き返しつつも沢沿いや対岸にそれらしき痕跡が無いかと探してみるが徒労に終わる。 （この迷走部分のルート図は大分適当である。） 十字路まで引き返して休憩しつつ再度地図と睨めっこしたがやはり判らない。仕方が無いので、取り敢えず左の未舗装車道を進んでみることにする。こちらは沢の右岸を通る道だ。こちらはスムースに自転車でも進むことが出来、10分そこそこで登山口看板の有る空地へ出る。こちらが正解だったのだ。今回は地図に馬鹿正直に従ったのが完全に裏目に出た。大分余計なタイムロスをしてしまった。実に馬鹿バカしい。せめて案内看板がもう少し判り易ければ良かったのだが。 （登山口に至るまでのルート図も大分良い加減である。） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
いきなり薮。しかも少々イバラが混じっている。整備されていないのだろうか。最初の薮を抜けた後も下生えが地面を覆い隠しているので、先人達の残してくれたガイドテープが頼りだが、自分でも残して行く（どうも目印を付けたくなる箇所と云うのは大体似通って来るらしく、気付くと重複していることが屡々）。『ガイド』に記載されいている「木橋」は消失しているので、ガイドテープを頼りに沢に下りて上り返して対岸へ。その先は沢の左岸の近くの踏み跡を辿るが、依然として地面が見えないので、やはりガイドテープが頼りになる。渡渉はもう一回。一度アブに咬まれて毒抜き休憩。 やがて左折して青森県との県境に出ると（ここが「夏越峠」）そこからは尾根伝いの急登で、数分もするとややなだらかな道に変わるが、やがて笹薮と急登の連続に。道は尾根筋を微妙に巻いている箇所も有る。笹薮は今はまだ搔き分ければ問題無く通れるレヴェルではあるが、数ヶ月後、或いは一年後、この儘刈り払いが行われなかったらどうなることやら。 やがて右手の斜面が白くなっているので最初は崩落の跡かと思ったが、良く見ると白い岩盤が露出している様にも見える。遠くてしっかり識別出来ないのだが、あれもひょっとしたら丸ごと岩なのだろうか（Googleの航空写真にも写っているが、これも目が粗過ぎて識別出来ない）。 道は次第に左にカーヴするが、笹薮をこなして左手に数m大の大岩が見える辺りで右折して折り返す様に登ると、やがて前方に「石の塔」が見えて来る。大き過ぎて全容を掴むのは難しい。周囲には一面踏み跡が張り巡らされていて、あちこちから眺めることが出来る。一目では見ることの出来ない巨体、巨体の下部につっかい棒の様に差し込まれた幾つもの石、立ち並ぶ杉の巨木、赤い社と祠、境界徴表、傍らに居並ぶ数m大の大岩・・・。ぐるぐる回り乍ら仲々楽しい時間を過ごした。大鰐方面への道だと思うが、入り口とは反対方向に延びる道にはピンクのテープが横に張り渡してある。通行禁止と云う意味なのか、帰り道を間違えないようにとの注意喚起なのか良く判らない。眺望は樹幹から周囲の無名峰の連なりが垣間見えるだけ。 下り道だと、狭い片流れの崖道になる箇所は結構なスリルを味わえる。 五色湖のキャンプ場まで戻った所で、一旦小休止。周囲には誰も利用者は見当たらないが、水場の水はきちんと出て来る。この国の優秀な水道局に感謝だが、政府はいよいよ水道の民営化に向けて動き出してしまった。市民の基本的な生活インフラを外国資本に売り渡すとは正気の沙汰とは思えないが、数年後、十数年後には、こうした所の水道は一体どうなっていることやら。 付記：記録ID: 4396446の方から御指摘を受けましたが、作成したルート図はやはり実際とは違っている様です。結構薮が有って判り辛いルートですので、各自御自身で確認して登るようお願い致します。 |
| その他周辺情報 | （たしろ温泉 ユップラ） 下山後は「たしろ温泉 ユップラ」に寄る。県道68号線から上手い具合に分岐して行ければ良かったのだが、どうも行き過ぎてしまったらしいので、一旦国道7号線まで南下し、そこから西進して「ユップラ」の看板が立っている交差点で右折して北上し直した（帰り道で確認したが、「ユップラ」から国道へ戻らずに東へ行く道を辿ると、県道68号線の山瀬郵便局の前に出る）。 入浴料350円。普通の湯、ジャグジーバスが2種、露天風呂、サウナ、水風呂がぬるいのと冷たいのの2種と、結構充実した内容で、平日の午後なのに客も大入り。繁盛している様だ。 |
写真
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国道7号線を西へ向かい、田代大橋東の信号交差点で右折し県道68号線を北上。
Y字分岐で右折して橋を渡る。茂みに半ば隠れてはいるが、「石の塔」「内町林道」の標識が見える。
橋を渡った先のT字路で右折し、もうひとつ橋を渡り、三本指の右の指〜内町沢に沿って北東へ。
次の橋への分岐は無視して良いが、一応橋の上からの眺望はこんな感じ。両側を山並みに挟まれている。その後の細かい分岐道も全て無視。路面状態や時々垂れているピンクテープで容易に判断出来る。
8/21 8:16
次の橋への分岐は無視して良いが、一応橋の上からの眺望はこんな感じ。両側を山並みに挟まれている。その後の細かい分岐道も全て無視。路面状態や時々垂れているピンクテープで容易に判断出来る。
曇り空は曇り空で幻想的な光景を見せてくれる。明るい虚無の下を走っている様だ。
峠道と云う感じで気持ち良いが、時々雨裂が走っているので注意。動物の糞もチラホラと見掛ける。
細かい分岐を無視して直進していると、案内看板の立っている分帰点に到着。この写真だと判別出来ないかも知れないが、案内板のコースタイムは計算が合わない。また実際には4本の道が合流しているのに、3本しか書かれていない。
8/21 8:52
細かい分岐を無視して直進していると、案内看板の立っている分帰点に到着。この写真だと判別出来ないかも知れないが、案内板のコースタイムは計算が合わない。また実際には4本の道が合流しているのに、3本しか書かれていない。
右手に延びる道は、先の方で陣内林道に繋がっている筈。何時かここから縫戸山まで抜けてみたい気もするが、この先も通行可能かどうかは不明。
8/21 8:55
右手に延びる道は、先の方で陣内林道に繋がっている筈。何時かここから縫戸山まで抜けてみたい気もするが、この先も通行可能かどうかは不明。
左手には2本の道が延びているが、「夏越山林道」の標識が元々指していた道は恐らく状態の悪い方ではないかと思う。ぬかるみと深い轍と落ちた葉や枝で非常に歩き難いが、とにかく地理院地図と『ガイド』の記載を信じて右の道を進む。
8/21 8:57
左手には2本の道が延びているが、「夏越山林道」の標識が元々指していた道は恐らく状態の悪い方ではないかと思う。ぬかるみと深い轍と落ちた葉や枝で非常に歩き難いが、とにかく地理院地図と『ガイド』の記載を信じて右の道を進む。
重機の踏み均した跡は生身の人間にとっては非常に歩き難いが、一部では「峠へ通じる道」の雰囲気が感じられないことも無い。
伐採場終了。左手の沢の向こう側に渡る道も見当たらない。道を探しつつ引き返すがやはり駄目。この道は進めない。
伐採場終点地点の倒木に居たトカゲ（それともカナヘビかな？）。トカゲも市街地ではめっきり見なくなった。
ヒイコラ言いつつ分岐点まで戻り、暫く周囲の様子と睨めっこした後、左手の2本の道の内、状態の良い左の道を進んでみる。地図と『ガイド』に拠れば沢の左岸を通る道が正しい筈なのだが、こちらの道は沢の右岸を通る。地図と『ガイド』の記載の方が間違っているのだ。
8/21 10:18
ヒイコラ言いつつ分岐点まで戻り、暫く周囲の様子と睨めっこした後、左手の2本の道の内、状態の良い左の道を進んでみる。地図と『ガイド』に拠れば沢の左岸を通る道が正しい筈なのだが、こちらの道は沢の右岸を通る。地図と『ガイド』の記載の方が間違っているのだ。
左の道を進むと、難無く「石の塔山頂へ」の看板に出る。「山頂まで約60分」って、さっきの案内板にも書いてたぞ。因みに案内板からここまでは10分ちょい。
8/21 10:29
左の道を進むと、難無く「石の塔山頂へ」の看板に出る。「山頂まで約60分」って、さっきの案内板にも書いてたぞ。因みに案内板からここまでは10分ちょい。
登山口は薮化していて、イバラも少々。こんなの（イシサワオニグモ？）が葉の上をうろちょろしている。
『大館トレイルガイド』に拠れば木橋が有る筈だが消失している。ピンクのテープが巻かれているのでそれを目印に道を離れ、沢を渡ってその先の踏み跡を辿る。
8/21 10:41
『大館トレイルガイド』に拠れば木橋が有る筈だが消失している。ピンクのテープが巻かれているのでそれを目印に道を離れ、沢を渡ってその先の踏み跡を辿る。
「石の塔山頂まで約50分」と書かれていたのだろう。熊にでも破壊されたのだろうか。
沢沿いの山道は概ね歩き易いが、草に覆われていて視認が難しい。所々巻かれているガイドテープが目印になる。
尾根に突き当たって左折。「石の塔」の看板はバラバラに壊れている。
多少雑草がうるさいが、尾根道はまぁまぁ歩き易い。巻く時は山腹が右手に来る。
Googleの航空写真で確認出来るものと同じだと思うが、北側の斜面が白い。遠くて良く判らないのだが、土砂崩れの跡かとも思ったが岩壁の様にも見える。
8/21 11:30
Googleの航空写真で確認出来るものと同じだと思うが、北側の斜面が白い。遠くて良く判らないのだが、土砂崩れの跡かとも思ったが岩壁の様にも見える。
段々笹薮が濃い箇所が頻出。今はまだ通れるが、数ヶ月後、1年後にはどうなっていることやら。
巨石の少し先で右手に折り返す様にカーヴすると、樹間から何やら巨大な白いものが姿を見せる。いよいよ「石の塔」のお出ましだ。
最初は全貌は見えないが、その偉容の存在感は明らか（多分静止画だと判り難い）。近くには境界見出標が何本も立っている。
「こんな狭い所に割り込んで相済みません」と云う感じで建てられている赤屋根の社。
岩と岩の隙間に押し潰される様な形で、錆びた金属製の小さな鳥居が。
真下から見た光景。「今この瞬間に地震が起こったらこりゃ死ぬな」とどうしても考えてしまう。
倒れないようにする為か（物理的には気休めにもならないと思うが）、土台部分のあちこちに大小様々の石や岩が挟まれている。
下山時は道を間違えないように注意。来た道と反対側の道は大鰐方面への道だろうか、間違えないようにする為なのか、ピンクテープが張られている。
8/21 12:03
下山時は道を間違えないように注意。来た道と反対側の道は大鰐方面への道だろうか、間違えないようにする為なのか、ピンクテープが張られている。
この辺の山を撮った写真は他にも有るが、数が多くてどちらの方角だったか最早うろ憶えなので山座同定は困難。
公園内の龍神社。林を背にどんと構えているところが何やら勇ましい。
山瀬ダム周辺の山々も、登れるものなら登ってみたいが、道は無い様だ。
撮影機器：
感想
正直、行く前は「山の上にでっかい岩が有るだけなんて、そんなもん見て何が楽しいのやら」と思っていたのだが、実際に苦労して行ってみた先でどーんとでかいものを見せられると、何だか愉快な気持ちになって来るから不思議。これが街中に巨岩が有る、と云うだけだったらここまで面白味を感じたかどうか。秘境的な雰囲気の中で味わうのが良いのだろう。大館市内には他にも巨岩、奇岩の類いは多いが、また来たくなる名所だ。
何れにしろ、道がきちんと整備されていないことには話にならない。今はまだ通れるが、数ヶ月もすればどうなっていることやら。ここが観光地として今後も人を呼び寄せたいなら、登山道の刈り払いと、案内看板の差し替えが必要だろう。
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