医王山【雨と森と淑女と私】


- GPS
- 04:28
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 446m
- 下り
- 486m
コースタイム
天候 | 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風が来ると分かっていたら無理せずウチで人生ゲームでもしてましょう。 雨の森歩きはとても楽しいのですが一般向きとは言えません。 初心者の御一人様行動は慎みましょう。 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴は湯涌にございます浅の川温泉「湯楽」さんにお邪魔させていただきますた。 入浴料は大人390円ととてもリーズナブルよん。 ただ脱衣場へ入る時に引き戸の開け閉めの際で中が丸見えになるっつうのがど〜もといった御指摘もございます。 |
写真
「アナタ〜!、ごはんよ〜!」。
「今日はね、御馳走よ〜」。
って感じからのオープニングですわよ。
「ほ〜んとだ、いきなりメインディッシュじゃないか」。
凛とした空気に包まれた雨のブナ林。
こりゃ森オタクにはたまんないね。
あったあった!
今日のお目当てはなんつったってこちらのセンブリさんよ。
つってもね、これが中々見つけられないのよ。
今年最後とも言えるお花界のビッグスターのお披露目ともあったので何としてでもこの目に焼き付けたいと思い必死こいて探したわ。
流石は花の百名山、そすて薬草の多いお山でもあるわね。
とは言え石川県でも準絶滅危惧に指定されているからとても希少らしいのよ。
まぁそんじょそこらには無いってところがまたPREMIUM度を引き立たせどうしても会いたいってな気になっちゃうねんな。
なんつ〜かさ、白山で言えばオオサクラソウさんみたいなもんだ。
展望の利くオオザラからの眺め。
雨降り森散策とセンブリさん目当てで訪れたので正直眺望はドーデモイイと思っていた。
んが、雨が止んだら辺りの眺望が開けたじゃないか。
それも医王山一番の眺望スポットでこの展開を迎えるとは…。
雨降り森散策とセンブリさん目当てで訪れたので正直眺望はドーデモイイと思っていた。
「あ、ちょっとすみません。それ先ほど聞きましたけど」。
んが、雨が止んだら辺りの眺望が開けたじゃないか。
「だからそれも聞いたっちゅうねん」。
私ってツイテるぅ〜[[scissors]]。
「言いたかったのはそれかい…」。
蛇尾山山頂へは幾つか道を切り開いて普通に散策できるようになっていた。
藪を漕いで山頂GETしたのが今となっては懐かしい。
山頂からは東側を切り開き北アルプスの山並みも見られるようになっていたわ。
大池平のシンボルツリーがこちらのキングギドラであります。
体長は優に30mは越えているであろう。
そんなデカイの!、んで体重は?
体重は恥ずかしくって言えないくらいに重い。
とにかくデカくていつも圧倒されちゃうねん。
誰もいない大池平は実に快適だった。
普段だったら昼時ともなると「ね〜、マー君、その卵焼きと私どっちが好き?」なんて、聞きたくもないアベックの会話が耳に入ってきたりして落ち着かないんだよな。
「卵焼きかな…」。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
鉄人マローンと名ポイントガードのストックトンとの息の合ったプレーは凄まじかった。
だけど私はそんな彼らのチームが好きじゃなかった。
やっぱり私はあの伝説の男しかいない。
ちなみにクリは道端に落ちていたので欲しい人はどうぞ。
感想
皆さま、こんにつは。
ご機嫌いかがかしら?
さぁ皆さま紅葉シーズン到来となってきましたわね。
やっぱなんつっても上高地から唐沢よね〜。
(その通り!字が違うけど紅葉日本一の涸沢は抑えておきたいわね)。
そすて青森の六甲田山は圧巻だって聞いたわよ。
(今年の金本阪神はあきまへんけどなぁ…)。
更に山形のザ王なんかも素敵って言うじゃない。
(そうそう日清食品さんは大坂なおみちゃんで御株が上がったわよね)。
あとはえ〜と…、岸部シロー岳のカールでしたっけ?。
(うっ、うううう…(鼻たれ号泣))
(め、明治のカ〜ルがお無くなりになったのには悲しくで泣けたわ〜)。
とまぁ行きたい紅葉の名所はいくつもあんのよ。
だけど、だ〜けど週末のお休みに限ってお天気が悪くなるやん。
その代わり、その代わりだな平日の水曜日は天気がええねん。
ちっ。
私なんかねぇヤマレコで水曜日にオイシイ想いをしている人に対して「チクショー呪いボタン」でもあったら連打してやりたいと常々思っているわ。
「何で?、なぁ〜んでアナタだけ良い想いしてんのよぉぉぉ(怒)連打連打!」。
…。
おっといけない、私としたことが取り乱してしまったわ。
失礼いたしました。
ジョーダンはよし子としてここで一旦クールダウンいたしましょう。
まぁ今年の連休は特に観光娯楽業は上がったりよね。
そすてそすて、更に今回の週末だって台風24号が来るって言うじゃないの。
もういい加減にしてよ。
お願いだからウチには…、ウチにだけは来ないで(バリアバリア)。
百歩譲ってもご近所の斎藤さん家の上を通過していただきたいわ。
(何やそれ?)
あそこんチはいいのよ。
だってキレイなお顔してんのにいつもブスだから。
(おいおいおい…)
はぁ〜、今週も夢の上高地はオジャンだわ。
ほんとそれこそは夢の中で見るしかないわね。
当日朝、外は多分曇り。(一週間前の記録なので記憶は超曖昧)
天気予報を見ても夕方以降がヤバくなる。
とは言え山はきっと終日雨に違いない。
今日は高山帯で見頃を迎えているハズの紅葉は諦めて慣れ親しんでいる医王山へ出向きミストのブナライドと洒落こんでみよう(雨=ブナ林は必須条件よ)。
つう事で今日のキーワードはこちらよ。
「雨麗しきブナ林満歩」。
「今年最後の淑女との出会い」。
「初秋の大池平の紅葉状況」。
「大人の恋」。
(最後の「大人の恋」って何ですか?)
こんな日に山に来るバカヤローはいないと思うけど(つう事は私もバカヤローか?)、マンガイチ本物の原田知世さんが居たりしてってな事よ。
なんつーの、霧が立ち込めるブナの森にめっちゃ彼女が似合うと思わない?
そすて、そんな中で私と出会うのよ。
これをロマンスと言わないで何て言う?
今日のお天気は怪しいけども私は300%本気よ。
(はいはい…、次の話題に移りましょ)
医王山のブナ林は標高が700mを越えた辺りからでないと見られないので林道を走って一気にしがらくびまで行っちゃおう。
西尾平を通過した辺りから雨が降り出した。
これは想定内なので問題ない。
って言うかむしろ歓迎したい気分だわ。
石川県人気の医王山と言えども西尾平の駐車場には一台も車が停まっていなかった。
やっぱりこの後に襲ってくる台風が懸念されるもんね。
こんな日に登る人はちょっとあっち系でないと踏み切れないと思う…。
ちなみにそこのアナタもあっち系よ。
車はしがらくびに到着。
私は正義の味方コスチュームに変身し林道を歩きだした。
と、そこへ!
いきなり颯爽と走り抜けていった昼暗いマンのチャリだった。
「アンタも充分暗いあっち系人間ね…」。
辺りは眺望なしの見どころ&楽しみどころが全く無しで退屈極まりない。
只々雨中をトボトボと歩くだけ。
やがて林道左手に木製の標柱が現れたわよ。
そう、ここはブナ坂の取付きよ。
実はねぇ、厳冬期以外でこのルートをチョイスしたのが今回が初めてなの。
厳冬期でもね、フカフカ雪の下りでしか通ったことがないの。
だって斜度70度の激急斜面よ、こんな斜度を登れますかいな…。
(斜度70度は言い過ぎだけど急斜面ってのは事実ね)
その時通った感想が「なんて素晴らしいブナ林なの」、更には「きっと新緑や紅葉時期も素敵なんだろうなぁ」と思ったのよ。
でもねその感想をふと思った時に「ここって夏道もあるの?」、「仮にあったとしてもこの急斜面に道を付けられるの?」と思った次第よ。
だって夏期に挑みましたってレコがほとんどと言って無いもん。
(そだね〜。人気の医王山とは言え皆さまはこのルートを通らないのね…)
でもまぁ林道にちゃんと標柱がありますし、「至白兀山」と表記されていますのできっと道はあるハズよ。
そおすて入ってみる事にした。
道はちゃんとあった。
直登激坂だを覚悟していたけどもうまい具合にトラバース気味に九十九折れていて登っていても全然しんどくないわ。
って言うか私の趣旨はこの極上の森と戯れる事だからコース制覇なんてのはどうでもいいの。
只々酔いしれるだけ…。
素敵だったわ〜。
ほんの15分くらいだったけど素敵なスクリーンを堪能できたわ。
この道は白兀稜線の最短ルートでね、気合入れて登れば5分くらいで到達できるんじゃないかしら。
時短優先の稜線眺望派のお方なら使う価値は大有りだと思うわよん。
さぁ稜線に出ましたらお次はまだ私自身一度もお目に掛かった事のない医王山最後の将を探しに伺います。
きっとこの辺りのハズなんだがと思っていた場所に来たのですが…見当たらない。
そうね、そんじょそこらに無いからレアなのね。
特売大売出しみたいにジャンジャンあったらいくら美人でも普通に思えちゃうかもしれないもんね。
だからAKBだって48人も要らないわよ!、私にしたら悪いけど全員フツーよ。
(バキューン!、FANの人に殺されちゃうかしら…)
花期が終わっているのかな〜?なんてちょっと落胆気味だったんだけど…。
「あ、あった!」。
ありますたよ、センブリさんです。
「うわぁぁ、可愛いなぁ〜(きっとデレデレ顔の私)」。
そうだな〜、言うなれば先日お会いした白山修験道のアケボノシュスランさんや白山のオオサクラソウさん、ミネウスユキソウさんなどと遭遇した感情と同じだわ。
はぁ〜、胸が熱くなるわ…。
今回は森に入ると幻想的な世界が広がり、稜線に出ると雨が止み視界が開け、大池平の水辺では鏡のような水面と色付き始めた紅を堪能できた。
ほんとどこのシチュエーションも私好みの展開となった。
ありがとうございました。
お山を歩かせていただいて、美しい世界を見て、触れて、青春に浸る。
原田知世さんとは出会えなかったが、きっとどこかのブナの木にそっと寄り添って小さく囀る小鳥やヒラヒラと舞う可憐な蝶と語り合っていたに違いない…。
今日も劇的なシーンばかりでいい試合ですた。
おしまい。
コメント
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まいど、こんにちは
変なボタンの連打効果か今日は悪天。オカゲサマで雨が降り出す前に、チャリの掃除をしましたわよ。向かいのおじーちゃんに、あんた車の世話はあんまりしないけど、自転車は磨くんやなーと誉められました。てへっ
ところでセンブリって貴重なんですか。鞍掛にも咲きます。板やんが、ほらーセンブリやぞーっと教えてくれるんですが、ハイハイと言ってチラ見して終了してました。良かったら見に来てください。できれば岩砕きもお手伝い頂けると、これ幸い。
ランちゃん、こんばんは。
ありがとうございます。
あらいけない!
私の呪いがお天気に効いちゃったかしら?
ゴメンよゴメンよ。
で、そんな雨の日にいったい何をやっていたんだい?
私もね雨降り登山は嫌いじゃないから何てこたぁ無いわよ。
いや、むしろ私の為に雨で歓迎して下さいましてありがとうって感じだわ。
だって私ほど雨と森に似合う男はいないでしょ。
今では誇らしく思えてきたわよ。
んで、なになに?
鞍掛山にも淑女がおいでなすったてか?
流石はランちゃんに愛されているお山だわ。
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