京都トレイル北山(比叡山〜大原(大尾山経由)


- GPS
- 06:21
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,063m
- 下り
- 1,339m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り(希に粉雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
比叡山鉄道坂本ケーブル ケーブル坂本駅9:00 ケーブル延暦寺9:11 京都バス梅ノ宮バス停[京都駅行き]15:37(河原町付近の道路渋滞がひどく四条烏丸で下車して地下鉄に乗り換えました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
仰木峠から大尾山のルートは道が判りにくいです。 また大尾山から大原三千院へ至るルートは、谷道で途中沢下りをする必要があり、滑りやすく注意が必要です。 音無滝は三千院から徒歩15分程で道は整備されていますが、二の滝、三の滝はこの谷道の沢下り(沢登り)をしないと見ることは出来ません。 |
写真
替わりに大原そばをいただきました。
今回はここをゴールとして終了します。
感想
京都トレイル挑戦第3弾、いよいよ北山です。
今回は前回の続きで、比叡山から大原、鞍馬、貴船神社へと向かうルートです。
計画では、比叡山ケーブルが冬場は動いていないので、坂本ケーブルから比叡山に登ります。実は前回疲れていたので、大比叡の前まで行きながら三角点をスルーしてしまったので、今回再びケーブル延暦寺駅から大比叡にまず登ります。
そしてガーデンミュージアム比叡の方から延暦寺方向へと下り、京都トレイルコースをたどり、回峰行道を横川方向へと向かい、横高山、水井山、仰木峠へと至ります。
仰木峠から京都トレイルのコースを外れ、大尾山を経由して音無滝、三千院へと下ります。
さらに寂光院の方に進み、翠黛山、金比羅山へ登り、江文峠からトレイルコースに戻り、鞍馬寺、貴船神社へと向かい、北山ルートの終点二ノ瀬がゴールです。
総距離は28kmでJR坂本駅からケーブル坂本駅までを含めると30kmを越えそうです。
あれっ (^_^;) 30kmはちょっと無理かな?? ケーブルで途中は登るしなんとかなるだろう・・・ 雪も10cm程度だろうし・・・
と言うことで、計画では約30kmをトレイルする予定でした。 (*^_^*)
自宅を午前6時30分ころに出て、JR比叡山坂本駅に到着したのは午前8時17分でした。
坂本ケーブルは始発(8:30)に乗る予定でしたが、走らないと無理なので諦めて午前9時発に乗り、ケーブル延暦寺まで11分で到着しました。
新年でもあり、トレイルの安全を祈願するため、根本中堂にお参りし、阿弥陀堂裏の登山口から大比叡に登りました。
雪は延暦寺付近で10cm程度かな、いやもう少しあるだろうか・・・装備がなくても十分に歩けるレベルでした。
大比叡の山頂は多くても15cm程度でした。しかしこの頃からズボンの裾や靴下に雪が着くのが気になりだし、大比叡の展望台で準備していたスパッツを装着しました。
大比叡から計画通り、延暦寺方向へと下り、トレイルコースに沿って、山王院、浄土院、釈迦堂へと進み、回峰行道を横川方向へ進みます。
この辺りは、一般参詣者もいらっしゃるので除雪もされており、雪山登山という感覚はありません。
雪には慣れている方なので私は全く大丈夫です。
回峰行道に入るとだんだんと雪が増えてきました。
横高山山頂に到着すると積雪は20cmから25cmになりました。
このころから「初雪山登山や」と思うようになり、生半可な気持ちではいけないと気を引き締めます。
普段はあえて使わなかったトレッキングポールをリュックから取り出し使うことにします。
妙に感動したことはスパッツの威力です。平場では長靴をはく雪の量ですが、スパッツを使うことで、登山靴がロングブーツに早変わりし、雪も靴の中に入ってきません。初使用だったのですごくうれしかったです。
雪の上に足跡もついているので当初はトラブルもなく順調なトレイルを進めます。横高山から水井山、そして仰木峠に到着した時には時刻は午後0時20分でした。
私が思っていた計画では昼頃には大原か大尾山に到着していないといけません。
とても最初の計画は無理・・・どうしようか、大尾山方面から三千院へと下るのを諦め江文峠へすすみ、鞍馬寺、貴船神社へと向かうか?
それとも今回は大原までで終了し大尾山から三千院へと進むか。
「江文峠に行くか 大尾山へ行くか ここが思案の仰木峠」
一人なので誰も相談相手はいません。昼食を取りながら考えた結論は大尾山へ進み、三千院へ行くことにしました。
ともすれば京都トレイルを完歩することが目的となってしまいますが、本来はもっと余裕をもって登山を楽しむものです。
なによりも音無滝を見てみたいと思ったのです。
大尾山の方に進んで見えた琵琶湖の展望に、こちらを選んで良かったと思った反面、トレイルコースから外れた事で急に道が判りにくくなります。今まであったトレイルの道標はもちろんありません。
雪の足跡を頼りに歩き、小野山までは順調でしたが、足跡を頼っていて2回ほど道に迷い、林道に出てしまった時はどこにいるのか全く判らなくなり、一瞬途方にくれかけました。 (?_?)
落ち着いて地図を見て、また「京都大原里つくり協会」の方が設置してくれている案内板のおかげで、無事に大尾山へ到着しました。
道は非常に判りにくかったです。同じように間違えた方は非常に多いと思います。(足跡が物語る)足跡を過信するのは危険ですね。
大尾山からは下りです。案内板があるので道には迷いません。
案内板にもありますが途中から沢下りとなります。
正直今回のルートが沢下りになるとは思っていませんでした。 (*_*)
倒木もあり急な斜面の予期せぬ沢下りにとまどいましたが、どちらかというと得意な方なので楽しかったですね。(一度滑って軽く転んでしまい右手の薬指と小指を軽くうってしましましたが・・・)
このコースが京都トレイルコースに選ばれなかった理由が判ります。
万人向けのコースとはとても言い難いです。
それだけに音無滝(一の滝)、二の滝、三の滝のすべてを見るにはこのコースを登るしかない訳ですから、音無滝に到着したときは充実感がありました。
そして無事に下山できたことに感謝するあまり音無滝に「合掌」してしましました。
今回の京都トレイルは計画の半分しか実行出来ませんでしたが、無理な計画であったので仕方ありません。
ただ3回目のトレイルを終了し思った事は、トレイルコースにこだわることなくもっとゆったりと回った方がおもしろいと思いました。
深い歴史のある京都の山野です。歴史と自然の両方を楽しんだ方が絶対に充実感があると思いますね。 (^_^)
今年はどこも雪が多そうですね。
京都、大津といえば湖北の人間から見ると雪は皆無のイメージがありますが、gonrokuさんのレコや比良の山々のレコを拝見すると たっぷりと積もってますね。
比叡山は正月に父親と「登ろうか?」と話していた山で(春になってからです
滋賀〜京都の奥の深さがとてもよくわかりました。
薄っぺらい県境かと思いきや いろんな見所があるんですね!
次回を楽しみにしております
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