長沼〜シャクナゲ岳〜チセヌプリ〜ニトヌプリ〜大沼〜神仙沼

2018年10月13日(土) [日帰り]

• GPS: 09:29
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,139m
• 下り: 1,136m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:14
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:28

距離 18.0km 登り 1,139m 下り 1,140m

6:17 神仙沼駐車場
6:18 神仙沼登山口
6:28 神仙沼・長沼分岐
6:42 長沼
7:31 ビーナスの丘
7:34 シャクナゲ岳分岐
7:50 8:01 シャクナゲ岳
8:18 シャクナゲ岳分岐
8:21 ビーナスの丘
8:47 チセヌプリ分岐
9:19 9:24 チセヌプリ
10:17 10:18 チセヌプリ（北口コース）登山口
11:08 11:11 ニトヌプリ
12:22 イワオヌプリ分岐
12:44 13:26 小イワオヌプリ山麓標高900mポイント
14:07 14:12 大沼
14:56 大谷地入口
15:17 15:22 神仙沼
15:31 15:32 神仙沼・長沼分岐
15:43 15:44 神仙沼登山口
15:45 神仙沼駐車場

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

雨の直後でニトヌプリの下りまではスリップに神経を使いながらの山行となりました。

神仙沼の周囲と大谷地に設置されている木道は、乾いていれば歩きやすくていいのですが、濡れていると強烈に滑ります。雨の後などは十分ご注意ください。

長沼からチセヌプリ分岐までは泥濘みが多くあります。最初の内は避けながら歩いていましたが、すぐにどうでもよくなりました。

シャクナゲ岳山頂手前と、チセヌプリ下りからニトヌプリ下りまでは、ゴロゴロとした大岩帯が出現します。濡れていると滑りやすく、体勢を崩すと結構大変なことになりそうです。周囲のササや木の枝に掴まりながら、慎重に進むのが良さそうです。

その他周辺情報

神仙沼レストハウスでソフトクリームや軽食を食べることができます。周囲には温泉も多数点在しています。コンビには共和か岩内まで行かなければありませんので、必要なアイテムは予め調達しておきましょう。

写真

10/13 1:22

この日は神仙沼の駐車場で車中泊。沼巡り+α一周コースを辿ってみたいと思います。アンヌプリまで行けるかな？ほんとはもっと早く着く予定だったのですが、諸事情で日付けをまたいでしまいました。

でも、見上げた空には満天の星！

10/13 1:26

よせばイイのに写真なんか撮り始めて、睡眠時間がどんどん削られます。。終了後、目覚ましを3時半にセット。あっ、2時間も寝られないな。

※露出時間が少ないです。大きくしないと何も見えません。。
^^；

10/13 5:33

でも迎えた3時半、外は大雨！まじかっ！
こんなんじゃ山なんか登れません。もうちょっと寝る理由ができてしまいました。。

でも、しばらくしてから起きてみると、この空！

10/13 5:37

雨はすっかり上がって。。

10/13 5:51

美しい朝焼け！
いきなりテンションMAXで準備を始めます。
おっせー。

10/13 6:16

予定より1時間以上遅れたけど。。アンヌプリは無理かな〜?
Σ(￣▽￣;!!
まずは行ってみましょう。

10/13 6:21

歩き始めると、木々の隙間から朝の陽射し。

10/13 6:26

残念ながら、この付近の紅葉は殆ど終わっていました。。でも、一部に残された秋色が、より一層鮮やかに感じます。

10/13 6:27

神仙沼は帰りに寄りますので、ここは右へ。

10/13 6:38

程なく現れる第一チェックポイント、長沼です。麓の稜線から、パワーみなぎる朝日が顔を出してきました！

10/13 6:39

雨の影響もあってか、登山道は泥濘み。

10/13 6:42

どうせ靴が濡れるならと、コース変更。やっぱり、この景色を見ながらがいいですね。

10/13 6:43

しばらく水辺を歩くことにしましょう。

10/13 6:45

鏡のような水面に写るチセヌプリ。美しすぎる光景に、しばらく眺めてしまいました。ここで大休止したいぐらい。

まだ早いって。。

10/13 6:52

沼の南端まで来たら、この景色ともお別れ。神仙沼と比べて味気ない印象でしたが、 ちょっと見直しました。
長沼、イイね！

10/13 6:55

で、登山道に戻ると現実に戻ります。ゴロゴロ岩と行く手を遮る枝の張り出し。
(￣▽￣)

10/13 7:11

更に泥濘みと水溜りだらけ。いちいち避けて歩くのも面倒なので、適当にバシャバシャいきます。

10/13 7:12

シャクナゲ岳分岐まで来ました。右へ進みます。

10/13 7:13

ここで見えるトリプルピーク。第二チェックポイントのシャクナゲ岳は左端です。

あっ、なんか空が白っぽい。。真っ青な空が1日中続くわけではなさそう。。

10/13 7:34

まあ、気を取り直して、更に分岐。右へ行けば白樺山。今度は左です。

10/13 7:36

ここからゴロゴロ大岩地帯。濡れててとにかく滑るので、ゆっくり慎重に行きます。距離は短いです。

10/13 7:48

無事にクリア！

10/13 7:50

しばらくぶりの山頂！

ちょっと本格的に登山を始めた頃、一番遠くて塩丸辺りしか行ったことの無い私が、最初に札幌圏を離れて登った思い出深い場所です。

10/13 7:50

昆布岳方向。ちょっと雲は出てるけど、視界は良好。

10/13 7:51

これから向かうチセヌプリ方向。羊蹄山のお顔は雲の中。アンヌプリの山頂が辛うじて見える感じ。

10/13 7:52

目国内岳、岩内岳はスッキリ！

10/13 7:53

ここで、久々に凍らせてきたフローズンなっちゃん！

でも。。
まだあんまり融けてなかった。。

10/13 7:55

更に遠くの狩場山。視界は意外と悪くありません。これが続いてくれればイイんだけど。

10/13 8:01

では、時間も押してるので次行きます。

10/13 8:03

山頂からは見えないシャクナゲ沼。

10/13 8:03

更に向こうは本日の最終チェックポイントとなる神仙沼です。

10/13 8:04

最後に積丹岬を目に焼き付けて、ここの景色とお別れします。

10/13 8:35

再びシャクナゲ岳分岐。右へ進みます。

10/13 8:42

ガードされたドン深の水溜り。青空が写りこんで不思議な雰囲気。

10/13 8:46

チセヌプリ分岐です。ここは左。

10/13 8:46

歩きやすいトレイルを順調に進みます。

10/13 9:22

第三チェックポイントのチセヌプリ到着です。

10/13 9:22

これも沼巡りの一部かな？

10/13 9:23

全体に雲が広がって来ました。アンヌプリの山頂が微かに触れています。

10/13 9:24

さっきまで居たシャクナゲ岳は上だけチラ見え。

10/13 9:27

日射しも無いので、そそくさと次行きます。
ここから先は未踏エリア。

10/13 9:32

下り始めた途端、20名くらいのご年配な団体さんとスライド。私が待ち。結構かかりました。。
^^；

10/13 9:41

少し行くと、ウワサに聞いていたゴロゴロ大岩登場！
歩きにくい！

10/13 9:43

雲がアンヌプリを飲み込み始めています。
やっぱり行かなくていいや。

10/13 9:47

っと、黄葉の中をワインディングロードが縫うように走るロケーションが。これはイイ！日が当たれば最高。

アンヌプリは行かないことにしたので、ここでしばらく日射し待ち。ただ、少し明るくなる度にレリーズする
ものの、これで最高。もったいないな〜。。ガッツり日が当たった時の色を見てみたかったです。

10/13 10:07

ゴロゴロはまだ続きます。ホントにめんどくさいコースだ。。

10/13 10:09

ようやくゴロゴロが終わって、道路が近くなって来ました。

10/13 10:17

北口コース駐車場に到着。

10/13 10:18

ちょっとだけ車道歩き。すぐそこに次の目的地、ニトヌプリへの登山道が見えています。

10/13 10:23

山頂まで1kmか。これは楽勝でしょ！

っと思ったら。。

10/13 10:41

またゴロゴロ！
ニトヌプリ、オマエもか！

10/13 10:51

距離は手稲山お気楽スキー場コースの半分しかないのに、時間は長くかかってしまいました！

10/13 11:10

第四チェックポイント到着。
ニトヌプリ、侮って申し訳ない。。

10/13 11:15

なかなかイイ汗をかいたので、今日初の炭酸系！
うま！

10/13 11:24

あっ！アンヌプリの雲が消えてる！
やっぱり行きたいな〜。でも。。ここでこの時間じゃちょっと厳しいか。やっぱりやめときます。

10/13 11:26

アンヌプリから見るつもりでいた期待の場所！ワイスホルンの麓にあるナナカマドの群落が、ここからも見えました。でも、やっぱり日射しが無い。。

10/13 11:34

結局お日様はかくれんぼしたまま。仕方が無いので下ります。。

10/13 11:51

登りだけでなく下りもゴロゴロ。いやになってきて写真も撮ってません。。最後にようやく、アンヌプリの凛々しい姿に目をやる余裕が出て来ました。ここも日射しがあれば。。

10/13 12:01

っと思っていたら、ニトを下りきった頃にいきなり雲が消えて青空！山行中でも下りたら晴れの法則発動ですが、ここは良い方に取りましょう。
ここはニトヌプリと小イワオヌプリとの間にある平坦地。正面には特徴的な岩塔。

10/13 12:01

とても心地よい空間でした。

10/13 12:06

ここを過ぎれば、いきなりロケーションが変わって深くえぐれた谷の脇を通ります。

10/13 12:13

その先はイワオヌプリの麓。

10/13 12:11

この日初めて見た真っ赤なナナカマド。ただ、日射しはもう消えていて、輝きはイマイチ。

10/13 12:13

え〜っ、また登るの〜！
文句を言っても仕方が無いので、黙って登ります。。

10/13 12:21

五色温泉との分岐。左へ進んで第五チェックポイントとなる大沼へ向かいます。

10/13 12:32

地面に大きな穴が開いていました。周りの囲いがアラート感を出しています。この付近、歩いてるうちにズボっと行く可能性があるようです。

10/13 12:33

斑模様な地面。殆どの木は葉を落としていましたが、紅葉していれば綺麗だったと思われる景色。

10/13 12:45

更に進むと、川が見えてきました。これが硫黄川かな？

10/13 12:48

すぐ横には、ニトからも見えたワイスホルンの麓。所々に日射し。

10/13 12:51

ガチで日の当たった色が見たい！

10/13 12:56

なので、タイミングを逃し続けていたお昼にしましょう！今日はおにぎり、おかずに唐揚げと卵焼き。いつも有難うございます！
登山道脇で少し落ち着かないけど、ここで待っていれば。。一瞬でも全面青空になれば私の勝ち！

10/13 13:26

はい、負けました。。少し雲が薄くなったけど、ここまで。仕方が無いので先へ進みます。。

10/13 13:39

川が近づいてきます。ここも日射しがあれば。。

10/13 13:42

川幅は3mくらいありますが、浅いのでハイカットの登山靴なら全然問題なし。

10/13 13:58

間もなく第五チェックポイントの大沼が見えてきます。

10/13 14:08

畔に出られるのは一箇所の切れ目のみのようです。

10/13 14:08

背後にはイワオヌプリ。

10/13 14:09

これまでの閉鎖的な空間から解き放たれて、しばし開放感に浸ります。

10/13 14:43

さて、コースも終盤を迎えました。最終チェックポイントへ向かう途中の大谷地です。地下鉄の駅はありません。

10/13 14:46

道路から見たことはあったけど、中に入るのは初めて。それほど広くはないので、5分ほどで通過できます。

10/13 14:53

車道に出ました。
こんなところで日射しが復活。あんまり意味無いんだけど。。

10/13 14:56

神仙沼への入り口は正面。

10/13 15:01

なだらかな登り坂を進みます。木道が滑りやすいので注意！何度かズルっと逝きかけました。

10/13 15:16

神仙沼湿原到着。さっきまでの日射しはどこ行った？タイミング最悪。。
これまでの静寂なルートから一転、ここは賑やかな観光地と化しています。これは致し方なし。。

10/13 15:18

最終チェックポイントの神仙沼で定番ショット。空は青いけど、日射しは無く。。いまいち締まらず。。

10/13 15:25

もう少し待ってみたいけど、木道で立ち止まることはできません。本日はこれまで！

10/13 15:30

この時間でも続々と観光客の方々が入ってきます。

10/13 15:37

ここからは行列の後ろを着いていくしかありません。
^^；

10/13 15:43

駐車場到着！

10/13 15:45

今日も無事戻ってこられたことに感謝です。

背後はスッキリ青空！
下りたら晴れの法則、本日も正常に発動致しました。
Σ(￣▽￣;!!

撮影機器：

Canon EOS 40D Canon

感想

ayap-jk

前回、手稲山にするかニセコにするか迷った挙句、選んだのは手稲山。ならば、必然的に今回はニセコと相成るわけであります。時期的にはちょっと遅いかな？っと思いながら、沼巡りで一周すれば、どこかでイイ紅葉が見られるかもしれません。

この場合、一般的には五色温泉からスタートして時計回に歩くパターンも多いようですが、周回コースなので出発地点は自由に決められます。なので、前半に登りを固めたいと考え、スタートを神仙沼駐車場としました。アンヌプリまで行って折り返すのが目標です。

朝5時出発の想定で車中泊したのですが、諸事情から現地到着は翌1時過ぎ。。この時点で既に暗雲。でも、無人の駐車場から空を見上げれば満点の星！思わず三脚を取り出してヘタな星空撮影なんかしたせいで、寝たのはもう2時近くになってしまいました。やめときゃよかった。。

でも、目覚ましをセットした3時半、車の屋根を激しく叩く雨音。あっ、こりゃダメだ。。も少し寝よう。。車中泊って、なんであんなに気持ちイイんでしょうか？

が、5時過ぎに目を覚ましたら美しい朝焼け！軽く食事を摂った後、準備して出発。予定より遅れたものの、序盤は快晴の恩恵を受けて長沼からシャクナゲ岳へと順調に歩を進めたのですが。。

その後は大半が雲の下を歩く消化不良の連続。。更に、チセヌプリの下りからニトヌプリの下りまでは考えていた以上の歩きにくさで、アンヌプリを断念。。雨にも当たらず悪くは無いんだけど、良くもない、歯がゆさの残る山行となってしまいました。。

それでも、時折覗く晴れ間から良い景色も見られたし、何よりコースや紅葉の状況、時間帯による太陽の位置が把握できたので、次に向けた計画が立てやすくなりました。来年は輝く紅葉を狙って、快晴の日に同じコースを辿ってみたいと思います。スタート位置や回る方向をどうするかも考える必要ありそうですが、これも楽しみの一つですね。