チセヌプリ 神の沼の山

2025年08月11日(月) [日帰り]

• GPS: 08:20
• 距離: 14.5km
• 登り: 629m
• 下り: 630m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:59
• 休憩: 2:22
• 合計: 8:21

距離 14.5km 登り 629m 下り 630m

6:48 スタート地点
6:50 神仙沼登山口
7:03 神仙沼・長沼分岐
7:14 7:21 神仙沼
7:30 7:32 神仙沼・長沼分岐
7:44 7:56 長沼
8:32 8:35 ビーナスの丘
9:01 シャクナゲ岳分岐
9:10 9:42 シャクナゲ沼
9:51 シャクナゲ岳分岐
10:22 ビーナスの丘
10:33 10:34 チセヌプリ分岐
11:32 12:26 チセヌプリ
13:21 13:24 チセヌプリ分岐
14:02 14:24 長沼
14:37 神仙沼・長沼分岐
14:43 14:46 神仙沼
14:52 14:54 神仙沼・長沼分岐
15:07 15:08 神仙沼登山口
15:09 ゴール地点

天候

■8/12
晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
マイカーで神仙沼レストハウスへ。

登山口：神仙沼レストハウス
ルート：神仙沼レストハウス→神仙沼→長沼→ビーナスの丘→シャクナゲ沼→ビーナスの丘→チセヌプリ→ビーナスの丘→長沼→神仙沼→神仙沼レストハウス
下山口：神仙沼レストハウス
■帰り
神仙沼レストハウスからマイカーで次の目的地へ。

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道はよく整備されています。
ぬかるみがあるのでスパッツがあると安心。あとは朝方だと朝露除けの効果もあります。

写真

8/11 6:47

神仙沼レストハウスからスタートです。
だ〜れもいなくて、さすがに早すぎたか？と思いましたが、結果としてはこの早すぎる出発が大正解でした。

8/11 6:49

神仙沼入り口。この時点ではるんるんとしていたのですが

8/11 6:50

入ってすぐに鬱蒼とササが迫る木道に。　
これ、大丈夫なやつでしょうか？神仙沼までは普通の遊歩道だと思っていたのですが。

8/11 6:53

普通の遊歩道というにはちょっとハードな所を進んでいきます。

8/11 6:57

日本海沿いの町、岩内が見えました。　
ここチセヌプリは、どちらかというと日本海のほうが近い位置にあります。

8/11 7:02

神仙沼分岐。　
ここで左折すれば神仙沼。まずはそちらへ行ってみましょう。

8/11 7:04

目の前に見事な湿原が広がりました。　
神仙沼湿原です。

8/11 7:05

神仙沼湿原に咲いていたウメバチソウ。

8/11 7:06

青く煌めく池塘が見事ですね。
これが湿原の醍醐味です。

8/11 7:08

なんとコウホネが咲いていました。

8/11 7:09

すばらしい神仙沼湿原。　
ここでレンズに汚れが付いたのか、しばらく左端に白い汚れがついてしまっています。この程度だと、現場ではなかなか気づかないんですよね。

8/11 7:09

湿原の緑と池塘の青。

8/11 7:10

こちらの山はシャクナゲ岳ですね。　

8/11 7:10

池塘にシャクナゲ岳を映して。

8/11 7:12

ウメバチソウ三輪。

8/11 7:14

神仙沼湿原の一番奥にあるのが、神仙沼です。

8/11 7:15

空を映す静かな神仙沼。

8/11 7:15

朝早すぎるとちょっと逆光気味ですね。　
お昼くらいがちょうどいい感じかな。

8/11 7:15

静かで、いいところです。

8/11 7:19

この神仙沼含め、チセヌプリ周辺の池塘にはいずれもマツモムシがいっぱい泳いでいました。一方で、池塘の虫といえば本州の池塘によくいるミズスマシは見られませんでした。

8/11 7:20

手前側にはミツガシワがいっぱい。　
ちょうどいまは花の時期と紅葉の時期のあいだの、谷間の時期なのかもしれません。

8/11 7:21

箱庭のような神仙沼湿原。

8/11 7:23

神仙沼以外にも大きい池塘がいくつか見られます。

8/11 7:24

池塘とシャクナゲ岳。

8/11 7:24

太陽を映して。

8/11 7:24

鏡のような水面。

8/11 7:25

池塘の小島。

8/11 7:25

天然盆栽ですね。

8/11 7:26

そして、こちらが本日のターゲット、チセヌプリです。　
チセというのはアイヌの伝統的な家屋。ヌプリはアイヌ語で山の意味ですから、家の形の山ということなのでしょう。　
本州で言うところの四阿山みたいなかんじ？

8/11 7:28

湿原のモウセンゴケ。

8/11 7:32

では、神仙沼分岐に戻ってきて、先に進みます。

8/11 7:45

先に進むと、まもなく長沼が見えてきます。

8/11 7:49

アマガエルさん。　
このあとも登山道には多くのカエルがいて、道を歩いているとピョンピョン跳ねて逃げていきました。

8/11 7:52

湖面にチセヌプリを映す長沼。

8/11 7:59

長沼の畔の鬱蒼とした道。

8/11 8:14

オトギリソウ。

8/11 8:19

しばらくササと石ころの道を進んでいきます。

8/11 8:32

登っていくとビーナスの丘に到着。　
どこにビーナス要素があるのかはわかりませんが、ここがチセヌプリとシャクナゲ岳の分岐になります。　
まずは、シャクナゲ岳の直下にあるシャクナゲ沼に行きたいので、ここで右折します。

8/11 8:32

あれま、さっきまで晴れてたのに、チセヌプリに雲がかかってしまいました。　
ちなみに、天気予報では昼前から霧が出る予報だったので、これは予報通りの動きになります。

8/11 8:32

こちらがシャクナゲ岳。　
こっちはまだ晴れていますね。

8/11 8:42

シャクナゲ岳の右側が目的地です。

8/11 8:55

ちょっぴり下界が見えました。

8/11 9:01

シャクナゲ岳とシャクナゲ沼の分岐。　
左折するとシャクナゲ岳。右折するとシャクナゲ沼です。　
沼は右折してすぐ・・・かと思ったのですが

8/11 9:08

右折するとこんな大きい岩ゴロゴロの道で、非常に歩きにくいです。心を折りにきましたが

8/11 9:10

しかし、数分で目の前にシャクナゲ沼が現れます。　
山頂分岐からここまでの道はいやらしいですが、数分の道のりなので、ぜひ足を延ばしてみてほしいポイントです。

8/11 9:12

静寂のシャクナゲ沼。　
まるでこの世の楽園であるかのような風景です。

8/11 9:19

夏の太陽。　
雲から出たり隠れたり

8/11 9:19

太陽が出入りするたびにシャクナゲ沼の風景も変化します。

8/11 9:20

沼にはトンボがたくさんいました。オニヤンマがバトルしてたりもして、羽音がビシバシと聞こえてきます。

8/11 9:20

紫色の花がたくさん咲いていました。これはサワギキョウかな？

8/11 9:21

こんなにいいところだとは思いませんでした。

8/11 9:23

ここも神の庭園のごとき場所なのかもしれません。

8/11 9:39

さて、とはいえいつまでもここにいるわけにはいきません。チセヌプリに向けて、ビーナスの丘まで戻りましょう。

8/11 9:41

シャクナゲ沼に別れを告げます。

8/11 9:42

こちらはギボウシですね。

8/11 9:50

ツルリンドウ。

8/11 10:03

戻る途中で晴れてきたチセヌプリ。　
しかし、よくよく見ると、いやこれ登るの結構大変では？と思い始めました。とりつきからの高低差は250mほどですが、なにしろ炎天下です。チセヌプリの標高も1,134mとそこまで高くはないので、暑いです。

8/11 10:22

ビーナスの丘に戻ってきました。

8/11 10:34

チセヌプリ分岐。　
スキー場を経て湯元に下りる道が分岐しているはずなのですが、もう分岐する道がわからなくなっており、事実上チセヌプリへの一本道になっています。

8/11 10:40

登るにつれてシャクナゲ岳が見えてきました。

8/11 10:40

シャクナゲ岳頂上に人がいますね。　
暑すぎてあちらはパスしたけど、頂上行けばよかったかな。

8/11 11:03

ここからどうやっても、先ほどのシャクナゲ沼が見えません。シャクナゲ沼は、シャクナゲ岳の右のピークの背後に隠されているのです。まさに、隠れた仙境のようでした。

8/11 11:03

解説を入れるとこんな感じ。

8/11 11:03

おっ、ちょっと下界の眺めもよくなりましたね。　
しかし暑い。チセヌプリまではかなりの急勾配なので、暑さがこたえます。

8/11 11:30

ギボウシの大群を見ると

8/11 11:34

まもなく山頂に到着です。

8/11 11:35

チセヌプリ頂上からの眺め。　
ここからだと、ニセコアンヌプリと後方羊蹄山が被ってみえるのが面白いですね。こんな見え方するのか。

8/11 12:21

チセヌプリ頂上の二等三角点「袴腰」。

8/11 13:24

山頂で休憩してから、分岐まで戻ってきました。

8/11 13:33

ビーナスの丘に帰還。めちゃくちゃ時間かかってしまいました。　
結果としては、早く出発してよかったです。

8/11 13:34

あとは来た道を戻って

8/11 14:14

長沼に到着。チセヌプリは隠れてしまいました。

8/11 14:22

と思ったらまた出てきた。忙しいな。

8/11 14:23

あの窪んでいる鞍部のちょっと左が、分岐点のビーナスの丘ですね。

8/11 14:38

神仙沼湿原にもどってきました。

8/11 14:39

今度はシャクナゲ岳が隠れてしまった。

8/11 14:39

コウホネ。

8/11 14:40

空を映して

8/11 14:40

いいですね。

8/11 14:41

様々な雲の表情。

8/11 14:44

神仙沼。　
こんどは太陽が隠れてしまって光が足りないですね。逆に遅すぎたかな。

8/11 14:44

やはりお昼くらいがベストかなと思いました。

8/11 14:48

さきほども通った小島のある池塘。

8/11 14:49

この小島、松があって、本当に盆栽みたいですね。

8/11 14:50

神仙沼湿原をあとにして

8/11 15:00

岩内の街を見ながら

8/11 15:07

レストハウスに帰還です。おつかれさまでした。

8/11 15:08

朝、出発するときは無人でしたが、さすがにこの時間は大盛況でした。

撮影機器：

E-M10MarkIV OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) 帽子(1) サングラス(1) スパッツ(1) ザックカバー(1) おふろセット(1)

感想

hirokaz

夏の北海道遠征、本当は旭岳に登ろうとしていたのですが、大雪山の天気がよろしくない予報が出ていたので、急遽持っていたプランBを発動。
苫小牧から上陸して、大雪山ではなくニセコを目的地に切り替え、ニセコにやってきました。
ニセコといっても、ニセコアンヌプリに登るわけではなく、おとなり（というには少し離れていますが）のチセヌプリが今回のターゲットです。
というのも、神仙沼に1回行ってみたかったからです。

神仙沼までは観光客も歩くコースなので、油断していたのですが、ササがかなり高密度に密生していて、これ入って大丈夫なやつか？とちょっと身構えました。
ただ、現れた神仙沼湿原は、聞きしに勝る素晴らしい場所でした。チセヌプリやシャクナゲ岳を見ることができるのが、またいいですね。
さらに、あまり期待はしていなかったシャクナゲ沼が、想像以上に素晴らしい場所で、感動しました。
非常に暑く、かなりパフォーマンスの悪い山行となってしまいましたが、景色は最高でした。

――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　304記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　44/100
日本百名山　75/100
日本二百名山　109/200
日本三百名山　127/301
一等三角点百名山　46/100
都道府県最高峰　26/47
――――――――――――――――――