記録ID: 1616447
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ハイキング
日高山脈
楽古岳（メナシュンベツ川コース）
2018年10月13日(土) [日帰り]
北海道
kazu_VLX
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,119m
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日帰り
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:05
北海道新聞社の『夏山ガイド�ぁ戮砲�ける参考コースタイム：登り3時間50分、下り2時間30分、合計6時間20分。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
数回の渡渉で、石の苔で滑って転ばないように対策が必要。沢靴がベター。 渡渉を終えるとひたすら急登・直登が待っている。登山道を笹が覆って見えないため、下山時に滑って転がり落ちて行かないように一歩一歩の細心の注意を。 |
| その他周辺情報 | 往復ともに海岸線を走るため、陽の光が海をキラキラと照らす光景は美しい。日高門別から浦河にかけて、夕陽が有名。 |
写真
広大な緑の牧場の中に、ひと際尖がって突き出た山容がとても美しい。
日高山脈を横切る国道236号“天馬街道”を広尾町の方へ20�劼曚豹覆爐函�右側に楽古岳入口の看板あり。ここで右折して陽春橋を渡り道なりに真っ直ぐ進む。メナシュンベツ川を右手に一番奥まで進む。途中、恐ろしくなるほど高い崖の上を走るので、車のすれ違いや脱輪にはくれぐれもご注意を。
10/13 7:57
日高山脈を横切る国道236号“天馬街道”を広尾町の方へ20�劼曚豹覆爐函�右側に楽古岳入口の看板あり。ここで右折して陽春橋を渡り道なりに真っ直ぐ進む。メナシュンベツ川を右手に一番奥まで進む。途中、恐ろしくなるほど高い崖の上を走るので、車のすれ違いや脱輪にはくれぐれもご注意を。
楽古岳の山容。手前の尾根上をひたすら登るらしい。それにしても急な斜面でないかな…ワクワクと不安が入り混じる。
楽古山荘に到着。とてもよく管理され、きれいな山荘。トイレあり。先着で車が2台あり。札幌近郊からだと車で3時間半〜4時間は必要。頑張って8時に到着。
10/13 8:13
楽古山荘に到着。とてもよく管理され、きれいな山荘。トイレあり。先着で車が2台あり。札幌近郊からだと車で3時間半〜4時間は必要。頑張って8時に到着。
山荘の前にある入山届に記入して8：30スタート。先着の2名の方は、30分前に出発していた。
歩き始めてすぐに1本目の渡渉。水量が多く、勢いもある。良さげな渡る石がなく、ホーマックで買った米袋を両足に装着して、できるだけ石を活用し渡る。やはりビニール、底に穴が開いたが、靴は濡れずに済んだ。
10/13 8:29
歩き始めてすぐに1本目の渡渉。水量が多く、勢いもある。良さげな渡る石がなく、ホーマックで買った米袋を両足に装着して、できるだけ石を活用し渡る。やはりビニール、底に穴が開いたが、靴は濡れずに済んだ。
しばらく林の中を気持ちよく進む。楽古岳登山道入口という看板が現れる。行く手には目印のピンクテープがあるので安心。
2本目の渡渉。やはり水の勢いが強い。ここは何とかゴアテックスの登山靴に助けられ、無事に渡る。石の表面に苔が付着してとても滑りやすい。
10/13 8:46
2本目の渡渉。やはり水の勢いが強い。ここは何とかゴアテックスの登山靴に助けられ、無事に渡る。石の表面に苔が付着してとても滑りやすい。
大雨や台風の影響だろうか、ひどい有様。ここ最近の気象状況は何かおかしい。先着の1名の方と会い、ヒドイですねぇと挨拶を交わす。
3本目の渡渉。右足を石の上で滑らせたが、かろうじてセーフ。それにしても良い配置の石がない。石と石の間では、より一層の水量と勢いが増している。
10/13 8:50
3本目の渡渉。右足を石の上で滑らせたが、かろうじてセーフ。それにしても良い配置の石がない。石と石の間では、より一層の水量と勢いが増している。
4本目の渡渉。どの石にしようか悩んでいると、時がいたずらに過ぎていく。覚悟を決めてホップ・ステップ・ジャンプ。さすがに右足が湿ってきた。下山まで濡らしたくなかった…。
10/13 8:56
4本目の渡渉。どの石にしようか悩んでいると、時がいたずらに過ぎていく。覚悟を決めてホップ・ステップ・ジャンプ。さすがに右足が湿ってきた。下山まで濡らしたくなかった…。
5本目の渡渉。親切に登山道の看板がある。ここまでも目印のピンクテープに従って歩いてきた。見失わないように、上下左右、視野を広く保って進んで行きたい。
10/13 8:59
5本目の渡渉。親切に登山道の看板がある。ここまでも目印のピンクテープに従って歩いてきた。見失わないように、上下左右、視野を広く保って進んで行きたい。
かわいい渡渉。これぐらいなら楽勝なのに。たまに、目印として石に赤ペンキの矢印あり。
6本目、最後の渡渉。渡った後を振り返り撮影。うまくジャンプできる石を見つけられたが、やはり苔で足を滑らせ軽くドボン。今回も脚カバーと靴のゴアテックスに感謝。
10/13 9:12
6本目、最後の渡渉。渡った後を振り返り撮影。うまくジャンプできる石を見つけられたが、やはり苔で足を滑らせ軽くドボン。今回も脚カバーと靴のゴアテックスに感謝。
渡渉後、赤ペンキの×印あり。どこに登山道があるのかと思いきや、左側にヘアピンカーブして、いよいよ急登の始まり。
山の斜面にある登山道。幅は狭く、足を踏み外してしまうことも。しかも笹が覆いかぶさって、足元が分からない箇所も。笹をかき分けながら進む。下山時は要注意、道を踏み外すと落ちていきます。
10/13 9:19
山の斜面にある登山道。幅は狭く、足を踏み外してしまうことも。しかも笹が覆いかぶさって、足元が分からない箇所も。笹をかき分けながら進む。下山時は要注意、道を踏み外すと落ちていきます。
尾根に出るまでの斜面では、紅葉が目を楽しませてくれる。この時季は、葉の色彩が豊かでとても好きな季節である。
やっとの思いで尾根に出た。やはり急な斜面だった。標高700mの表示が地面にあり。トップが1,471.4mなので、まだ半分か…。
10/13 9:30
やっとの思いで尾根に出た。やはり急な斜面だった。標高700mの表示が地面にあり。トップが1,471.4mなので、まだ半分か…。
デカいコブを付けた樹がお出迎え。どうしたらこのようになるのか不思議。
今度は尾根の急な直登が続く。尾根の一部で気が休まる箇所があるが、総じてひたすら登る感じの山。
青空と山の緑の中に、ひと際白さが映える白樺の林。下界ではなかなか見られない美しい光景。もう一人の先着の方とここで会う。
尖がった山頂が目の前。ハイマツが行く手を邪魔する。足元が見えづらいため、かき分けながらペースを上げていく。
登ってきた尾根を振り返る。浦河町方面。遠くの海まで素晴らしい景色が広がる。登ってきて良かったと心から感じる。
10：45、山頂に到着。山頂を独り占め。時折聞こえる風の音以外、音のない静かな世界。木彫りのゴツい看板ではなく平面の新しい看板。下には、人なのだろうか、ラッコなのだろうか、割れた木彫りの看板が置いてあった。
5
10/13 10:44
10：45、山頂に到着。山頂を独り占め。時折聞こえる風の音以外、音のない静かな世界。木彫りのゴツい看板ではなく平面の新しい看板。下には、人なのだろうか、ラッコなのだろうか、割れた木彫りの看板が置いてあった。
襟裳岬の方向。多くの山が稜線で繋がっている。視野の左右には、広大な青い海が広がる。
遥か占冠・トマムの方向。北海道の背骨と言われる南北約150�劼瞭�高山脈。有名かつ困難な山々が勢ぞろい。来年のお楽しみ。まさにヒグマの棲家。
2
10/13 10:45
遥か占冠・トマムの方向。北海道の背骨と言われる南北約150�劼瞭�高山脈。有名かつ困難な山々が勢ぞろい。来年のお楽しみ。まさにヒグマの棲家。
下山途中の紅葉。緑・黄色・橙色・紅色のグラデーションが美しい。
急な下りが終わり、渡渉箇所にあった楽古岳登山道の標識。登り時には気付かなかった…。
流木の墓場。目印のピンクテープを探すのにひと苦労。川を下って行けば登山口に着くが、ピンクテープのある箇所の方が歩きやすい。帰りの渡渉は、着替えがあるため、靴やズボンが濡れても気にせずジャブジャブ状態。
1
10/13 12:06
流木の墓場。目印のピンクテープを探すのにひと苦労。川を下って行けば登山口に着くが、ピンクテープのある箇所の方が歩きやすい。帰りの渡渉は、着替えがあるため、靴やズボンが濡れても気にせずジャブジャブ状態。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
ここ数年の北海道では、登りたい山に行きたくても、林道が崩壊や工事などで通行止めが多い。地図で1,000m越えの面白そうな山を見つけて楽古岳に挑戦。ネーミングがとても謎の山である。日高山脈で初めて登る山であり、ヒグマとの遭遇を覚悟したが、鹿が多数いても、獣臭漂う熊の気配は感じず、糞もなかった。
急登が多い山の斜面であるため、下りで勢いが付くとフットブレーキが効かない。滑ってお尻から転ぶこと数回。山行としては、そのハードさや景色の良さ、渡渉の多さなど、とても素晴らしい山であると思った。
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