根子岳
長野県
まみち
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 697m
- 下り
- 697m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
|
|---|
感想
毎年1回は登りに行っている積雪期の根子岳ですが、今年は天気が悪いのと車が無かったので行けない日々が続いていました。
ようやく新車が納車され、週末の天気の良さそうな3月26日に最後のチャンスだと思い出かける準備をします。
当日、起きて空を見ると残念ながら雲多め…
それでも山は晴れているかもと思いつつ、クルマを走らせます。
標高が高くなっても路面には雪は無く一安心、さすがに登山口付近は雪がありましたがAWDなのでノーマルタイヤでも問題無しでした。
5:26 いつもの登山口から登り始めますが、小雪と雪解けで雪が少ない。
空の雲もすっかりなくなって快晴のようだ。
5:29 いつもの橋を渡っていざ山へ…
5:34 登山口に有った足跡も直ぐに無くなり、ここからは真冬を思わせるパウダースノーの雪原を独り占めしながら歩くことに。
5:50 スキー場の平原に出ても足跡は無く、さらさらの粉雪を踏みしめる。
5:51 根子岳をバックに営業の終わったスノーキャットが停まっていて、この調子なら山頂一番乗りは間違い無しかな。
5:53 なんて思っていたら足跡発見。昨日の積雪後に歩いた後のようだが、どう見ても踏み跡は新鮮で今日歩いた感じだなあ…
6:03 なんて思っていると、北アルプスに日が当たり始めた。
大滝山から奥穂、槍ヶ岳
後立山の山々
ひときわ真っ白な白馬の山々
まだ登り始めて30分足らずですが、この景色を見られればもう悔いはないですね。
6:11 足元の雪は大きな結晶のサラサラ雪
小さな枝の先には雪の結晶が群をなしている。
時計と温度計を持ってこなかったので、気温が何度なのか分かりませんが雪質を見ると真冬並みに寒いのは間違いないです。
フェイスマスクを持ってきて良かった…
足跡を見つけて追いかけるように登って行ったのですが、その先を目を凝らして見ても人が歩いている様子は全く見えません。
6:13 避難小屋まであと少し
振り返ると北アルプスの上に月が迫る。
拡大するとちょうど槍ヶ岳の上空をかすめていた。
6:45 空は明るくなってきたが、足元の雪はサラサラの粉雪、余りの気温の低さにいつの間にか足先と指先が凍えはじめた。
6:53 そろそろ月が北アルプスに落ちるかなと思って撮影をしていると上から人がやって来た。
ピンクの派手なジャケットに身を包んだ男性だった。
聞けば午前1時に麓を出発し5時半に山頂に到達し下ってきたとのこと。
スノーシューなど履いていなかったので、小根子岳から山頂までは膝まで雪がありツボ足で30分もかかってしまいましたよ〜、そちらは何か履いてきましたか〜と言いつつも何か楽しげ。
ここまで登ってくるのには特にスノーシューがなければ登れない状況はありませんでしたが、私はスノシュー履いてますよーとだけ言葉を交わし、お互いの健闘を祈って、すれ違う。
7:13 2,000mを超えたところで小休憩
ザックの中から、
疲れた体にチョコは即効性、たちまち元気が湧いてきた。
毎年登っている根子岳は雪で一面真っ白だが、今は雪も少なく、昨日積雪が無ければ景色も楽しめないんじゃないかと思うくらい、藪やぶしている。
いつもならこのあたりは圧雪されていてとても歩きやすいのだが…
7:54 先行して歩いていた人の足跡はここから小根子岳方面に向かっているので、この先にトレースは全くなし。
サラサラの雪を独り楽しみながら踏みしめながら登ることになった。
サクッサクッと踏みしめる雪の感触は格別。
いくら寒い信州とはいえ、標高2000mを超えないとこの感触は味わえないね。
でも、チョコのパワーもこのあたりで切れて、疲れで歩みが遅くなり、それにつれて体の代謝も落ち、体だんだん冷えてくる。
特に左足先と右指先はもう既に感覚は無いに等しい。
小さなスノーモンスターが並ぶ雪原を行く。
一番乗りの雪原と思っていたが、どうやらここにも先客がいた。
雪原を見渡すと、いたるところに足跡が…
悔しいが2番手どころか片手がやっと順位に落ちてしまったようだ。
8:08 先ほど出会った人のトレースと合流、苦労の跡が見えるが、おいらはスノーシューのおかげで難なく進める。
小根子岳から山頂まで30分もかかった言っていたが、こんなに潜れば相当疲れることは想像に難くない。
8:10 スノーキャットの終着点の到着、ここからは木々の間を縫って進む。
8:18 森を抜け、
8:21 この坂を一気に登れば山頂です。
8:23 今年も無時に登頂できました。
360度見渡す限りの青空！
北アルプス、北信五岳、志賀高原などこれだけ見られれば言うことありません。
山頂に到着し、素晴らしい眺望を独り占めしたところで、お腹が随分と要求をし始めました。
もたもたしていると反乱しそうな勢いです。
いつものカップラーメンと今日は特価品のまるごとバナナをおまけに持ってきました。
寒空の下でバーナーをセットしてお湯が沸くのを待ちます。
5分…10分…
いつまでたっても湯が沸騰しません。
パワーブースターを持ってくるのを忘れてしまったので、火力が弱すぎて加熱が湯が冷めるのに追いつかないようです。
しばらくはまるごとバナナを胃に投入してしのいでいましたが、お腹の反政府軍の攻撃は待ってはくれないので開封してしまったカップラーメンに人肌程度のお湯を投入。
3分待ちましたが、どこから見てもおいしそうに見えないものが出来上がりました。
一口食べてみると、麺はバリバリと音を立て、スープは舌に嫌というくらいまとわりついて、なんじゃこりゃ〜ってな感じです。いつもなら美味しそうなカップラーメンの画像を掲載していますが、とてもじゃないですがお見せできるものではありません。
でも、こうなってしまえばどうしようもないので、一心不乱に口の中に放り込み、処分終了と相成りました。
口直しにチョコを口に放り込み、温かい食事で温める予定だった冷え切った体を無理やり駆動させ、体温を上昇させます。
温度計を持っていかなかったので、正確な気温はわかりませんが3月末とはいえ標高2,000mをこえる山頂はやはり油断できない寒さでした。
陽が高くなってきて次第に暖かくなってくるだろうとは思いますが、体がそこまで持ちそうにないので撤収します。
下りも同じコースを進むつもりでしたが、足跡の無いルートを歩きたくなって少しコースを外れると、
思ったより急坂で滑落しそうに…
何とかスノーシューの歯を雪面に突き立てて何とか持ちこたえました。危ない危ない、安全な山とはいえ油断は禁物です。
去年みたいにスカイボード（ソリ）で一気に滑る予定でしたが雪不足で不可、おとなしく自分の足で下ります。
いつもの時期なら次から次へと山頂を目指す人たちと出会うのですがこの時期ではすれ違う人は皆無、かろうじてスキー場近くで犬を散歩する人たちとすれ違っただけでした。
陽の光を浴びて、輝きを増す北アルプスを眺めながら、軽快に下り、
さらば根子岳！
車に戻って、冷えた体を温めるため温泉へGO！
目指すは真田丸で注目の真田の里の隠し湯「角間温泉 岩屋館」へ
車がすれ違うのが困難な細い道を山に向かって走り、ようやく到着するも、日帰り入浴は12時からとのこと。
そこまで待ってはいられないので、一路松代へ。
道すがら「十福の湯」もあるのですが、いつも混雑しているのでパス（設備もサービスも充実しているんですが…）
ここまで来るとお腹が空いてきたので、前から気になっていたうどん屋へ。
山の近くにあるのでなんとなくさびれた感じがありますが、
うどんはのど越しの滑らかさとコシのある美味しさは絶品！
讃岐うどんのコシと稲庭うどんの滑らかさを同時に味わえる感じでこんなうどんがここで食べられるのかとちょっとびっくりしました。
お腹を満たした後は、
国民宿舎「松代荘」へ
ここの湯は蒸発残留物14,410��/�圓鮓悗詁�本有数の濃い〜温泉
手足をゆっくりと温めると、心まで一緒に温かくなりました。
DATA
温泉名 松代温泉
施設名 松代荘
住所 長野市松代町東条
電話 026-278-2596
営業 10:00〜22:00
休日 無休
料金 大人510円、子ども200円
評価 ☆★★★★
訪問日 2016/03/26
雪の無い根子岳でしたが、景色が良くて楽しめました。
でも、スノーモンスターが林立する厳寒期のほうが見栄えがいいですねぇ。
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