RAWSILK OKAYA PRIDE ★これで日本も安心だ(^^♪ (茅野ー諏訪湖・片倉館ー岡谷・宮坂製糸場)


- GPS
- --:--
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 39m
- 下り
- 52m
コースタイム
1回目:八王子駅から小仏峠笹子峠を越えて目指し、日野春でリタイヤw
2回目:猿橋駅から笹子峠でなく御坂峠を越えて。甲斐市竜王でリタイヤw
3回目:奥多摩駅から松姫峠越えて塩山まで(これは岡谷まで行く気なし)
4回目:甲府盆地を電車で突破し日野春駅へ。ここまで楽してようやく岡谷入りw
今回:諏訪湖直前の茅野駅まで輪行w さすがに岡谷駅までの直接輪行は風土を感じられないからまずかろうってことです。レイクサイクリング(;'∀')
★過去のデータを見ると、諏訪に至るには”甲府盆地は電車で突破!!”という結論に至ったのである (;´・ω・)
行き:JR東・中央本線茅野駅まで輪行
9:30茅野駅ー10:30諏訪湖・片倉館ー11:15岡谷・シルクファクト岡谷(宮坂製糸場)12:30−12:45岡谷絹工房(旧山一林組製糸事務所)
帰り:JR東・中央本線岡谷駅から輪行
天候 | 秋晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:JR東・中央本線岡谷駅から輪行 |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+歩ける自転車靴
|
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感想
■(車窓から)甲府盆地は稲作に不向き?
列車で何回か通過した甲府盆地。葡萄や桃の果物畑が斜面・扇状地だけでなく平地にまで開けている。過去には桑畑。今は果樹園(^^♪
しかし改めて見渡すと平坦なのに田圃がないのは実に不自然。。歴史的に平坦地で優先されるのは果実よりも米作。
おそらく甲府盆地は土壌が痩せた砂利地帯なので、水が浸み込んでしまう。つまり”水田不能の平地”と想像する訳です。
特に行政はこういったマイナスな情報は流しませんので、甲州葡萄PRに力を入れる訳です。
■茅野(ちの)駅に降りて ー諏訪のなまこ壁と蔵ー
茅野にもなまこ壁があった!! ただ現代系のなまこ壁で”蔵には使われて”いませんでした。
これは、なまこ壁の良さ(防火・防水・防湿)を伝え知った建築ではなく、機能は抜きに”幾何学的なデザインと回顧趣味”のなまこ壁です。ただ”なまこ技法技能”が受け継がれていかれることは、”なまこ伝”と思うところです(^^
※蔵は黒塗りの木造が多かった。これはこれで渋い
■諏訪湖のほとりの片倉社から♪
今日は絹の博物館”シルクファクト岡谷さん”迄・諏訪湖巡りですが、途中に片倉工業が造った一般向け保養温泉”片倉館”を発見しました!
ここは道すがら”片倉”という看板から発見したものです。”片倉”といえば、元々岡谷のシルク王で、後に富岡製糸場のオーナー。現在の片倉工業でありますね。片倉シルクブランドのロードフレームも造っております(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
※富岡製糸場オーナーの変遷(官営→三井→原合名会社→片倉工業→富岡市)
まあ、写真のように片倉館はリッチな造りなのですが、現在でも一般人が使える日帰り温泉がそのまま生き残っていたり、お部屋はお茶会に使われていたりで、諏訪の王道施設でございました。
■糸都岡谷とシルクファクト岡谷(博物館)
★静態展示・英ちゃんが愛した富岡製糸場のフランス繰糸機
さて諏訪湖のほとりから南信に広がる甲州道中。その南信の繭は岡谷に集積される。繭からは糸を引き撚りをかけ薬品処理をしなければ輸出製品(生糸)にはならない。
フランス式繰糸機(\600)を廉価に開発した諏訪式繰糸機(\20)。そこから発展した岡谷の”御法川(みのりかわ)多条繰糸機”だろう。
さかし此処の目玉は、明治5年開業時に富岡製糸場で使われていたフランス式繰糸機で、もしや英ちゃんたちや、伊豆松崎のリクちゃんたちが操作したかもしれないという邪推であります (;゜∀゜)=3
★併設!! 宮坂製糸場
そして本当の目玉はこれだろう 併設の製糸工場 キタ――(゜∀゜)――!!
ギャラリー相手に動かしているのではなく、実際の製品になる糸を取っているのだ。取り方は昔ながらの座繰りと自動繰糸機の二つ。不揃いな座繰り糸も”らしい”織物に最適とか。自動のほうは日産自動車製の自動マシンで、糸の太さを検知出来て自動で次の繭を拾って糸口を探して糸を繋いでいくという恐ろしい器械です(;'∀')
しかも工場内はやたら綺麗でシミはないは潰れた繭はないはゴミ一つ落ちていない。明日にでも天皇の巡幸があっても可笑しくないレベルです。5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の鏡ですよ
お土産に現場で試したミニシルク石鹸(\450)を購入しました。
この見学の良いところとして、実作業が見学できる、作業者に話しかけられるという点です。キリンビール工場見学の実作業なしの・お姉ちゃんのパネル説明・客は試飲目的とは訳が違う!
■白と黄の生繭(せいけん)を頂いて
前回羽化した一羽のカイコガが寂しそうなので3つの生繭を頂いてきたのですが、カイコガの寿命は約7日。今日は下山後の火曜なのですが明日にでも羽化(10月24日)しないと高橋さんちから貰って羽化(10月17日)したグンマ200(オス)がいってしまう!!
※貰った黄繭は”グンマ黄金(こがね)種”、白いのは皇室でも飼われている”小石川種”でございます。
グンマ200とかの品種は別として、カイコガは清潔ですね。いつも触角を解かしていてカワイイですw
堅い話が続いたので萌え話で締めw
-------------富岡日記(横田英)------------------
一等工女になりますと、その頃は百五十釜でありまして、正門から西は残らず一等台になりま した。私は西の二切目の北側に番が極まりまして、参って見ますと、私の左釜が前に申述べました静岡県の今井おけいさんでありましたから、私の喜びは一通りではありません。また今井さん も非常に喜んで下さいました。その日から出るも帰るも手を引合いまして、姉妹も及ばぬほど睦しく致して居りました。
繭は一等でありますから大きい揃ったので、たちも宜しゅうありますから、毎朝繰場へ参るのが楽しみで、夜の明けるのを待兼ねる位に思いました。皆同じことだと存じます。
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行く秋や煮釜に浮かぶ白き繭 ほの香
大繭の二頭こもれぬ秋思かな ほの香
秋蚕なほ羽化続きたる晩晩蚕 ほの香
秋深し自動繰機はカタカタと ほの香
糸を繰る賑わい今も秋うらら ほの香
お蚕の触角めでる夜長かな ほの香
秋繭やもふもふの蛾を吐きにけり ほの香
糸紡ぐ手返しも良き秋桜 ほの香
秋の日を窓いつぱいに座繰る哉 ほの香
トっトつカポカポぐゎワインの夜長 ほの香
関連リンク
シルクファクト岡谷さん
http://silkfact.jp/
宮坂製糸所さん
https://www.msilkpro.com/
信州シルクロード
http://shinshu-silkroad.jp/
関連する記録
俺のシルクロードはアパレル産業に至る道だった ★甲州道中(日野春ー岡谷) 2018年06月17日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1501111.html
チャリレコ 頂上だよ、ハートだよ、魂だよ! ★御嶽ー松姫峠ー大月ー笹子峠(旧笹子隧道)ー塩山 2017年09月03日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1245706.html
俺のシルクロードがこんなに (;`・∀・)q アッチィ!! わけがない ★八王子・岡谷(御坂)ルート(猿橋・河口湖・御坂峠・甲府・諏訪・岡谷) 2017年07月09日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1191093.html
俺のシルクロードは感嘆の連続である ★八王子・岡谷ルート(八王子・大垂水峠・笹子峠・甲府・諏訪・岡谷) 2017年04月16日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1107661.html
コメント
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片倉館発見しましたね。実は、私、何度か入りました。ローマ帝国のお風呂を想像させる千人風呂、りんどうビール、丸い針の体重計・・・・・歴史を感じさせますね。近江商人の作った無賃橋同様、昔のお金持ちは、こうして、地域住民に社会貢献したんだなあと感心させられました。片倉製糸といえば、子供の時、私の田舎郡山市にも工場があったなあとお風呂入りながら感慨深かった。ぜひ千人風呂、りんどうビールお試しあれ〜〜
こんばんはですw
片倉に入浴 つかローマのカラカラ千人風呂ですかw 実にリッチな光景ですねw
コメントによるとリッチなだけでなく、地元?の”りんどうビール”も味わえるのですか(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
明治のころはお金持ちの寄付は普通だったようで、仰せのように地域に貢献した。。記録が各所に残っています。
税は優遇されていたでしょうか?
千人風呂とりんどうビール、覚えておきます(`・ω・´)
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