記録ID: 162430
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ハイキング
奥秩父
茅ヶ岳・金ヶ岳
1981年05月04日(月) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 952m
- 下り
- 1,354m
コースタイム
茅ヶ岳登山口5:00―5:10大明神5:20―女岩―8:10茅ヶ岳8:40―9:30金ヶ岳10:30―12:30浅尾新田バス停
天候 | 小雨のち晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路はバスで韮崎駅に出た。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜行電車で韮崎に3:35に着き、込み合った待合室でしばらく仮眠してからタクシーで登山口まで行ったが、水を詰め忘れたのに気づき、10分ほど下の大明神集落まで歩いて戻り、そこから直接登る道を教えてもらった。この道は間もなく元の登山口からの道に合流した。 途中、女岩の先に滑りやすい登りがあったが、道は明瞭で特に問題個所、危険個所はなかった。 金ヶ岳から西南に下ると裾野の広大な原に出て、原の中を鳳凰三山・甲斐駒方面を正面に見て一直線に下った。南アルプスは雲に覆われていたが、時折雲間から覗く稜線があまりに高く見えるのに唖然とした記憶がある。 |
感想
茅ヶ岳・金ヶ岳に登ったのは、真向かいにある南アルプス、中でも私の大好きな甲斐駒ケ岳の眺めを期待してのことでした。
稜線を歩いているときには霧のため眺めが得られませんでしたが、下山の途中、広大な裾野を一直線に降りていく箇所があり、そのあたりでちょうど雲が取れてきました。中央線側、特に穴山、日野春、長坂あたりから見る甲斐駒の姿は日本の山岳景観の中でも間違いなく十指の内にはいる素晴らしいものだと思っていますが、茅ヶ岳の裾野からみる甲斐駒は、前景となる釜無川沿いの集落が低く見えるだけに、とてつもなく高く高く聳えて見え、まさに圧巻でした。
深田久弥は「日本百名山」の甲斐駒ケ岳の中で、江戸時代の僧・海量の漢詩を引用していますが、それがぴったり当てはまる状況でした。
望駒嶽 駒ヶ岳を望む
甲峡連綿丘壑重 甲峡に連綿として丘壑重なる
雲間独秀鉄驪峰 雲間に独り秀づ鉄驪の峰
五月雪消窺絶頂 五月雪消えて絶頂を窺へば
青天削出碧芙蓉 青天に削り出す碧芙蓉
完全に晴れていたわけでなく、稜線や山腹を雲が去来していたことも、さらに高さが印象付けられた理由かもしれません。晴れた日ばかりがよいわけではないのが山を見る楽しみの奥深さといえるかもしれません。
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