Cruz de Caña

2012年01月07日(土) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 12.5km
• 登り: 1,206m
• 下り: 1,191m

コースタイム

Los Penitentes9:03〜9:43スキー場レストハウス9:58〜(Cruz de Caña南西尾根)〜12:52Cruz de Caña13:19〜(Cruz de Caña稜線)〜(Q.Cruz de Caña)〜15:50スキー場レストハウス15:52〜16:15Los Penitentes

天候

9:01　Los Penitentes　晴れ　23℃　
13:02　Cruz de Caña　晴れ　20℃
16:18　Los Penitentes　晴れ　27℃

コース状況／危険箇所等

★登路について
　登山道なし。登りはCruz de Cañaの南西尾根を行き、下りは沢を下降。

写真

1/7 9:43

1月7日　9:43
スキー場と休業中のレストハウス

1/7 10:58

1月7日　10:58
足元に咲く小さな太陽

1/7 11:15

1月7日　11:15
急登後の緩やかな稜線

1/7 11:32

1月7日　11:32
貝のような小さな花

1/7 12:32

1月7日　12:32
山頂まで傾斜は緩い
しかし遠い

1/7 12:52

1月7日　12:52
Cruz de Cañaの頂き

1/7 12:52

1月7日　12:52
Cruz de Caña山頂標識

1/7 13:09

1月7日　13:09
Cruz de Caña山頂より
中央奥にde las Leñas(4,392m)

1/7 13:09

1月7日　13:09
Cruz de Caña山頂より
北に見える雪の帽子を被る山々

1/7 13:09

1月7日　13:09
Cruz de Caña山頂より
中央奥に屏風のようなPenitentes(4,328m)

1/7 13:52

1月7日　13:52
Cruz de Caña最高地点(3,707m)にあるケルン

1/7 14:18

1月7日　14:18
お花畑

1/7 15:08

1月7日　15:08
沢へ下降する

1/7 15:12

1月7日　15:12
沢沿いの楽園

1/8 15:08

1月8日　15:08
Los PenitentesよりCruz de Cañaを見上げる(中央奥)

撮影機器：

FinePix T300 FUJIFILM

感想

higashino9

Los Penitentes(ペニテンテス)の北東になだらかな山容を見せる山がある。標高3,707mのCruz de Caña。
麓からの標高差約1,100m、一般的な登路のないこの山を地形図片手に登ってみた。

朝9時、ペニテンテスのホテルを出発。まずは道路を挟んだ向かいにあるスキー場内の道を登る。
両足、特に左足がまだ回復していない。膝とアキレス腱が半分くらいしか曲がらないのでダブルストックで体を支えながらゆっくりと進む。

スキー場の中段まで登り、休業中のレストハウスのベンチで一休み。これから登るルートを眺めた。
植生の少ない裸山だからどこからでも登れそうだが尾根筋を登路とすると最初の急斜面を我慢して行かなくてはならない。
なるべく登りやすそうなルートを定めて腰を上げる。

沢を渡り、定めたルートに取付く。
ややザレた急な登り。下から観察していた印象と地形図によれば最初の急登を登りきればあとは緩やかになるはず。崩れやすい斜面を足場を見つけながら登ってゆく。

休憩、しばらく登りまた休憩。そして再び登る。

登りきると思っていた通りなだらかになった。
所々踏み跡がある。良く見ると人のものではなくMula(馬)のもののようだ。踏み跡上に糞がいくつもある。

このCruz de CañaはMulaの放牧地になっているようでそういった道があちこちある。
ここからは主にこの獣道を歩いて登る。
木と呼べるものは一本もない稜線。大地には高山植物がわずかに這うように生えているだけ。
上がれば上がるほど景色が広がる。

麓から登り始めて4時間弱。標識とケルン以外周囲には何もない山頂に着いた。
360度の展望地。北には標高6,959mのAconcaguaとそれに連なる山々、東西南にも3,000m、4,000m級の山が広がる。

肺水腫の影響が残っている為か少々息苦しい。
腰を落としてしばし休憩。

息を整えてからその後は北へ、稜線を反時計回りに歩いた。
山頂標識のあるピークとは別にある最高地点を踏み、帰路は沢を下った。

滝はなく、足を濡らすことなく下ることができる。
赤茶けた流れの多いこの地域にしては珍しい清流。
流れに沿った新緑に何度も振り返った。