大菩薩嶺



- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 703m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
1月1日:C1[08:43]〜大菩薩峠[09:35]〜大菩薩嶺[11:49]〜丸川峠[13:15]〜大菩薩登山
天候 | 12月31日:晴れのち暴風雪 1月1日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
山岳会としてはこれで二回目となる、初日の出登山。
毎年年末年始は会員たちそれぞれが忙しく、参加者が集まらないのが常。
今回も例に漏れず、たった三人での登山。
みかん先輩は八ヶ岳から帰ってきたばかりで顔のあちこちに凍傷が。
なんか山男の勲章のようでこういうのはいいと思う。
塩山駅から大菩薩登山口行きのバスに乗車(なんとバス代100 円!!)。
大菩薩登山口からはしばらく車道歩き。やがて登山道に入り、冬枯れの雑木林を落ち葉を踏みしめつつ石丸峠を目指します。
積雪は数センチ。登山道の周りには小動物の足跡が各所に残されていました。
途中小沢を横断したのですが、沢底をみてみると、なにやらキラキラ光るも
のが。
なんと砂金が一面に散らばっているのです。さすが甲斐の国。
もちろん早速砂金取り開始。30 分ほど費やしました。
やがて大きな沢に出たところで昼食。
このあたりから天候がだんだん悪くなってきて、石丸峠につく頃には雪が舞う天候になっていました。
石丸峠でテントを貼る予定だったものの、適地が見つからず、毛局廃屋がある天狗棚山に幕営することになりました。
その時点で昼過ぎ。大分テントで休む余裕があるなとか考えていたのですが、なんと地面が凍りついていて、ペグが刺さらないのです。
テントを設営するのに、裕に一時間以上かかってしまいました。
晩飯の鍋料理を食い、就寝。
しかし深夜になると、猛烈な暴風になりました。隣の廃屋からはトタンが飛んできたり、テントがガッタガッタ揺れて大変です。
風が来るたび「テントが飛ばされるんじゃなかろうか、雪雪でフライの通気部分が埋まるんじゃないだろか」などと不安で、
とてもじゃないが眠れません。僕はラジオで紅白歌合戦を聞きつつ、なんとか気を紛らわしていました。
2 日目
我々に多大な恐怖を与えた低気圧は夜半に通過、翌日は予想通り、快晴になりました。
これは初日の出も見られそうです。ただとても寒い。ありったけの防寒具を着込んでもガチガチに歯が震えるほどでした。
水の凍り具合からー10 度以下になっていたようです。
ごった煮のナゾな創作料理を流し込んだあと、日の出が見れそうなところで、日の出を待ちます。
凍りつくような空気の中、地平線が赤く染まり、そして南アルプスが赤く染
まり、遂に2004 年初日の出を迎えました。
最高の初日の出でした。山からの日の出では相当キレイな方でした。
日の出を堪能したあとが大変です。凍りついたテントを回収しないときけま
せん。やはり一時間以上かかり、出発したのは8 時30 分過ぎ。大菩薩峠に向か
いました。
大菩薩峠の方は、初日の出の人が多かったらしく、急に人が多くなりました。
大菩薩峠周辺からは富士山、奥秩父、八ヶ岳、南アルプスが手に取るように見えま
した。
また雷岩付近では霧氷も楽しめました。
やがて樹林帯に入り、大菩薩嶺を通過、樹林帯をなだらかに下っていくと、急に開けたところに出ました。丸川峠です。
ここまではコースタイムより遅れていたのですが、後から高速で移動する小父さんが迫ってきました。
後にも先にもあそこまで早い中高年登山者は初めて出会いました。
その小父さんに追い立てられるように、猛烈な速さで下山、予定通りのバスに乗ることができました。
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