ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 163589
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

大菩薩嶺

2003年12月31日(水) 〜 2004年01月01日(木)
 - 拍手
synusium その他2人
GPS
32:00
距離
11.7km
登り
703m
下り
1,298m

コースタイム

12月31日:大菩薩登山口[08:00]〜ロッヂ長兵衛[10:05]〜(砂金採り)〜石丸峠[12:33]〜天狗棚山C1
1月1日:C1[08:43]〜大菩薩峠[09:35]〜大菩薩嶺[11:49]〜丸川峠[13:15]〜大菩薩登山
天候 12月31日:晴れのち暴風雪
1月1日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2003年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR線塩山駅からバスで大菩薩登山口
大菩薩登山口
凍りついたテント
凍りついたテント
初日の出

感想

山岳会としてはこれで二回目となる、初日の出登山。
毎年年末年始は会員たちそれぞれが忙しく、参加者が集まらないのが常。
今回も例に漏れず、たった三人での登山。

みかん先輩は八ヶ岳から帰ってきたばかりで顔のあちこちに凍傷が。
なんか山男の勲章のようでこういうのはいいと思う。

塩山駅から大菩薩登山口行きのバスに乗車(なんとバス代100 円!!)。

大菩薩登山口からはしばらく車道歩き。やがて登山道に入り、冬枯れの雑木林を落ち葉を踏みしめつつ石丸峠を目指します。
積雪は数センチ。登山道の周りには小動物の足跡が各所に残されていました。

途中小沢を横断したのですが、沢底をみてみると、なにやらキラキラ光るも
のが。
なんと砂金が一面に散らばっているのです。さすが甲斐の国。
もちろん早速砂金取り開始。30 分ほど費やしました。

やがて大きな沢に出たところで昼食。
このあたりから天候がだんだん悪くなってきて、石丸峠につく頃には雪が舞う天候になっていました。
石丸峠でテントを貼る予定だったものの、適地が見つからず、毛局廃屋がある天狗棚山に幕営することになりました。

その時点で昼過ぎ。大分テントで休む余裕があるなとか考えていたのですが、なんと地面が凍りついていて、ペグが刺さらないのです。
テントを設営するのに、裕に一時間以上かかってしまいました。

晩飯の鍋料理を食い、就寝。
しかし深夜になると、猛烈な暴風になりました。隣の廃屋からはトタンが飛んできたり、テントがガッタガッタ揺れて大変です。
風が来るたび「テントが飛ばされるんじゃなかろうか、雪雪でフライの通気部分が埋まるんじゃないだろか」などと不安で、
とてもじゃないが眠れません。僕はラジオで紅白歌合戦を聞きつつ、なんとか気を紛らわしていました。

2 日目
我々に多大な恐怖を与えた低気圧は夜半に通過、翌日は予想通り、快晴になりました。
これは初日の出も見られそうです。ただとても寒い。ありったけの防寒具を着込んでもガチガチに歯が震えるほどでした。
水の凍り具合からー10 度以下になっていたようです。

ごった煮のナゾな創作料理を流し込んだあと、日の出が見れそうなところで、日の出を待ちます。

凍りつくような空気の中、地平線が赤く染まり、そして南アルプスが赤く染
まり、遂に2004 年初日の出を迎えました。
最高の初日の出でした。山からの日の出では相当キレイな方でした。

日の出を堪能したあとが大変です。凍りついたテントを回収しないときけま
せん。やはり一時間以上かかり、出発したのは8 時30 分過ぎ。大菩薩峠に向か
いました。

大菩薩峠の方は、初日の出の人が多かったらしく、急に人が多くなりました。
大菩薩峠周辺からは富士山、奥秩父、八ヶ岳、南アルプスが手に取るように見えま
した。
また雷岩付近では霧氷も楽しめました。

やがて樹林帯に入り、大菩薩嶺を通過、樹林帯をなだらかに下っていくと、急に開けたところに出ました。丸川峠です。

ここまではコースタイムより遅れていたのですが、後から高速で移動する小父さんが迫ってきました。
後にも先にもあそこまで早い中高年登山者は初めて出会いました。
その小父さんに追い立てられるように、猛烈な速さで下山、予定通りのバスに乗ることができました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:744人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら