赤鞍ヶ岳・朝日山・(秋山)二十六夜山


- GPS
- 06:20
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,294m
コースタイム
巖道峠 08:35
御牧戸山 09:10-09:15 (鳥居立)
長尾 09:35
赤鞍ヶ岳 10:30-10:40
朝日山 11:20-11:30
棚ノ入山 11:55
(この間、道間違いにより約30分ロス)
二十六夜山 13:00-13:15
下尾崎バス停 13:50
無生野バス停 14:20
天候 | 晴れのち時々曇り。気温が高かった上にほぼ無風で、この時期としては暖かい1日でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
橋本駅 06:20-(神奈中バス)-06:55 三ヶ木 07:00-(神奈中バス)-07:35 月夜野 07:50-(富士急バス)-08:00 久保 (帰り) 無生野 14:40-(富士急バス)-15:26 上野原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
久保バス停から巖道峠までは舗装された林道です。 巖道峠から山道に入ると、最初だけは急な尾根を直登させられます。 でも傾斜が緩んでなだらかな尾根に変わると、あとは緩やかなアップダウンが主体の歩きやすい道が赤鞍ヶ岳まで続いていました。 明瞭な道で、迷うような箇所や歩きにくい箇所も全くありません。ただし終始樹林の中を進むため、この時期でも展望が得られる場所はありませんでした。 長尾と赤鞍ヶ岳の間では、冬以外の季節に笹ヤブが厄介になりそうな箇所は散見されています。 赤鞍ヶ岳から先になると、展望の開けた場所があったり、岩の間を抜けて通る箇所があったりと、少し変化も出てきます。 ただ、朝日山までの間にいくつものアップダウンがあり、いずれも登り下りは小さなものですが、回数が多いのが煩わしく感じました。 朝日山からサンショ平を経て棚ノ入山までも、道はいたって明瞭で、問題となる箇所もありません。 ところが、棚ノ入山から二十六夜山へ向かう途中で激しく道を外し、200m以上下って林道近くまで下ってしまいました。 間違って下った道は、当時の登山地図には出ていないものでしたが、何年かすると赤実線で表示されるようになったので、現在では分岐点には然るべき標識類が設置されて、間違えにくくなっている可能性が高いと思います。 間違ったその地点を除けば、ほかには進路に迷う箇所や危険箇所はなく、二十六夜山への寄り道を往復した後は、順調に下尾崎バス停まで下ることができています。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
橋本駅からバスを3本を乗り継いで、道志村へと入ります。このバスの乗り継ぎは、祝日でない土曜日にしか成立しません。
久保バス停で降りて、そこから巖道峠(ネット上では多くの記事が「厳道峠」としています)までは、コンクリートで綺麗に舗装されている林道を歩きます。
静かな車道で、人も車も全く見ないうちに巖道峠に到着となりました。
巖道峠からの、高度差で最初の100mほどは、狭くて急な尾根をほぼ直線状に登るきつい坂でした。
前日までの雨の影響で、一部に足場の不安定な箇所もありますが、登山道脇に樹木が密生していて、木の幹を頼れるので、特に困難もなく登って行けます。
やがて傾斜が緩んでくると、その後はなだらかな尾根を、じんわりと登って行く感じに変わりました。
最初に着くピークが無線中継局やテレビ塔が立ち並ぶ御牧戸山で、地形図では「鳥井立」と書かれています。
古びた道標の文字はかすれていて、現在地が「鳥井立」と書かれているのだけが辛うじて判読可能でした。
ここでは北西方向の展望があって、西には雪を抱いた南アルプスの北部を眺められました。
その次の名前のあるピークは「長尾」ですが、そこはあまり明瞭なピークではなく、標識がなければ気付かずに通り過ぎてしまうような場所です。
展望はなく、そこにある標識も現在地以外の文字はほとんど読めませんでした。
また、さらに進むと細茅ノ頭があるのですが、その位置は地形図を見ながらほぼ特定できたものの、付近に標識が見当たらなかったため確証を得られずに終わっています。
赤鞍ヶ岳は、狭いスペースに雨量計の施設が建っているだけで、高く茂っているササのために見通しも全くききません。
標識も見掛けず、ササの中に分け入る踏み跡を追っていった先の三角点がある地点で、元々何かが書かれていたらしい白いプラスチック板を見ただけでした。
朝日山の頂上部には少し広がりがあって、歩き回ってみると、南アルプスの一部を望める場所があったり、山麓にあるリニア実験線の車両基地を見下ろせたりする場所がありました。
朝日山から北に進路を変えると、まずは一気にガクンと大きく下ります。
平坦に近い場所まで下って振り返ると、先程まで歩いていた稜線が結構大きくアップダウンしている様子が良く見渡せて、なるほど煩わしくも感じたはずだと納得できました。
そこからサンショ平までは、平坦に近い道が続き、右に折れた先の棚ノ入山への道も、わずかに登っているだけで引き続きほぼ平らな尾根道でした。
棚ノ入山から二十六夜山へ向かうと、その途中にある小さなコブを越えるか巻くかの分岐に絡んで、同じ地点から全く別の道も分岐していたため、その別の道に入り込んでしまい、高度差で200m以上余計に下って30分ロスしてしまいます。
途中から、あまりに大きく下るのが不自然だと漠然とは感じていましたが、間違った道もメインルートと同程度に明瞭で、ルートを外した時に特有の怪しげな雰囲気が一切ありません。
どこまでもしっかりした道が続いていたために、すぐ下に林道が見えてくるまで、間違いを確信できませんでした。
数年後には登山地図に赤実線で載ることになる道だったのですが、その当時は未知の存在で、道標も全く出ていなかったため、よもや別方向への道があるなどとは思わなかったのです。
正しい道に戻って緩やかに登ると、ほどなく三日月峠に出て、さらに少し登った先に二十六夜山への分岐がありました。
二十六夜山では、南側と西側に展望が開けていますが、その方向には雲がかかっていて、遠くまでは望めずに終わります。
二十六夜山から尾崎へ下る道は、傾斜は緩やかなのですが、特に前半は大小の石がゴロゴロしていてあまり歩きやすくありませんでした。
かなり下って杉の植林帯に入ると、ようやく歩きやすい道となります。
下尾崎バス停に着いた時点で、バスが来るまでにまだ小1時間あったので、暇つぶしを兼ねて、バスを迎えに無生野方面に歩いていくことにしました。
途中に特段の見所もなく、淡々と歩いて着いた無生野は、バス路線の起点だから少しは何かあるだろうという期待を裏切って何もなく、すっかり拍子抜けしてしまいました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2006_10_12/mt2006_10_12.html#20061216
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