筑波嶺の蚕影神社・金色姫をお訪ねして ★チャリレコ（岩瀬ー真壁ー筑波駅ー蚕影神社ー土浦）

2018年11月04日(日) [日帰り]

• GPS: 32:00
• 距離: 59.7km
• 登り: 160m
• 下り: 187m

コースタイム

久々に海、ゆるふわの伊豆に行こうと思ったら、関東南部のみ雨予報とか (´・ω・`)
伊豆は雨予報なので、茨城かグンマに逃げよう。グンマは先週行ったので筑波のリンリンロードや山麓へ

行き：JR東・水戸線岩瀬駅まで輪行
8:20岩瀬駅ー10:00真壁町散策ー11:00筑波駅ー11:30蚕影神社ー13:30サイゼリヤ土浦店14:30−14:50土浦駅
帰り：JR東・常磐線土浦駅から輪行

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自転車

行き：JR東・水戸線岩瀬駅まで輪行
帰り：JR東・常磐線土浦駅から輪行

全線自転車を使用

写真

おはよう!!左のは”ぐんま200”20日前に羽化しこの日帰天（花壇に埋めた）　右のは今朝羽化した小石丸（大きいが実はオスだった

東海は雨予報なので筑波に出撃!!

水戸線に乗り継いで。笠間駅での交換（単線の離合）

8:20 岩瀬駅下車。茨城の自衛隊は何を守るのか ＼(^o^)／オワタ

CRを外して県道に入ればこの有様ですよw（岩瀬）

筑波山に似た山が近くに。。

こっちが本物の筑波。まだ暫くありそうだね(・∀・)

敢えてCR（サイクリングロード）を外して真壁の探索

何故か石材屋が多い。これは道祖ですね

ほんとうに石屋・石の加工場が多い

茨城といえこのような斜面にはすぐに桑畑が出てきそうな。。

馬頭観音でかっ!! 他にも至る所に巨大馬頭が。。

旧家の蔵もパワーアップw

山沿いの集落に突入して道を繋いでいきます

アップダウンの丘陵が桑畑発見の狙い目w　でも石材屋さんでした

古いなまこ壁もあったり!!（真壁町の傾斜地）

広大な傾斜地は過去のクルワ跡らしい

真壁城跡とのことです

こ・ここは!! 城下町では!!

なぜか近代遺産もw　昭和2年建設、昭和31‐61年まで郵便局として使われた旧真壁郵便局です

郵便局の窓口内側に入りました

2階部分は当時の職員の休憩室

国道に今の真壁郵便局が。適当に走って偶然のめぐり合い

旧道には旧家の門構え

ヘーイ!! 旧道ガールでーす!!

つか真壁図書館はイケてる旧家風w

鋳物工場?? お寺の鐘でも造っている雰囲気(・∀・)

さてさて筑波手前で馴染みのCR（廃線跡）に入ります

11:00 旧筑波駅です。筑波山最寄りの拠点でヒルクライム系のサイクリストも集まるターミナルです

旧筑波駅から土浦駅まで20キロくらい

筑波山と刈り入れが終わった田んぼです

筑波駅ー北条地区から神郡（かんごおり）集落に外れます、、秋祭り ("・∀・)イイ!!

手芸のお家で香草茶を御馳走になりました

お茶のお家でメダカも繁殖

金魚も繁殖（これは親）

神郡（かんごおり）集落に外れた訳は

かいこー!!

登ってきた道

謂れについては感想欄を参照

お蚕を模したんですか? カイコ蛾が羽を広げたよう（飛べないけど）

扁額？には蚕影山とある

神社内部を覗いてみます。中央の暖簾？はカイコガ??（要拡大）

カイゴガではなく、只の電球と笠でした＼(^o^)／

外から廻ると、奥社があった

奥社の手前に祠

修復材は昔の絵馬か？繭がどうとかこうとか (ノ・ω・)ノオオ

参詣を終え脇参道から下山です。

休憩所。蚕影羊羹?? (・∀・)

蚕影神社休憩所。この静かな筑波山麓に多くの養蚕家が参ったのだ

少し離れて

初酉（はっとり）神社は”機織り”の由来デスネ!!

その通りでしたw

初酉（はっとり）神社は織物の神

さーて、旧道の家並みに復帰してー

CRに入ります。土浦まで5キロくらい

ヘーイ!!

再開の友人はドリンクバーなのに!!

土浦駅から帰りマース!!

帰ればカイコガの羽化でーす!!

お守りをって、速攻の交尾で産卵とか!!

産んでるじゃん。どうすんだこれ!!

感想

Honoca

この廃線跡は数度走った。
関東鉄道筑波線（土浦ー岩瀬間）の廃線跡を整備したサイクリングロードなのだ（以下CR）。
まず岩瀬からスタートするが、中間の筑波駅休憩所まで極力CRを使わず旧道・脇道を散策していく。理由は後ほど。そして蚕影神社本社を訪ねます (｀・ω・´)

■真壁は石の町だった
岩瀬から”CRを敢えて外し”筑波山を目印に筑波駅ーそして蚕影神社を目指していきます。
途中、筑波山麗に養蚕農家を探索した（←いい加減にして漕ぎやがれw）
経験上こういう傾斜地（山麓）は稲作に向かないので、桑畑がある（あった）ことが多い。そんな養蚕農家は傾斜地（桑畑）と平地が交わる地点に多いのだ。
　・石材加工場がいやに目につく
地元の複数の婆によればこの地の養蚕は戦後すぐに廃れたらしい。その後も続いたのは”真壁石”の石切と加工・販売であり豪石商？な旧家が多くあった。

■サイクリングロード（CR）を外れて解る事
CRとは自転車専用に付けられた道。元々は廃線跡、川堤、幹線道脇に多い。
土浦周辺は特に平坦な地形も味方し、土浦市は積極的にCRを展開整備、霞ヶ浦CRと筑波線廃線跡CRをリンリンロードとしてPRしている。
CRメリット　クルマが乗り入れないCRはサイクリング初心者に優しい
CRデメリットは、いわばCRは”箱入り”であり、特に廃線跡は道そのものが玄関（生活）に面していないことが生活道と決定的に違う点だ。まぁ線路跡なのでアタリマエであるが。。

簡単に言えば
CR＝自動車専用道路・バイパスと同じ傾向で、高速移動できる半面、人・文化が感じられない
旧道＝基本徒歩や馬の低速の道。飛び出し等・見通しが悪い箇所もあるが、古道探索や土地の文化や特産、人との触れ合いなんかも楽しめるw
特に農家の人の記憶はすばらしいし、また町内会の日曜清掃の休憩時の人を横目に止まればお話が伺える。
★CRから外れること。これもチャリの行動力のひとつ。

■筑波に養蚕農家はある（あった）のか？
桑畑の形跡は見つかったものの50年前ぐらいの昔だし、恐らく筑波は昭和50年代には養蚕が終わった地域とみました。。
平坦地区はもちろん水田地帯である(・∀・)

■金色姫伝説（蚕影神社・本社）
思えばここ蚕影神社は、利根川沿いの神栖市日川に蚕霊（さんれい）神社（7月1日訪問）との繋がりである・・というか本社であるw
金色姫を3行で説明すると、、
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中国でいじめられた”金色姫”は舟で国外脱出し、その舟（虚ろ舟）は茨城の小貝海岸（こかい＝蚕飼）に漂着した。漁師夫婦が姫の面倒を見たが空しく絶命した。。数日後に漁師が棺を開くと無数の虫がおり桑の葉を喜んで食べ、虫は繭を作った。
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今は養蚕は盛んでないので参拝客は激減。入口に売店があったのでお守りを購入しました　←つかオマイはカトリック信者だろw

■知らないうちに羽化。しかも速攻の交尾と産卵
帰ったら昨日羽化した蛾と、今日羽化したらしい蛾（雌）が交尾していて、離したら即・産卵するとかー!!
　　〜　どうすんだこれ　〜
データ
オス：11月3日羽化　小石丸種
メス：11月4日9:00羽化　ぐんま黄金種
　11:00交尾　18:00産卵始め

　柔らかに顔洗いたる秋蚕かな　　ほの香
　カイコガの長き産卵秋月夜　　ほの香
　行く秋や影とうとうと廃線路　　ほの香
　ぐりぐりと蚕蛾の出て文化の日　　ほの香
　山門をくぐれば軒の吊るし柿　　ほの香
　訪ねれば秋天蚕影神社かな　　ほの香
　東雲に筑波嶺そびゆ文化の日　　ほの香
　あかねさす紫峰まぢかに秋祭　　ほの香
　秋あかね真壁は石の都なり　　ほの香
　通りまで苅田の人と話しけり　　ほの香


蚕影リンク
大洗( ・∀・)イイ!!自力で走ってちょっと好きになった ★下総橘ー蚕霊神社ー鹿島ー大洗 2018年07月01日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1513859.html