朝日山・菜畑山・今倉山・(道志)二十六夜山
- GPS
- 07:05
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,665m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
朝日山 09:40-09:45
菜畑山 11:15-11:25
今倉山 12:35-12:40
今倉山(西峰) 12:50
二十六夜山 13:45-13:55
赤坂駅 15:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
橋本駅 06:20-(神奈中バス)-06:55 三ヶ木 07:00-(神奈中バス)-07:35 月夜野 07:50-(富士急バス)-08:17 大川渡 (帰り) 富士急行線 赤坂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回最初に登った山は、地形図では「赤鞍ヶ岳」となっており、現地で見た標識も、山頂にあったものばかりか、登山口やルートの途中にあったものもすべて例外なく「赤鞍ヶ岳」となっていました。 しかし「山と高原地図」が敢えて「朝日山」としているので、この記録ではそれに従った表記を採用しています。 大川渡バス停から朝日山への登りは、かなりの急登となります。最も傾斜のきつい箇所では補助ロープが下がっていて、それを頼らないと登れない程でした。 朝日山と菜畑山の間は、急降下しては急登というパターンが繰り返されて、かなり消耗しました。 ただしそれなりに歩かれている様子で、やや頼りない道となるものの、不明瞭になる箇所はありませんでした。 菜畑山から先になると、今倉山までは比較的緩やかな道となります。尾根上には見晴らしの良いポイントも増えてきて、気分良く歩ける所の多い区間でした。 今倉山を過ぎると、すぐに展望地でもある松山(赤岩)への登り返しがありますが、その後はほとんどが下りとなって、二十六夜山への登りは最後に少し出てくるだけとなります。 二十六夜山からは少々急な下りが続きます。この時期は、大量の落ち葉が道を覆って路面が全く見えないほどでしたが、それでも特に危険はなく、また迷う心配もありませんでした。 下山地からの交通機関としては、上戸沢バス停から都留市駅行きのバスを利用することが可能ですが、本数は少なく、今回は赤坂駅まで歩いています。 すると交通量の多い国道を、トラックなど大型車の排ガスにまみれながら長々と歩く羽目になったので、ここを歩くのはお勧めしません。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
橋本駅からバスを3本を乗り継いで、道志村へと入ります。このバスの乗り継ぎは、祝日でない土曜日にしか成立しません。
大川渡でバスを降りて、最初は車道を登っていきます。
しばらくすると左側に登山口があって、そこから山道に入り、少し登って尾根上に出てからは、かなり急な登りとなりました。
一気に入道山(979m)付近まで登ると、今度は入道山を巻くためにトラバース区間に入ります。ほぼ平坦に近い道に変わりますが、崩れやすい箇所が多々あって要注意でした。
入道山を巻き終わって再び登りが始まると、傾斜は強まる一方で、かなり容赦のない急登となります。
しばしば岩や木の根などを手掛かりに、這うようしてに登るようになります。一番傾斜のきつい所では補助ロープが下がっていて、そこはロープに頼らざるを得ませんでした。
秋山峠まで登り詰めると、あとは緩やかな登りを残すのみとなって、朝日山に到着です。
広い山頂ですが、展望は樹林越しにしか得られず、中央に標識が立っているだけの静かな山頂でした。
朝日山から菜畑山へ向かうと、何度ものアップダウンを繰り返すことになりますが、それが例外なく急なものばかりでした。
朝日山への登りと違って這うようになるほどの傾斜はありませんが、登降する標高差も大きいので、かなり消耗させられます。
最初の大きなピークが岩戸ノ峰で、そこから道が十字に交差する本坂峠まで下り、次に登り返したブドウ岩ノ頭では、標高点(?)の標石が腰掛けるのにちょうど良い具合に立っていました。
そして菜畑山へは、鞍部まで下ってからの200m以上の登り返しとなって、そこも相変わらずの急登です。
菜畑山に着くと、頂上からの展望は良く、あずまやが建っているなど落ち着ける場所となっていました。
菜畑山を過ぎると、急な箇所はほとんどなくなって、アップダウンの規模も小さくなりました。
本日最高峰の今倉山に向けて、まだまだ登りが主体ですが、比較的緩やかな尾根道となって、時々広がる展望を楽しみながら気分良く歩けるようになります。
それでも中間点付近にある鞍部まで下った後の登り返しは、200mほどの標高差があって長く感じましたが、どうにか登りを終えて今倉山(東峰)に到着します。
あまり展望はなく、標識が立っているだけの頂上でした。
今倉山には東峰と西峰があって、より標高の高い西峰に行くと、そこでは「御座入山」の山名板が木に掛けられていました。こちらも展望のないピークです。
西峰に別の呼び名があるということは、両者を別々の山だとする見方もあるらしく、それで低いほうの東峰が一般的に今倉山の頂上とされているのかもしれません。
今倉山の西峰(御座入山)を越えて、一度大きく下ってから登り返しすと松山(赤岩)のピークに出ます。
そこでは全方向に展望が開けて、筑波山や南アルプスなどかなり遠方の山も見渡すことができたほか、分かりやすい展望図も設置されていました。
その後はほとんどが下りとなり、林道を横切った先を緩やかに登り返した先が二十六夜山でした。
南北それぞれに展望があって、ベンチなどが多く置かれていたほか、山名の由来を記した案内板なども設置されていました。
二十六夜山を後にすると、道はやや急な下りとなって一気に標高を落としていきます。道には大量の落ち葉が降り積もり、ほとんどその上を滑るようにして下る感覚でした。
ただ、路面が見えない割には、段差や浮き石、木の根の張り出しなどがほとんどなく(それらの危険物があれば、しっかり落ち葉の上に顔を出していました)、快調に下って行きます。
道路に出てからは、当初の計画では上戸沢バス停を17:13に発車する都留市駅行きのバスを視野に入れていました。
しかし、想定していたこととは言えあまりに早過ぎてしまったので(というか、この時期17:13なんて時間になっていたら真っ暗なのですが)、最寄駅の赤坂駅まで歩いてしまいます。
ところが、車のあまり通らない広い道をのどかに歩けたのは最初だけ。国道139号が合流してからは交通量が激増したばかりか、トラックなどの大型車が多くなります。
しかもこのあたりのトラックは整備状況が悪いのか古い形式のものが多いのか、ドス黒い煙や異臭を放つ排ガスを出すものが多くて閉口させられました。
せっかく山の上できれいな空気を吸ってきたのに、1日をトータルして考えると身体には絶対にマイナスになると確信できる程の空気の悪さです。
この道を歩くのはあまり薦められないので、きっちりバスの時間に合わせて下ってくるか、またはタクシーを呼ぶなどしたほうが良いでしょう。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2006_10_12/mt2006_10_12.html#20061202
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