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講習/トレーニング
関東

鷹取山【ビバーク・搬出講習】(神奈川県連救助隊主催)

2018年11月10日(土) 〜 2018年11月11日(日)
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天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
1日目:金沢区野島公園キャンプ場
2日目:鷹取山
2018年11月10日 14:46撮影 by  SH-L02, SHARP
11/10 14:46
キャンパーに「あのソロテントかわいー」って言われた。
2018年11月10日 16:36撮影 by  SH-L02, SHARP
11/10 16:36
キャンパーに「あのソロテントかわいー」って言われた。
鷹取山はこの日もクライマーで賑わってた
2018年11月11日 12:16撮影 by  SH-L02, SHARP
11/11 12:16
鷹取山はこの日もクライマーで賑わってた
mi:喉から手が出るほど登りたいけど我慢
mi:喉から手が出るほど登りたいけど我慢

感想

神奈川県連救助隊主催のFA・ビバーク・搬出訓練に参加しました。

2018/11/10(土)@野島公園
●FA訓練(止血等)
今回講師に現役外科医師O氏がいらっしゃったので、普段のFAとは異なる事例を伺うことが出来た。
<以下、メモ>
・まず第一に頚椎保護。数mの高さでも、滑落した場合何かしらの損傷はある。
・恥骨骨折は外観からは分からないことが多いが、触って痛いようなら疑う。骨折していなくても、骨盤周りの骨がずれただけで血管損傷で出血する。骨盤内出血で出血多量となるケースも多い為、骨盤固定を行う。雨具・ストックなどで腰回りを締める。
・消毒は必須ではない。湿潤療法は無菌状態が可能であれば。
・指先等毛細血管の出血は、原則圧迫止血でよい。

●ツェルト張り&ビバークトレ
各自で自身のツェルトを張り、5時間程寒さと孤独に耐える・・・トレのはずが、思いのほか暖かく、そして公園故とても賑やかだった(笑)。
参加者全員のツェルトを見て回り、様々な特徴があることを観察。
底の部分は、少しでも重なっているほうが心理的に嬉しいかも。
あと、自身の某M社のULツェルトは既製で張紐が付いているが長さが微妙。いっそいらないなぁと思ったり。
通常ストック1本しか持たないため、1本+立ち木で張ってみたが、張りにくかった。
防寒用に色々持ち込んだが(ダウン、落ち葉クッション等)、使わず(苦笑)。

●夜は・・・
救助隊の皆様が作ってくれたお鍋・ほうとう・持ち寄りのお酒で懇親会。

2018/11/11(日)@鷹取山
●ロープワーク、登山道からの滑落者の救助と搬出
スリングで簡易ハーネス(チェストのみ)作成。
登山道にロープ固定後、インラインフィギュアエイトノットでラダーを作りながら、要救助者のところまで降りる。要救助者とともに登山道復帰までを実施。

●要救助者の搬送
平らな場所で、複数名いる場合、移動距離が長くない場合有効。
ツェルト担架(スリング、ストック)での搬送練習。要救助側としてはストックを使用したほうが楽だが、搬送側としては、スリングで肩に担ぐほうが楽。
<メモ>
背負って搬出する技術の復習は行ったが、実際行うことはないだろうと思う。
(体格の問題、周囲の状況の問題、などなど)

<感想>
耐寒トレに一番緊張していたが、ちょっと肩透かし(笑)。
有意義な睡眠不足解消時間となった(をい!)。
普段クライミング装備携行であることが多いため、そのようなギア類がないハイキング装備では、下降・登り返し・搬出等苦労するということを実感。
手持ちの装備で実施出来るよう応用を利かせる必要があると感じた。

ツェルト講習が受講のきっかけでしたが、その他ロープワーク、FA、搬出の方法など色々勉強になった講習でした。
*ツェルト設営
何度か山で使ったことがあったのですが、うまく立てられずどうしたら?と思っていたところでの講習。
皆さんの立てたツェルトを見学させてもらい、色々勉強になりました。
ストックの長さ、ツェルトからの距離は重要。
木を使う立て方。ペグがない時は何でも使え!(割り箸、石…)
ツェルトは搬出の時などにも使えるし、山での必需品と改めて思いました。

*FA講習
講師に医師の方がいらっしゃり、FAの際、見えない部分で気をつけなければいけないことなど…経験談も交えながらぶっちゃけな感じで話してくださったのが、とても印象に残りました。

骨盤骨折、頸椎骨折は、危険な骨折(命にすぐに関わってくる)
もし実際、その場面に遭遇した時、完ぺきな処置は出来なくても、やるべきこと、やってはいけないことを知識としてしっかり持っていれば最悪な事態は避けられるのだろうなと思いました。

寒がりな私でもツェルトでビバーク可能なのか試してみたいと思い、参加させていただきました。

が、日中の時点で寒さに耐えられず、ダウンを着て、カイロを使用し、早くも戦線離脱!?…と思いきや、自分で張ったツェルトの中に入ると暖かい。
このまま快適にツェルト泊できそうと喜んだのも束の間、予想外の降雨で、急遽、テントを張り、そのままnorikoさんとテントで寝ました。
ツェルト泊はまたの機会に挑戦したいです。

講習内容は他の方も書かれているので割愛しますが、実話を織り交ぜながらの説明と、リアルさ追求した実技を体験し、救助者も命を落とす危険性もあるのだと痛感いたしました。

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