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Yamareco

記録ID: 1650779
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

鍋蓋地獄谷(左俣→第三北尾根→右俣)〜縦走路〜市ヶ原〜布引

2018年11月15日(木) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
4:57
休憩
1:04
合計
6:01
8:34
25
JR「神戸」駅南口ターミナル
8:59
9:02
6
「水呑」バス停
9:08
9:09
2
立入禁止札のある山道入口
9:11
9:12
3
鉄塔巡視用火の用心標識
9:15
9:15
12
沢筋
9:27
9:27
1
石垣
9:28
9:39
1
滑滝の2分岐
9:40
9:43
8
白い岩塊の滝(鍋蓋地獄谷左俣)
9:51
9:51
23
新地獄谷砂防ダム下(鍋蓋地獄谷左俣)
10:14
10:15
7
2分岐(鍋蓋地獄谷左俣)
10:22
10:22
35
岩に囲まれた滝(鍋蓋地獄谷左俣)
10:57
11:08
0
鍋蓋北谷ルート 合流
11:08
11:08
44
鍋蓋第三北尾根 下り口
11:52
11:53
1
白い岩塊の滝(鍋蓋地獄谷左俣 合流)
11:54
11:59
1
滑滝の2分岐
12:00
12:01
3
広い岩床(鍋蓋地獄谷右俣)
12:04
12:04
15
新地獄谷砂防ダム下(鍋蓋地獄谷右俣)
12:19
12:20
8
二段の滝(鍋蓋地獄谷右俣)
12:28
12:29
13
三段の滝(鍋蓋地獄谷右俣)
12:42
12:48
14
2分岐(鍋蓋地獄谷右俣)
13:02
13:04
1
鍋蓋北谷ルート 合流
13:05
13:06
17
全山縦走路 合流
13:23
13:23
11
再度越
13:34
13:35
12
大竜寺山門
13:47
13:55
3
市ヶ原
13:58
14:01
12
あけぼの茶屋跡
14:13
14:14
6
五助堰堤・布引貯水池
14:20
14:21
6
猿のかずら橋
14:27
14:28
7
布引の滝(雄滝)
14:35
JR「新神戸」駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)JR神戸駅南口ターミナルから阪急バス61系統で水呑バス停留所へ
(帰り)布引の滝から徒歩でJR新神戸駅へ
コース状況/
危険箇所等
「鍋蓋地獄谷・左俣」について
(1) 沢に到達したら迷わずに沢筋を遡行すること。(ダムや滝の巻き道を除く)沢の周囲に踏み跡らしきものを見つけてもそちらへは行かないこと。行ってしまうと簡単にルートをロストしてしまうので注意。
(2) 左俣に入ってすぐ目の前の白い岩塊の滝は、下段は登れるが上段は直登が難しいので、右にある黒っぽい大岩のほうを登って巻いていく。
(3)「新地獄谷砂防ダム(右俣側のものと同名)」は左岸側(右側)から崖の斜面を登って巻いたのだが、しっかりと踏まれたような道ではなく、不明瞭で登りづらく危険なので、周囲の木々の幹や枝を掴みながら一歩一歩慎重に進む。(もしかしたらコンクリステップがあってそれを登ったほうが良かったか??)
(4) 沢筋には全般に岩石がごろごろ転がっているので転倒に注意。
(5) 沢筋を詰めていくと最後は踏み跡の一切ない杉の急斜面を無理矢理に登ることになるが、「鍋蓋北道」の稜線を目指して勘を働かせて進む。過去の経験とルート判断の熟練度が問われる。

「鍋蓋第三北尾根」について
(1) 「鍋蓋北道」の木階段が少し右にカーブする地点あたりが下り口だが、明瞭な踏み跡や目印などは一切ないので、未経験の場合は判断が難しい。
(2) 下り口から少し行くと踏み跡らしきものが見つかり、ピンクのテープなども発見できるので、以降はそれらを頼りに進んでいく。尾根道に乗ると踏み跡は比較的はっきりしているので、テープのある方向を目指して行けば、迷うことはなさそう。
(3) 下り利用の場合、何ヶ所か岩場を越えるところがあり、足場が踏み抜けている箇所もあって若干危険なので慎重に。

「鍋蓋地獄谷・右俣」について
(1) 左俣と同様、沢に到達したら迷わずに沢筋を遡行すること。(ダムや滝の巻き道を除く)沢の周囲に登りやすそうな斜面を見つけてもそちらへは行かないこと。行ってしまうと簡単にルートをロストしてしまうので注意。
(2) 左俣よりもやや水量が多いので、濡れた岩などで滑らないように。
(3)「新地獄谷砂防ダム」は左岸側(右側)からコンクリートステップを登り始めたのだが、段差が高すぎて難しく、ステップ右の斜面に足をかけながら登っていこうとしたのだが、途中からはそれが難しくなったのでコンクリステップを離れて右の崖の斜面を登らざるを得ない状況となった。かなりの急傾斜で手がかりも少なくかなり危険なので、一歩一歩慎重に進む。(もしかしたらかなり手前から斜面の山道を見つけてそれを登ったほうが良かったか??)
(4) 沢筋には全般に岩石がごろごろ転がっているので転倒に注意。
(5) 沢筋を詰めていくと杉林になり左右の周囲が明るい斜面になるが、そちらへは行かずにあくまでも沢を詰める。最後は踏み跡のない急斜面を無理矢理に登ることになるが、「鍋蓋北道」の稜線を目指して進む。ここも左俣と同様に、過去の経験とルート判断の熟練度が問われる。

「鍋蓋北道〜縦走路〜再度越〜市ヶ原〜布引」について
良く歩かれている道で快適。危険な箇所はない。先日開催された六甲全山縦走大会のおかげでさらに良く踏まれてきたようだ。倒木は一切なく、落葉も少ない。
JR神戸駅南口から阪急バスで約25分の「水呑」バス停。ここから南の「小部トンネル」方向へ出発。突き当り右端の「天王ダム」管理道へと入っていく
2018年11月15日 09:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 9:00
JR神戸駅南口から阪急バスで約25分の「水呑」バス停。ここから南の「小部トンネル」方向へ出発。突き当り右端の「天王ダム」管理道へと入っていく
橋を渡った2分岐で左折して山林方向へ入り、突き当りの立入禁止看板の手前で右折して、いよいよ山行開始
2018年11月15日 09:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:09
橋を渡った2分岐で左折して山林方向へ入り、突き当りの立入禁止看板の手前で右折して、いよいよ山行開始
2分ほどで火の用心標識のある分岐に来るので、ここで左折して標識の後ろにある斜面を登って下って沢へと向かう
2018年11月15日 09:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:12
2分ほどで火の用心標識のある分岐に来るので、ここで左折して標識の後ろにある斜面を登って下って沢へと向かう
ほとんど水量が感じられない沢に到着。この沢筋をそのまま遡行しなければいけなかったが、間違えて沢の向こう側に行って藪漕ぎして進んでしまい、約10分程タイムロスした・・・失敗
2018年11月15日 09:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 9:15
ほとんど水量が感じられない沢に到着。この沢筋をそのまま遡行しなければいけなかったが、間違えて沢の向こう側に行って藪漕ぎして進んでしまい、約10分程タイムロスした・・・失敗
間違えて進んだ先には単なる崩落とは思えない、削られたような跡のある土剥き出しの斜面のある開けた場所に出た。どう考えてもこちらは違うのでもとの沢まで引き返したが、これはこれで別ルートかもしれない
2018年11月15日 09:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 9:21
間違えて進んだ先には単なる崩落とは思えない、削られたような跡のある土剥き出しの斜面のある開けた場所に出た。どう考えてもこちらは違うのでもとの沢まで引き返したが、これはこれで別ルートかもしれない
もとの沢筋から仕切り直して、沢に忠実に沿って進み直した。4分ほどで最重要地点である「滑滝の2分岐」に到着。やれやれ、先が思いやられる
2018年11月15日 09:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:39
もとの沢筋から仕切り直して、沢に忠実に沿って進み直した。4分ほどで最重要地点である「滑滝の2分岐」に到着。やれやれ、先が思いやられる
そこでもまた進路を間違えて右俣へ行きかけたのに気付いて戻る。10分以上のタイムロス。今日は勘が悪い。また仕切り直して左俣へ。すぐに目の前に白っぽい岩塊の滝が姿を現した。これが噂の滝か・・・
2018年11月15日 09:40撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 9:40
そこでもまた進路を間違えて右俣へ行きかけたのに気付いて戻る。10分以上のタイムロス。今日は勘が悪い。また仕切り直して左俣へ。すぐに目の前に白っぽい岩塊の滝が姿を現した。これが噂の滝か・・・
下段の岩は緩やかなのでそのまま直登し、上段の滝壺へ。巨岩が水の流れに穿たれて、見事に二つに割れている様子。これは凄いなあ
2018年11月15日 09:43撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
3
11/15 9:43
下段の岩は緩やかなのでそのまま直登し、上段の滝壺へ。巨岩が水の流れに穿たれて、見事に二つに割れている様子。これは凄いなあ
上段は越えられなさそうなので、右手の黒っぽい巨岩に登って滝を巻いてもう一度沢筋へ戻り、遡行を続ける。このような巨大な岩床があったり、なかなか変わった感じの沢だが、岩石が多くて歩きづらい
2018年11月15日 09:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:48
上段は越えられなさそうなので、右手の黒っぽい巨岩に登って滝を巻いてもう一度沢筋へ戻り、遡行を続ける。このような巨大な岩床があったり、なかなか変わった感じの沢だが、岩石が多くて歩きづらい
巨大な堰堤が立ち塞がる。巻き道は付けられていないので、とりあえず右手の斜面を無理矢理に登って越えていくことにしたのだが・・・
2018年11月15日 09:52撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:52
巨大な堰堤が立ち塞がる。巻き道は付けられていないので、とりあえず右手の斜面を無理矢理に登って越えていくことにしたのだが・・・
進路は荒れていて、あちこちで木が邪魔で思うように進めない。リュックが木の枝に引っ掛かったりして転びそうで危なっかしい
2018年11月15日 09:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 9:54
進路は荒れていて、あちこちで木が邪魔で思うように進めない。リュックが木の枝に引っ掛かったりして転びそうで危なっかしい
上部も荒れた急斜面だったりして油断できない。何とかかんとか、けっこう必死で越えていったという印象だったが、他に手立てがなかったんだろか・・・なかったような気がするけど
2018年11月15日 10:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:00
上部も荒れた急斜面だったりして油断できない。何とかかんとか、けっこう必死で越えていったという印象だったが、他に手立てがなかったんだろか・・・なかったような気がするけど
沢筋は岩と石がごろごろしていて、足の置き場に慎重になる。ずっとこんな調子で気を使う
2018年11月15日 10:10撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:10
沢筋は岩と石がごろごろしていて、足の置き場に慎重になる。ずっとこんな調子で気を使う
陽が差す2分岐地点では、本流と思われる右へと進む
2018年11月15日 10:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:14
陽が差す2分岐地点では、本流と思われる右へと進む
左右を岩に囲まれた滝に出た。ここは右手からは厳しそうなので、左手側の岩を登って越えていった
2018年11月15日 10:22撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:22
左右を岩に囲まれた滝に出た。ここは右手からは厳しそうなので、左手側の岩を登って越えていった
歩きやすい谷筋はあるにはあるがほんの一瞬で、こんな感じの沢筋を進む。ここには人がほとんど来ないので、荒れたような感じになっているんだろうと思う
2018年11月15日 10:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:32
歩きやすい谷筋はあるにはあるがほんの一瞬で、こんな感じの沢筋を進む。ここには人がほとんど来ないので、荒れたような感じになっているんだろうと思う
杉林が出てくるとあと少しのような気がした。でも気がしただけで、そこからまだまだ時間がかかった。上を見上げるとどこもかしこも稜線に見えて、どこへ進んだら良いのかがまったく分からない状況に
2018年11月15日 10:33撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 10:33
杉林が出てくるとあと少しのような気がした。でも気がしただけで、そこからまだまだ時間がかかった。上を見上げるとどこもかしこも稜線に見えて、どこへ進んだら良いのかがまったく分からない状況に
沢筋だけを詰めていくと、石垣のような堰堤のような石積みがある。たぶんこういうのに向かって登っていくのが正しいルート何だろうと思うが、すぐに稜線上に出たくなるのが人情というもの
2018年11月15日 10:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 10:35
沢筋だけを詰めていくと、石垣のような堰堤のような石積みがある。たぶんこういうのに向かって登っていくのが正しいルート何だろうと思うが、すぐに稜線上に出たくなるのが人情というもの
あちこちに薄い薄い踏み跡らしきものがあるが、それも曖昧で確信が持てない。進むべき方向が分からないので、地図とGPSを参考にしたが、散々迷った挙句、やっとこさ「鍋蓋北道」のそれらしいゴール地点に合流した
2018年11月15日 10:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:56
あちこちに薄い薄い踏み跡らしきものがあるが、それも曖昧で確信が持てない。進むべき方向が分からないので、地図とGPSを参考にしたが、散々迷った挙句、やっとこさ「鍋蓋北道」のそれらしいゴール地点に合流した
合流した地点の近く、木々の合間から町並みが見下ろせた。どのあたりだろうか、土地勘がなくてなんか良く分からない
2018年11月15日 10:58撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 10:58
合流した地点の近く、木々の合間から町並みが見下ろせた。どのあたりだろうか、土地勘がなくてなんか良く分からない
次は「鍋蓋北道」の木階段のこの地点から「鍋蓋第三北尾根」を下る。下り口に目印などは一切ないので、この風景だけが頼り。縦走路から1分程度の場所だ
2018年11月15日 11:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:08
次は「鍋蓋北道」の木階段のこの地点から「鍋蓋第三北尾根」を下る。下り口に目印などは一切ないので、この風景だけが頼り。縦走路から1分程度の場所だ
分け入って下るのに勇気がいるが、いざ下り始めてみると薄いながらも踏みあとがあり、すぐにピンクテープが木に括り付けてあるのに気付く。後は踏み跡とピンクテープを探して慎重に進むと尾根の稜線に出る。一旦出たら後はけっこう明快だ
2018年11月15日 11:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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11/15 11:12
分け入って下るのに勇気がいるが、いざ下り始めてみると薄いながらも踏みあとがあり、すぐにピンクテープが木に括り付けてあるのに気付く。後は踏み跡とピンクテープを探して慎重に進むと尾根の稜線に出る。一旦出たら後はけっこう明快だ
「鍋蓋第三北尾根」は当初思っていたよりはるかに分かりやすかった。このような特徴的な木と巨岩の間を抜けていったりする
2018年11月15日 11:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:25
「鍋蓋第三北尾根」は当初思っていたよりはるかに分かりやすかった。このような特徴的な木と巨岩の間を抜けていったりする
途中から西に「菊水山」がはっきりと見え続ける。こういうのがちょっとした励みになるものだ
2018年11月15日 11:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:28
途中から西に「菊水山」がはっきりと見え続ける。こういうのがちょっとした励みになるものだ
このような場所も通過する。ところどころで少々危なっかしい場所もあるが、慎重に、油断せずに下れば大丈夫
2018年11月15日 11:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:35
このような場所も通過する。ところどころで少々危なっかしい場所もあるが、慎重に、油断せずに下れば大丈夫
だいぶ下ってくるとやたらと目印が付けられた木がある。これに出会えばOKだ
2018年11月15日 11:46撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:46
だいぶ下ってくるとやたらと目印が付けられた木がある。これに出会えばOKだ
目の前の景色が開けた、大きな岩場の斜面を下る。ここを下りきると「鍋蓋地獄谷・左俣」の巨岩の滝の近くに出て尾根道が終わる
2018年11月15日 11:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:51
目の前の景色が開けた、大きな岩場の斜面を下る。ここを下りきると「鍋蓋地獄谷・左俣」の巨岩の滝の近くに出て尾根道が終わる
尾根道が終わって、最重要地点の「滑滝の2分岐」まで戻ってきた
2018年11月15日 11:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:54
尾根道が終わって、最重要地点の「滑滝の2分岐」まで戻ってきた
ここ「滑滝の2分岐」でひと休み。この日初めての水分を一口飲んで、おにぎりを食べて元気をつけた
2018年11月15日 11:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 11:54
ここ「滑滝の2分岐」でひと休み。この日初めての水分を一口飲んで、おにぎりを食べて元気をつけた
さあ、今度は「鍋蓋地獄谷・右俣」へ出発だ。大きな岩床を越えて進む狭い沢筋だ
2018年11月15日 12:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:00
さあ、今度は「鍋蓋地獄谷・右俣」へ出発だ。大きな岩床を越えて進む狭い沢筋だ
こちらにも巨大な堰堤。近くまで行って周りを見渡して進路を探す
2018年11月15日 12:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:04
こちらにも巨大な堰堤。近くまで行って周りを見渡して進路を探す
右手の左岸側に、上のほうの見通しが良さそうなコンクリートステップがある。右側の山の斜面は崖っぽいので、これを登るしかなさそう
2018年11月15日 12:05撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:05
右手の左岸側に、上のほうの見通しが良さそうなコンクリートステップがある。右側の山の斜面は崖っぽいので、これを登るしかなさそう
段差が高すぎて苦戦。土の斜面にも足をかけて何とか数段登るも、途中からはその方法が厳しくなったので、右の崖っぽい斜面に逃げて、斜面を落ちないように慎重に登っていくことにした。他に手立てがなかったような気がしたが、本当のところどうなんだろう
2018年11月15日 12:10撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:10
段差が高すぎて苦戦。土の斜面にも足をかけて何とか数段登るも、途中からはその方法が厳しくなったので、右の崖っぽい斜面に逃げて、斜面を落ちないように慎重に登っていくことにした。他に手立てがなかったような気がしたが、本当のところどうなんだろう
左俣と同じで、こちらも沢筋は岩と石がごろごろしていて、足の置き場に気を使うことがずっと続く
2018年11月15日 12:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:16
左俣と同じで、こちらも沢筋は岩と石がごろごろしていて、足の置き場に気を使うことがずっと続く
二段の滝が現れる。ここは落差があまりないので、緩やかな岩場を左手から登って越えていくことに
2018年11月15日 12:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 12:20
二段の滝が現れる。ここは落差があまりないので、緩やかな岩場を左手から登って越えていくことに
こんな感じの沢筋を行ったりする。ここは左俣も右俣も歩きづらい谷で、思うようにすいすいとは進まない
2018年11月15日 12:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:28
こんな感じの沢筋を行ったりする。ここは左俣も右俣も歩きづらい谷で、思うようにすいすいとは進まない
三段の滝の、一番目の下段の滝が現れた。左手から崖のような斜面を高巻いていく
2018年11月15日 12:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:28
三段の滝の、一番目の下段の滝が現れた。左手から崖のような斜面を高巻いていく
三段の滝の、中段の滝。ここは越えやすいのでほっとする
2018年11月15日 12:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:30
三段の滝の、中段の滝。ここは越えやすいのでほっとする
三段の滝の、上段の滝。ここはやや落差があるうえに、岩場に安心して足を置けるところがなくて苦労した。ゆっくりでもいいのでとにかく慎重に、を心掛けた
2018年11月15日 12:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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11/15 12:31
三段の滝の、上段の滝。ここはやや落差があるうえに、岩場に安心して足を置けるところがなくて苦労した。ゆっくりでもいいのでとにかく慎重に、を心掛けた
特徴的な倒木がある2分岐に到着。ここはどちらが本流かが分かりづらいが、赤と黄のテープがあるので左折して進んでいく
2018年11月15日 12:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:42
特徴的な倒木がある2分岐に到着。ここはどちらが本流かが分かりづらいが、赤と黄のテープがあるので左折して進んでいく
杉林が出てきて、沢筋も分かりづらくなってくるが、岩がごろごろしているところに沿って登っていく。この風景が方向としての目印だ
2018年11月15日 12:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 12:51
杉林が出てきて、沢筋も分かりづらくなってくるが、岩がごろごろしているところに沿って登っていく。この風景が方向としての目印だ
左右が明るいのでそちらへ逃げたくなるが、我慢してそのまま真っすぐ登り続けると「鍋蓋北道」の稜線上に正しい場所で合流できる。右手にある二股の木が目印
2018年11月15日 13:02撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 13:02
左右が明るいのでそちらへ逃げたくなるが、我慢してそのまま真っすぐ登り続けると「鍋蓋北道」の稜線上に正しい場所で合流できる。右手にある二股の木が目印
そこからは全山縦走路まで合流して「再度越」目指して下っていった。踏まれ過ぎるくらい良く踏まれている快適な道。「再度公園」との分岐地点まで下ってきた
2018年11月15日 13:17撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 13:17
そこからは全山縦走路まで合流して「再度越」目指して下っていった。踏まれ過ぎるくらい良く踏まれている快適な道。「再度公園」との分岐地点まで下ってきた
その真向かいに、明快な林道があった。手前の大木の幹に「林道」と矢印が青い文字で書いてあり、向こうには何やら説明版が設置してある。どこに繋がっているんだろうか、これは次の機会に確認せねば
2018年11月15日 13:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 13:18
その真向かいに、明快な林道があった。手前の大木の幹に「林道」と矢印が青い文字で書いてあり、向こうには何やら説明版が設置してある。どこに繋がっているんだろうか、これは次の機会に確認せねば
今回は「再度越」「大師道」「善助茶屋跡・二本松新道」もすべてスルーして「大竜寺・山門」まで下ってきた。そのまま全山縦走路を進んだ。このあたりの紅葉はまだ先のようだった
2018年11月15日 13:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 13:34
今回は「再度越」「大師道」「善助茶屋跡・二本松新道」もすべてスルーして「大竜寺・山門」まで下ってきた。そのまま全山縦走路を進んだ。このあたりの紅葉はまだ先のようだった
途中から望める「世継山」の稜線。まだあまり色付いていない
2018年11月15日 13:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
11/15 13:45
途中から望める「世継山」の稜線。まだあまり色付いていない
「市ヶ原」にはめずらしく誰もいなかった。貸切りだ
2018年11月15日 13:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
11/15 13:51
「市ヶ原」にはめずらしく誰もいなかった。貸切りだ
「あけぼの茶屋跡」がどうやら解体中??いつもは閉まっていた扉などが開いていて、茶屋の中が良く見えた。こんなふうになっていたのか、意外と広かったんだな、と感慨深く、ちょっぴり長居した。新しい茶屋が開店すれば嬉しいなあ
2018年11月15日 14:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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11/15 14:00
「あけぼの茶屋跡」がどうやら解体中??いつもは閉まっていた扉などが開いていて、茶屋の中が良く見えた。こんなふうになっていたのか、意外と広かったんだな、と感慨深く、ちょっぴり長居した。新しい茶屋が開店すれば嬉しいなあ
布引へと向かう途中の水道局施設の門の近くには、始まりかけた鮮やかな紅葉
2018年11月15日 14:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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布引へと向かう途中の水道局施設の門の近くには、始まりかけた鮮やかな紅葉
「布引貯水地」の最上流に見られた美しい紅葉
2018年11月15日 14:10撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「布引貯水地」の最上流に見られた美しい紅葉
「猿のかずら橋」の真向かいが豪雨で大きく崩落していたが、今はこのように修復されている。これを見るとけっこうな被害だったんだなあと分かる
2018年11月15日 14:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「猿のかずら橋」の真向かいが豪雨で大きく崩落していたが、今はこのように修復されている。これを見るとけっこうな被害だったんだなあと分かる
今回は「布引の滝」の「雄滝(おんたき)」を拝んできた。上段と下段を一枚の写真に上手く収めることが出来た。このあとは新神戸のいつもの温泉で疲れを癒してから帰路に着いた
2018年11月15日 14:27撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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今回は「布引の滝」の「雄滝(おんたき)」を拝んできた。上段と下段を一枚の写真に上手く収めることが出来た。このあとは新神戸のいつもの温泉で疲れを癒してから帰路に着いた

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回は未踏ルート制覇のため単独山行。
「菊水山〜鍋蓋山」を縦走している折りに、かねてからずっと気になっていたのが「鍋蓋山」の山頂の北にある「鍋蓋地獄谷」。今回はようやく意を決してここを歩くことにした。
ここに関する情報はほとんど見られないが、数少ないわずかな情報を垣間見る限りでは、人が入ることの少ないかなりの難路のもよう。とは言うものの、時折見かける六甲山系の案内看板に、地獄谷には主要なもので4つ(=芦屋地獄谷、大池地獄谷、大月地獄谷、鍋蓋地獄谷)あると書かれているので、何とか制覇しておきたい、と思った次第。

「鍋蓋地獄谷」には「左俣」と「右俣」の2つがあるとのことなので、せっかく行くなら両方とも一度の山行で制覇を終わらせておきたい、と考えた。そのために分岐点からまずは「左俣」を遡行し、到達地点からはちょうど中央にある「鍋蓋第三北尾根」を下って分岐点まで一旦戻り、改めて「右俣」を遡行する、というコース取りをすることにした。

やっぱり初めての谷道はしんどい。先がどうなっているのかも、いつ着くのかも分からず、岩石や倒木で荒れていたりするし、歩いているところも正しいのかどうか曖昧だ。肉体的にも相応に疲れるが、それよりも精神的な気疲れのほうが大きい。谷の遡行はエネルギーもルート判断力も必要だ。
それに比べると尾根道はまだ楽だ。今回の「鍋蓋第三北尾根」は下りでも分かりやすかった。尾根道は上るほうが断然楽で、下りは難しいというのが私の経験からくる感想。でも今回下りでの歩きでも、テープが随所にあったので初見でもルートがすぐに判断出来た。尾根道にはテープが多いが、谷にはあまりないのはなんでかな。

谷筋の遡行の正しいルート取りに何度か失敗したこともあって、思っていた以上に時間がかかってしまったのと、嫌な冷や汗がにじんでいたこともあって、何とか無事に制覇を終えた時には、ほっとした。

気掛かりというか心残りは、左俣・右俣の両方にある「新地獄谷砂防ダム」の巻き道の判断。2つの堰堤越えで正直かなり苦労したのだが、今にして思うと、急斜面の崖道とコンクリートステップの選び方が間違えていたかも、と思う。もっと落ち着いて周囲を広く見渡して、一番安全で容易なルートを判断できたらもっと楽に越えられたのではないかと反省。もう一度ここに行くことがあったら、今度はそれをしっかり確かめておこうと思う。行くかどうか分からないけど・・・。

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