記録ID: 1651237
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沢登り
丹沢
谷太郎川水系 白滝沢
2018年11月16日(金) [日帰り]
kamog
その他4人 - GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 517m
- 下り
- 506m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・広沢寺駐車場にはトイレ、登山届ポストあり（厚木警察管轄） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■谷太郎川水系 白滝沢 不動尻から左の沢でミツマタが群生している左岸径路を進んで堰堤上から遡行 する。少しで三俣となり、左沢と中央沢（連続堰堤あり）は涸沢で、右沢には 7m不動滝が大量の水で流れ込んでくる。 不動滝は右隅から落ち口に巻くか、中央沢の第一堰堤上から巻くこともできる。 その上には浅い釜を持った幅広1.5m滝がきれいだ。 次の堰堤は通常左から巻くが、過日の台風の影響で倒木が複数ありちょっとだけ ジャングルジム状態。今回は堰堤の右からザレを登り巻いた。 すぐ上の小堰堤は右コーナーから巻き、左岸から僅かな水量の滝で合わさる支流を やり過ごして少しで水量比1：3の二俣となる。 ここがこの沢の実質的な二俣と見てよいであろう。 右俣は「おぉ」と唸ってしまうような2条のきれいな大ナメ滝。20×40m。 左から取り付き2条の中間を右寄りに登って左の流芯近くまでトラバースして 中央を登る。（�卦蕁次� 一番上の落ち口右隅の木をビレイポイントにするのが一般的であろうが、 今日は人数も多かったので一段下のリスにハーケン✖2を打った。 ここはガイドモードによるアンカードビレイ。 状況によりムンターヒッチによるアンカードビレイにするなどリスク軽減のための 判断がリード者には求められる。 （フィックスロープ登攀は水量のある滝ではリスクになるのであまりやらない方が よい） 沢は左に曲がるとこれも「おぉ」と唸ってしまう2条2段12m滝。 そしてその上部にはまるで天から水が落ちてくるような白滝30mの素晴らしい 風景が展開している。 高巻き用の残置ロープが左の急斜面に垂れているので全面頼らない程度に使わせ てもらう。このロープが付いている木も過日の台風の影響か折れ気味なので騙し 騙し使った方がよい。 上部が2条の細い水流の滝を持つ沢（実は上部は湧き水帯）をガレに注意しながら 渡り、対岸の残置ロープを登る。ここはゴボウで登らざるを得ない。 これを上がりきりややトラバース下降気味に白滝の真下に下りることができる。 白滝の巻きは更に伸びる残置ロープ沿いに登って、豊富な水量で上部が滝状に なった不安定なガレ場をトラバースして対岸上部に見える残置ロープに達する。 ちなみにこの横断する上部の水流も驚くことにすべて湧き水である。 さて残置ロープ沿いに滑らないよう注意して登れば白滝の落ち口上に出られる。 2条2段5×15m滝を左から容易に越せば、左壁の至るところから湧き水。 ここがこの沢のほとんどの水源となっている。 もちろんおいしく頂戴する。 そのすぐ上は三俣状で、本流は大きく左から曲がってはいる左沢。 凹角状の7×15m涸棚は左から上がって落ち口を抜けていく。（�卦蕁次� その先で行く手を塞ぐような8mスラブ棚。 そこまで行ってしまうと巻き上がるのも登るのもかなり厳しくなるため 手前左岸の苔岩が詰まった箇所から落石に注意しながら上がり、尾根状をそのまま 登って行けば植林帯に入り、不動尻に下りる一般登山道に出る。 遡行グレード 1級上〜2級下（水量、季節による） ※詳細遡行図は拙著『丹沢の谷200ルート』（山と溪谷社2017発刊）参照 |
写真
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下にもザックやら何やらの残置があったけど、堰堤上にもサブザックの残置が・・・
ガイドモードによるアンカードビレイでフォローを上げてもらいます
撮影機器：
感想
寒くなんてないぞぉ〜、と今日は東丹沢の白滝沢。
流程は短いけれど不動滝、大ナメ滝、白滝と天から滝が降ってくる秀渓です。
そしてこの水のほとんどが豊富な湧水帯からのもので丹沢の名水にしたって異論はないでしょう。
ヒルちゃんは残念ながら休眠中。だからほとんどの人には今が遡行適季！
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