櫛形山

2018年11月20日(火) [日帰り]

• GPS: 02:28
• 距離: 8.6km
• 登り: 574m
• 下り: 515m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:20
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:36

9:33 池ノ茶屋登山口
9:41 9:41 北岳展望デッキ
9:57 9:58 休憩所
10:08 10:13 もみじ沢
10:30 10:30 裸山のコル
11:00 11:00 アヤメ平避難小屋
11:17 11:27 裸山
12:36 12:36 櫛形山（最高点）
12:46 12:46 櫛形山
13:09 13:09 池ノ茶屋登山口
13:09 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

今日は今年最後の、つまるところ平成最後の池の茶屋林道終点からの櫛形山になります。池の茶屋林道と櫛形山林道分岐から先の丸山林道は11月30日までで以降は冬季閉鎖になります。だいたい5月初旬まで閉鎖なのでホント平成最後。今日は平日ということもあって終点の駐車場はガラガラでした。平日は工事車両も行き交いますが、今日は幸い往復ともダンプと対向することもありませんでした。
トイレは終点駐車場にあります。

コース状況／危険箇所等

台風24号の風倒木はほとんど切られていて歩行の障害にはなりません。三角点山頂〜桜峠までの間にまだ二箇所ほど倒木があります。
今日みたいにガスっていても明瞭なルートなので迷うこともないかと。

その他周辺情報

温泉では赤石温泉がありますが、やはりこちらも冬季は閉鎖するようです。

写真

11/20 9:42

今日は晴れの予報だったので眺望を期待して来たんだけどなぁ。ここのところの山行は眺望はほぼほぼお預け続きです。

11/20 9:47

流石に冷え込んでいて霜柱も立っています。

11/20 9:52

ハクサンシャクナゲの頂芽です。この山はハクサンシャクナゲはあまり多くないです。おまけに花つきも良くないです。見回すと種子をつけた跡が一つだけありました。来年また花の時期に見にきたいな。

11/20 9:58

この辺りまででカラマツ植林から一旦抜けます。

11/20 10:00

少し下るとコメツガの森です。

11/20 10:14

もみじ沢まで下ってきました。途中、階段になっていますが道幅一杯なので脇を歩くのも難しいです。仕方なくドタドタと下りてくることになります。

11/20 10:20

コケの種類が豊富です。種類については門外漢なのでサッパリわかりません。

11/20 10:22

こんな感じのコケもあちらこちらにみられます。

11/20 10:25

この辺りはシラビソの森になります。櫛形山ではこの辺りにまとまって森を作っています。

11/20 10:30

サルオガセがたくさん。霧がたまりやすい地形なんでしょうか。

11/20 10:40

再びコメツガの森に入ります。この辺りは春になると色々な種類の花が咲きます。櫛形山はアヤメだけじゃなく植物の種類は豊富です。花の百名山になるだけのことはあります。

11/20 10:46

ガスったカラマツ林でほんのりと日が差してきました。こういう風景も櫛形山らしくて良いです。

11/20 10:53

マルバダケブキの種子です。湿度が高いのでモフモフになってくれません。

11/20 10:54

アヤメ平はこんな感じです。春になると枯れ草が雪で倒伏してもっと平坦な印象になります。

11/20 11:00

アヤメ平避難小屋です。雪山トレーニングで登ってくるとこの避難小屋が大変ありがたいです。またお世話になります。

11/20 11:01

マイヅルソウ果実がすっかり赤くなっています。

11/20 11:19

裸山山頂から、北岳方向はすっかりガスの中です。結局今日は眺望一切なしかな。

11/20 11:20

櫛形山方向はわずかにガスが切れてます。でも、ちょうど山頂あたりはガスの中です。富士山も見えないなぁ。

11/20 11:26

キミノズミ果実です。酸っぱいけど美味しいですよ。

11/20 11:28

こちらはノーマルなズミの果実です。水滴は凍っています。

11/20 11:34

樹齢300歳カラマツです。今年の台風にも負けませんでした。

11/20 11:55

山頂はやっぱりガスの中です。

11/20 12:37

コメツガ林はガスっている方が雰囲気があっていいです。とても静かで瞑想しながら歩いている感じ。

11/20 12:47

こちらは三角点のある山頂です。山標のある山頂と違い東側はカラマツ植林です。冬場は富士山がよく見えるんですが...

11/20 12:48

ニホンジカの声がたまに聞こえる程度でやたらの静寂...

11/20 12:55

最後の最後でお情け程度に甲斐駒ヶ岳が顔を見せてくれました。

撮影機器：

iPhone 8 Plus 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯 タオル カメラ

感想

coche-guevara

今日は林道の冬季閉鎖前に行っておきたい山ということで池の茶屋林道終点から櫛形山周回です。
花のない時期にこの山はとても人気がなくて驚くほどの静寂さに包まれています。カラマツも落葉しているし、天気予報でも晴れとのことだったので眺望を期待していましたが、そちらはさっぱり。ガスに覆われて遠くの視界は全くありませんでした。でも、晩秋のガスなのでやたら濃いこともなく、木々の中時折薄日も差して幻想的な風景のなか平成最後の池の茶屋林道終点からの周回ができました。
静寂さの中で突然ニホンジカが鳴いたり、駆け抜けて行ったりを見て、アヤメ平のようにシカ柵で囲わないと植物は残せなくなっているのもまた複雑な気分です。
方位傾斜がわかりやすい山なので冬の積雪時に雪山歩きのトレーニングでよく登る山でもあります。早く雪が積もって欲しいなぁ。