奈良 東大寺 薬師寺
- GPS
- 05:17
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 58m
- 下り
- 87m
コースタイム
11:10 東大寺大仏殿
11:50 正倉院前
12:50 二月堂 手向山八幡宮
13:45 近鉄奈良駅 ぐるっとバス乗車
14:10 唐招提寺
15:05 薬師寺
15:45 近鉄西ノ京駅
合計移動時間5時間20分 合計移動距離15km
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 近鉄西ノ京駅 |
感想
紅葉のハイシーズンに奈良に行ってきた。
近鉄奈良線を大阪の難波駅から奈良駅まで乗って、やっと地理的理解が深まったような気がした。特急は別料金が必要だが快速急行は普通乗車券で乗れる。鶴橋駅でJR環状線と交差し布施駅で南方面への近鉄大阪線と別れる。前方に生駒山が迫ってきたら、ラグビーで有名な花園を過ぎて瓢箪山駅から左折して北へ迂回する。石切駅からトンネルに入り生駒山を地下で横切る。生駒駅・学園前駅を過ぎて大和西大寺駅で橿原線と交差する。広い野原のような平城旧跡を、北に再建された大極殿、南に朱雀門を見ながら斜めに横切る。そして終点奈良駅である。
地上に出ると、東方面へ続く緩やかな登り坂を大勢の観光客が歩いている。あたり一帯が奈良公園で、鹿がいたるところで人々に鹿せんべいをねだっている。興福寺・奈良国立博物館を過ぎて、左折し東大寺大仏殿を目指す。修学旅行生や外国人らしき団体さんが次々にやってくる。若草山の麓の大仏さまを拝観して二月堂を目指した。急な石段を上るとお水取りで有名な二月堂である。大仏殿の屋根を見下ろし、奈良盆地の向こうには生駒山地を眺める。
戻って春日大社方面に抜けようと三月堂の先に進むと手向山八幡宮である。ここまで来ると観光客もまばらで静かな散策ができる。壁の案内板を見ると和歌が書かれてあり、「このたびは ぬさもとりあえず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」菅原道真とある。この前半の「このたびはぬさもとりあえず」が習っているペン習字の11月の課題であった。そんなに有名な歌だったのかと詠み返してみた。
まっすぐ行けば春日大社へ行くという分岐で右折し、広々とした奈良公園の、どこまでも続くかのような紅葉黄葉のじゅうたんの道をを正倉院へとくだった。正倉院の校倉造りを見たかったのだ。中に収められている御物は当然非公開だが、外の校倉造りの建物も平日しか見学できない。なんともいじましいのが案内板で「裏道を何m行ったら柵の隙間から少し見えます」と書かれていた。どこだ?と行ってみたけどあんまり見えない。そもそもコソ泥ではあるまいし、さっさと諦めた。
近鉄奈良駅に戻りバスに乗って唐招提寺を目指した。境内は静かで、国宝の金堂から順路に従って一周すると適度な散策になる。金堂の東側に宝蔵・経蔵と呼ばれる校倉造りの小さな蔵が建っていた。説明文を見ると片方は日本最古の校倉とあった。なるほどこれが校倉造りなんだ。木造なのに1300年もの間、朽ち果てもせず静かに在るその姿にすごいなと思った。
唐招提寺から住宅街を南へ歩くと薬師寺である。東塔は改修工事中で白い幕に覆われていたが、再建された西塔と金堂大伽藍は独特のリズム感があって立派である。中に祀られている薬師三尊像はつやつやと輝いていた。
東僧坊では大勢の学生さんを前に薬師寺名物のお坊さんによる講義が行われていた。
見終わって近鉄西ノ京駅へと急いだ。東大寺から足を伸ばして唐招提寺・薬師寺と拝観できたのは大変だったけど、良かったなと思った。
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