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記録ID: 1671195
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沢登り
房総・三浦

土沢遡行・四郎治沢下降

2018年12月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
tamoshima その他3人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:41
距離
9.3km
登り
464m
下り
463m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:41
休憩
0:00
合計
4:41
7:55
281
スタート地点
12:36
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
滝原公園駐車場 トイレあり
コース状況/
危険箇所等
土沢入渓時に懸垂下降したが、それ以外には危険個所なし。
四郎治沢には川回しがあり、くぐって通過できるが、崩落に注意。
土沢のゴルジュ
2018年12月02日 09:38撮影 by  TG-3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/2 9:38
土沢のゴルジュ

感想

小櫃川水系土沢遡行・四郎治沢下降記録
作成者:朝倉

■日程 2018/12/02(日)
■山域 房総
■天候 晴れ
■メンバー・オーダー(4人・敬称略)
CL朝倉(36/M1),石川(36/B4),久光(34/OB),SL丸山(35/M2)
※オーダーは一時的な変更あり

■時間
7:55 駐車場発
8:37 入渓
10:10 中間尾根
12:35 駐車場着

■行動記録
・アプローチ
丸山車で滝原公園駐車スペースへ.アクアラインがやや混雑しており,速度が落ちたタイミングもあったが,概ね時間どおりに到着した.

・入渓〜中間尾根
小櫃川本流を渡渉できるととても楽に土沢遡行を開始できるのだが,その辺りは流れこそ速くないものの水量が多く,とても寒そうなので断念.駐車場から伸びる橋を渡り,登山道から左にそれて適当な箇所から十数メートル懸垂下降(下降順は丸山・久光・石川・朝倉).ここは下降開始点もやや悪く,どこに支点を取るか少し判断に迷った.結局,位置が高く,寝てはいるものの,最も安全に到達できる木を支点にした.その結果,最初に丸山さんが降りたところではロープが5mほど足りず久光さんにロープのかけかえをしてもらった.その後もロープは地面までは到達せず,数mのクライムダウンを要した.

入渓後は単なる「沢歩き」状態で,ほぼ滝もない.1つ3mナメ滝があったが右側を容易に登れる.ほかに滝と言えるかも怪しいナメの「坂」がいくつかあったが,いずれも突破は容易.かなり滑るとの事前情報もあったが,少なくともフェルトソールでは特に滑りやすいということはなかった.経験上,房総の沢床は洗濯板状のところが多いが,土沢はそういった箇所よりも泥が固まったような川床の箇所の方が多かった.計画時の予想よりもだいぶ早く10:15頃に二俣に至る.そこは左に入り,さらに細かな分岐が続くがひとまず本流をたどる.どれに入っても同じ中間尾根に出るはずなので,本流が埋まって面倒そうなところで左の枝沢に入り,そのまま2, 3分で中間尾根に詰め上がった.極めて楽な詰め.

・中間尾根〜駐車場
予定コースタイムよりかなり時間が早いので中間尾根では沢山行中としてはかなり長めに15分ほど休憩を取り,それぞれ昼食を摂った.石川さんの持参していたカレーライスが美味しそうだった.中間尾根から,先ほど詰め上げたのとは逆側に下降し,まず枝沢に降りる.この枝沢への下降も2, 3分で到達でき容易.枝沢を少し下ると顕著な沢線に出会い,四郎
治沢本流に出たことがわかる.記録によっては「四郎治沢は土沢と雰囲気は似ているが,流域面積は大きいので『土沢のスケールを大きくしたもの』」と表現されているが,歩いてみると土沢と大差はなかったように思う.土沢と同様滝という滝もなく,ただ歩くのみ.土沢では房総特有の「川廻し」と高い側壁がほとんど見られなかったが,四郎治沢にはかなり下降したところでそれらが見られた.まず川廻しが現れ,これを潜って通過した.さらに進むと右岸に高い側壁があり,そこからほどなく小櫃川本流に出会う.土沢の入渓点付近と異なりこの辺りはナメで水深も浅く,容易に渡渉できる.渡渉すると駐車場はすぐそこで,12:35頃に下山.

■反省
・懸垂下降時にロープが地面に達していなかった.ロープは45mを持参するべきだった.

・コースタイムの事前調査が極めて不十分で,計画時点ではかなり急いでも日没までに下山できるか怪しい(厳しい場合はエスケープする予定だった)と思っていたが,実際には昼過ぎにも下山できた.参考にしていた記録では焚火休憩をしていたが,そうした情報を見落としてコースタイムを異常に長く見積もったのは問題だった.
・川廻しの先は深いのではと警戒したが,実際に近づいて見ると確かに深い部分はあるものの,そこを避けて容易に突破可能であった.突破可能かどうかの判断は,きちんと近づいて行うことも大切.
・石川さんの懸垂下降の手順を上で確認しいると,ロープがねじれた状態で ATC に通して下降しようとしていたので慌てて止め,修正した.どんな簡単な沢に行くにしても,懸垂下降は御殿下で完璧にしてから沢に行くべき.
・房総は地形が入り組んでいることもあり,しばしば GPS を用いて現在地を確認した.読図を怠ったわけではないが,やや GPS 頼みの山行であった.
・地形図(紙媒体も電子媒体も)を持っていないメンバーがいた.いかなる理由があっても地形図を持たずに沢に入るのはやめましょう.

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