米子山 雪の付いた笹薮でずぶ濡れ(T_T)


- GPS
- 05:15
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 776m
- 下り
- 759m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:15
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
近くにある動物除け柵のゲートから尾根に取り付く予定でしたが、 ゲートが自力で開けられずに諦め みのどうバス停まで下り、豊丘ダムを目指しました 採石場を過ぎ、クマスギ展示場と書かれた植林帯を過ぎると 右に林道分岐があり、奥に車両通行止めゲートがあります 分岐の路肩余地に駐車しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道ゲート〜尾根取り付き 雪の数cm付いた緩やかな登りの未舗装道路 カモシカ、キツネ等の足跡いっぱいでした ・尾根取り付き〜米子山 5分ほど植林帯を緩く登ると笹薮が現れ 以降は1mを越える笹薮が山頂まで続き、藪と格闘 獣道を見つければラッキーですが 山頂に向かいませんのでご注意ください 山頂付近は急坂、点々とある境界標識を頼りに登りました ・米子山〜林道合流点 のっけから南に僅かにそれて下り始めていました 境界標識を見失い、方向修正するうちに 左下に白く雪のついた林道が見え、 笹薮を強引に掻き分け、直下降(笹薮の下りは登りより楽) しかしこの林道は自分の歩いて来た林道ではなく 南側の谷に下ってしまう様子でしたので(地図に記載なし) 引き返し、再び藪に突入、微かな踏み跡を辿り 尾根を少し下った後、等高線に平行に植林帯を横切っていると 獣道とも作業道とも分らない踏跡に合流 以後、自分の足跡のついた林道迄スムースに戻れ、幸運でした |
その他周辺情報 | 湯〜ぱれあ http://www.u-parea.jp/ 自宅に近く、ちょこちょこ行くリーズナブルな日帰り温泉 60歳以上350円はお得感があります |
写真
感想
米子山は、山腹を一文字に貫いて走る県道から
豊丘ダムを見下ろした折、谷向こうに連なる尾根上で頭角を現す、
端正な形の美しさに見とれた山。
いつか登ってみたいと思ったのは、その印象がきっかけでした。
それから何年か機会がなく(忘れてもいました)、
やっと最近、登山を決意し、計画を二通り立案。
第一案は、米子不動尊里見屋近くの登山道から尾根伝いに歩く計画。
第二案は豊丘ダム手前の林道を歩いて、尾根に取り付く計画です。
以前登った「みのどう山」の尾根の南側の麓は
動物除けの柵が隙間なく施され、知っている限りゲートが殆どなく
入山できるか不安があり、今回はその不安が見事的中!
頑張って力を籠めればゲートの扉を開けられたかもしれませんが
第二案があるので、早々に諦めて豊丘ダムへ向かいました。
林道栃平線は、みのどう山の帰り道、時間があったので
ついでに米子山に寄ってみようと話がまとまり
林道分岐迄行ってみると、予想外に車両通行止め!
その記憶がはっきり残っており、下見不要の登山口です。
延々と緩やかな未舗装林道を歩くこと一時間半。
退屈な林道も、雪上に残った動物たちの今朝の足跡を目で追い
動物たちが、走り回る姿を想像していると楽しくなります。
一旦車道に出て、斜め横断後、急斜面を覗き込んでは
下るのをやめ、しばらく道路に沿って谷側を歩いている足跡には
なんだかカモシカの微笑ましさを感じます。
急斜面が得意でも、やはり降り易い場所を選んでいるのでしょうか?
地図上で取付こうと決めた場所は唐松の植林帯に始まり
すぐに背丈を越える程の笹薮に覆われ、踏跡も覚束ない有様。
密薮、そして藪が寝る程でない中途半端な雪と格闘し続けていると、
最悪の全身雪まみれ、びしょ濡れ(/_;)
植林帯の中で点々と付けられていた境界標識が頼りになり
(背丈を越える笹薮の中は、急斜面直登以外はすぐ方向を見失います)
何とか米子山山頂に飛び出しました。
山頂は三角点の周りだけ笹藪の刈り払われた全く視界のない松林の中。
吹き抜ける風が強く、冷たく、いたたまれず、即下山開始。
下山開始後、あっというまに境界標識を見失い、
下りの怖さを嫌というほど実感しました(/_;)
南にずれて下っていると意識し、北へ巻いていると
目の下に、雪が付いて白い帯のように目立つ林道を発見!
やれ嬉しやと、遮二無二直下降し、林道に降り立ちましたが
地理院地図には載っていない林道ですから、訳が分らず
歩くうちにどうも南の谷に降りていくような雰囲気に慌てました。
やむを得ず、林道を引き返し、再び笹薮に突入!
地図上で自分の歩いてきた林道の大カーブとほぼ同じ等高線まで下り
その後は水平に巻いて突き進むしかないと決め
獣道を頼りに少し尾根を下り、植林帯の急斜面を巻き始めると
幸運なことに自分の願っていた巻道に合流しました。
それは林業の作業道か獣道か見当もつかない細い踏跡だったものの
とにかく、植林帯の木々の隙間にガードレールが見え、
スムースに辿り着けたと知った時は、自分の幸運に感謝しました。
雪の中途半端についた激藪を、一時間程なら大丈夫だろう、
とそのまま入ったのは甘かったと、反省です。
見通しの効かない平坦な密藪で怪我とか、GPSの電池切れとか
何かアクシデントに見舞われたら命取りになるかもしれません。
米子山はやはり残雪期に登るべき山でした。
もし登ろうと思っている方には、五月頃をお薦めします。
コメント
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kyom4 さん、こんにちは
前回、北海道旅行のレコが上がったので、「あ〜 kyom4 さんも雪の山はあきらめて 冬ごもりだ
さぞかし不安だったでしょうね
文章からよく伝わってきます
無理をせず、根を詰めず、ゆっくり 山 を楽しみましょう
と、人に言いつつ自分は、何とかもう一回 戸隠 に入れないものかと毎日ライブカメラで確認してました
でも現実は日に日に積雪が濃くなって、私の熱もグングン冷めて行ってます
山、 無理せず 楽しみましょう
yamabujioriruさま
コメント有難うございます
ずっと気になっていた近所の里山でしたので
現場の状況をしっかり予測せず、お気楽に出かけてしまい
自分の迂闊さに、あれこれ反省しきりです
でも、今後に繋がる経験もできたように思います。
(一歩間違えば、お騒がせしていたかも、と思うとぞっとしますが)
積り始めの雪が、やはり一番厄介なのかもしれません。
今回、藪山でそれをしっかり教えてもらった気がします。
積もった雪が締まっていて、踏み抜く嫌らしさのない日に
鳥居峠〜角間山を実行する積りで、今から心待ちにしています。
高妻と黒姫の間にある佐渡山(夏道がありません)へは
3月頃、ワカンを履いて何回か行っていますが
冬山の面白さを初めて知った山でした。
ワカン(古いと笑われそうですが)、スノーシューでの
戸隠の雪原歩き、佐渡山はお薦めです
雪屁を眺めて楽しみ、両脇に見上げる名山の展望を楽しむ
ゆるゆるの歩きなので物足りないかもしれませんが
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