無念の敗退!! 早戸大滝


- GPS
- 04:39
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 650m
- 下り
- 635m
コースタイム
天候 | 晴れ、時々曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝、7時10分の時点で、他の車はありませんでした。 自分が駐車したところは、あと3台くらいは駐車可能でした。 宮ヶ瀬湖から早戸川に沿って、山奥に入っていくのですが、早戸川国際マス釣場から先は少し道幅が狭くなり、また落石も非常に多かったです。 早戸川国際マス釣場から先は進入禁止のような看板がありましたが、みんな入ってきているようです。 落石は通行できないレベルではないものの、かなり気を使いました。 魚止橋手前の駐車スペースまで来ている人も居ましたが、四駆+スタッドレスのようでした。 自分が駐車した三日月橋手前までは、自動車で通行できる |
コース状況/ 危険箇所等 |
<三日月橋手前駐車スペース〜伝道入口> ノーマルタイヤの普通の乗用車では、三日月橋手前までが限界のように思います。 そこから先は積雪、凍結があります。 登りはアイゼンを使用しませんでした。 また、落石も非常に多かったです。 一箇所ですが、落石で林道の幅がとても狭く、谷側は木がなく、足を滑らす沢まで数十メートル滑り落ちそうな危険なところがありました。 この時間帯はまだ雪が固く、この場所を通過するのに非常に気を使いました。 <伝道〜沢(??)> 伝道から先は登山道になります。 小屋の先で、道幅が狭く、谷側が深くなっているところがあり、キックステップでがんばろうとしたのですが、歩いた時間帯が早いため、雪が固く、アイゼンを付けました。 その先、一つ目の橋は四つん這いで通過。 沢に沿って登って行きます。 ロープでトラバースするところもなんとか通過。 その先が問題でした。 幅3メートル位の沢を渡らないといけないのですが、またまた時間が早かったため、岩が凍っていました。 更に、どこを見ても沢に足を突っ込まずに通過できるところがなかったので、ここで無念の敗退!! 引き返すことにしました。 帰りは少し気温が高くなり、雪が緩んでいました。 |
写真
幅3メートル位の、沢が出てきました。
探しましたが、橋がありません。
石の上に飛び移ったところ、スッテンコロリ、しりもちを付いてしまいました。
濡れているように見えて、表面が凍っていてツルツルでした。
足を沢に突っ込んでしまいましたが、靴の中までは濡れずにすみました。
やっぱり渡れそうなところがありません。
もう少し待つと日が差し暖かくなり、岩の氷は解けそうです。
あるいは「山の神」が出てきて、沢の水を減らしてくれるかもしれないですね。
まだ10時ですが、こんな時は食事ですかねぇ。
そのうち、いいアイデアが浮かぶかもしれません。
感想
ヤマレコのサイトを見ていて、またまた行きたくなりました。
今の季節しか見れないもの?
ということで、「完全に凍っている早戸大滝」を見に行くことにしました。
車が普通の乗用車でノーマルタイヤしかないので雪や凍結があったらどうしようか...
アイゼン持ってないし...
等々、不安がありましたが、最終的にはknot さんの、
おもしろいサイトと、「危ない所は無積雪期と同じなので、思い切って
家を飛び出してください。」のコメントに後押しされ、知り合いからアイゼンを借りて、出かけることにしました。
以前、早戸川国際マス釣場の辺りまでは車で下見に行ったことがありましたが、そこから先は今回が初めてでした。
早戸川国際マス釣場のところにある看板を見ると、通行禁止のようにも見えるのですが、皆さん行っているようなので、先に進みます。
思った以上に、落石が多かったですね。
道路にある石を避けて、どんどん進みます。
どこに駐車するか悩みます。なんせノーマルタイヤなので、無理するつもりはありません。
また、落石が多く、崖の傍には停めたくありません。
結局、三日月橋から約1キロほど手前のところに駐車しました。
アイゼンは借りものなので、できれば使用したくありません。
と言う事で、アイゼンなしで7時15分、スタートします。
駐車スペースの先のカーブをいくつか曲がったところから、すぐに降雪、凍結がありました。
雪は固かったです。
林道を進みますが、やはり落石が気になります。
伝道の入り口の少し手前のあたりだったと思いますが、1つ目の難所がでてきました。
多量の落石で林道が埋まっていて、少しだけ残っている足場も斜めになっていて、雪が固くてキックステップができません。
谷側は木がなく、足を滑らすと、そのまま数十メートル落ちていってしまいそうなとことです。
が、ここはアイゼンを使わず、慎重に進み、なんとか通過できました。
(後から考えると、意地にならずアイゼンを付ければよかったのですが)
そして、伝道に到着。登山道に入ります。
暫く歩くと、雷平の小屋が出てきます。
更に先に進みます。
道幅が極端に狭く、足場の悪いところが現れます。
キックステップでがんばりますが、全くダメでした。
もう限界!!
いよいよ身の危険を感じたので、アイゼンを付けることにしました。
しかし、借り物で、使用するつもりがなかったので、初めて自分の靴につけます。
付けようとしたら、ゴムが短く調節が必要でした。
手袋を外して、ゴムを伸ばそうとしましたが、思ったようにできません。
そのうち、手がかじかみ、ここでカイロを出し、指先を暖めることにしました。
結局、ここで20分間くらいはかかったでしょうか。
なんとか通過しました。
でも、アイゼンを付けたのですが、雪の状態が悪いせいか、あまりホールドが良くなった感じがしません。
先に進みます。
ヤマレコで予習をした、沢に掛かっている橋が出てきます。
ヤマレコに出ていた通り、四つん這いで渡ります。
その次は、岩のトラバースです。
ロープがありますが、確かに足場が良くないし、落ちるとかなり危険です。
ここもなんとか通過。
暫く歩いたところで、最大の問題が発生。
幅3メートル位の沢がでてきました。
橋がないので、沢の幅が狭いところを探して、石に飛び移ったところで、やっちまいました!!
直前で、アイゼンを外したこともあったのですが、岩が濡れているのかと思ったら、表面が凍っていてツルツルでした。
慌ててつかんだ岩も、同じ、凍っていました。
足を沢に突っ込んだのですが、幸いにも靴の中は大丈夫でした。
手を突いて、左手首も捻ったのですが、大事には至らずにすみました。
凍っている岩って全くの想定外でした。
他の場所も見てみたのですが、やっぱりいい場所がなく、沢に足を突っ込んでいく覚悟であれば、渡れそうでした。
でも、それなりに深さがあり、靴が濡れてしまいそうでした。
悩んだ挙句、時間がちょっと早いですが食事にしました。
日が差してきており、岩の氷がとけるかもしれないし、誰かが通りかかり、お手本を見せてくれるかもしれないと思い、休憩すして様子を見ることにしました。
カップヌードルを食べ、あんパンを食べ、コーヒーを飲み、この場所で1時間15分いましたが、天気は曇りになり、誰も通りかからなかったので、諦めて戻ることにしました。
帰りに、丹沢観光センターの辺りで、バンできている年配の夫婦と思われる方が居て、男性の方から声を掛けて頂いたのですが、その方曰く、「沢はスパッツをつけてジャブジャブ渡ればなんとかなる。」とのことでした。
その後、林道を下っている時に後からその夫婦と思われる方のバンが下りてきて、女性に「車に乗りませんか?」とお声を掛け頂いたのですが、自分の車がすぐ傍だったので遠慮させて頂きました。でも、お気持ちはホントにありがたかったです。
で、目的としていた「完全に凍った早戸大滝」が見れなかったので、いずれリベンジしたいと思います。
でも、あの沢は、どうやって渡ればいいのでしょうか??
コメント
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途中で会った年配の男性です。私たちは円木沢・上の大滝を見に行った帰り道でした。
1月に早戸大滝に行きましたが、例の2番目の渡渉ですが、そこは以前は橋がかかっていました。少し上流に新しい橋がありますが、私たちは以前橋があった箇所を渡りました。水流の中に平たい石が人為的におかれています。靴は少し水没しますが、走るようにして水流を歩いて渡りました。靴は冬山用だったので水は中に入ってきませんでした。その時の水量は今日と同じくらいでした。早戸大滝へは雷平から上流で何度も沢を渡ります。今の時期はベルグラが張っているのでアイゼンがあった方が安心です。ちなみに円山木沢へのアクセスには早戸川を渡らなければなりませんが、往路はアイゼンなしでベルグラで転びそうになりました。そのため帰りはアイゼンをつけて渡りました。水中に足を入れる時の高さも稼げます。
丹沢の滝は1月の寒波で近年にない氷結を見ましたが、今月の6日と7日の暖かい雨で氷は大部分溶けてしまったようです。きっと早戸大滝も1週間前とは信じられないような姿に変わってしまっていると想像しています。
コメント頂き、ありがとうございました。
と言うか、驚きました。
ヤマレコのユーザーさんでしたか。
問題の沢ですが、朝方は岩一面ベルグラがすごく、6本爪の軽アイゼンのせいか、アイゼンでも滑る状況でした。
確かに、先週に比べるとかなり雪が減っていたので、大滝の状況は変わっていたかもしれませんね。
また、チャレンジしたいと思います。
本日はご親切にありがとうございました。
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