岡山県備前市 東大平山〜笹尾山〜片上湾 海展望&水鳥観察



- GPS
- 05:46
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 547m
- 下り
- 545m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:44
歩行距離14.5km、歩行時間5時間20分、歩行数24,100歩、消費カロリー2,730Kcal
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東大平山頂上<写真03>から長谷越(ながたにごえ)<写真05>まで及び、標高119m三角点「東片上」<写真15>から東の標高110m辺り(地形図の太い白線の道との合流点)までは、ルートファインディングが必要な箇所があります。それ以外でも道や踏み跡が細く、わかりにくい所があります。 また、枯れススキやツツジの細枝を少しかき分ける所がありますが、ヤブコギというほどではありません。 標高279.2m三角点「浦伊部」<写真06>に向かう途中で落とし物を探して10分程ロスしています。シダが茂った細い踏み跡が錯綜していますが、足元は見えるので助かりました。 東大平山頂上<写真03>から長谷越(ながたにごえ)<写真05>までは、備前市&瀬戸内市境を歩きたかったのですが、木が茂って無理だったので少し南寄りに進みました。シダを避けると赤いビニールテープがある所もありましたが、すぐにわからなくなりました。 標高275m辺りから市境沿いに道らしきものが現われ、たまにシダで足元が見えない所や枯れススキをかき分ける所もありましたが、ピンクテープや赤いビニールテープがありました。 地形図の電波塔マークの辺りから道があったかもしれませんが、市境から北に逸れてしまいました。北北西に鉄塔巡視路らしききれいな道がありましたが、下山池方面に下りそうだったので、東に進みました。すぐ下にちょろちょろと水が流れているようで、細い踏み跡はそのうちわからなくなりました。 最後はちょろちょろ流れをまたいで木を掴んでよじ登り、再び踏み跡に合流すると、東に進み柵をまたいで展望広場<写真04>に出ました。 その他、コース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。 |
その他周辺情報 | 備前市伊部(いんべ)は備前焼のメッカです。毎年、第3日曜とその前日にはJR伊部駅周辺で「備前焼祭り」が開催され、全国からたくさんの人が訪れます。また、駅より南西に350m程行った所に国指定史跡の伊部南大窯跡があります。 |
ファイル |
(更新時刻:2019/01/02 23:00)
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写真
普通車3台分のスペースがあります。側の題目石には「大正十三年」と彫られていたので、その頃の石仏でしょうか。ちょうど戻ってきたときに、お正月飾りを持ってこられた方々がいらっしゃいました。大事にされているようで、涎掛けも新しくしようかと話しておられました。
龍王山南東斜面
写真奥に見えている柵を乗り越えると、ベンチのある広場に出ました。西大平山の北東にある龍王山の南東斜面がよく見えました。この展望地は広々として団体でもゆっくり休憩できます。
「点名:浦伊部」
シダの間の細い踏み跡が錯綜した辺りでカメラを落としたことに気づき、あっちこっち引き返して10分程ロスしました。無事に見つかってよかったです。三角点周辺も木が茂って展望は効きません。
アスファルト道には、ところどころ海が見えるスポットがあります。東南東方面に前島、片上大橋のすぐ奥に夕立受山、さらに奥に鹿久居(かくい)島、右最奥にうっすらと家島諸島の西島が見えました。
「点名:久々井」
カーブミラーからわかりやすい細踏み跡を辿ると、やはり展望の効かない地点に三角点「久々井」(くぐい)がありました。地図によってはここが笹尾山頂上になっており、ちゃんとプレートもあります。
小豆島
笹尾山頂上<写真10>からアスファルト道に戻ると、南東方面に大平山(左)、妙見山(中央)、玉葛山(たまかずらやま、右端)の稜線越しに小豆島が見えました。動画も撮りました。
おいしそうに見えますが、食べられません。某テレビ番組でかじっていましたが、甘みが全くなく、おいしくなかったようです。昔、この蔓からとれる粘液を整髪剤として用いたことから、ビナンカズラという別名があります。
片上湾の西端は水鳥の楽園でした。カルガモ<写真25>はマガモ<写真25>のメスに似ていますが、くちばしの先端だけが黄色です。中央奥にヒドリガモのメスがうずくまっています。
小柄で脚が黒く、足だけが黄色いので白いサギの中では一番わかりやすいです。こちらに向かってまっすぐ歩いてきましたが、水に入ると、どじょうすくいのように足を小刻みに動かして餌を探していました。動画にバッチリ映っており、あまりのかわいさに笑ってしまいました( *´艸`)
マガモのオスは、右上のシンクロしているほうです。動画にはヒドリガモ<写真23>のオスのピューという高い声が入っています。カルガモが顔をポリポリかいているのがかわいいです(^^♪
犬神家ではありません。オナガガモのシンクロです。ここに写っているのはすべてオスで、長くて黒い尾羽が特徴です。メスは全体が茶色っぽく、尾羽は他のカモよりも少し長めです。動画にはメスも映っていました。
セグロセキレイとは違い、顔は白く黒い過眼線があります。メスはこのように背中の色が薄く、灰色に見えます。餌を探していたので動画も撮りました。セキレイの仲間は長い尾羽を上下に振るクセがあるので、遠目にもわかりやすいです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
【読図訓練の場?東大平山(*_*;】
瀬戸内市と備前市の境にある伊坂峠を出発点としました。この辺りは7000万年以上前の地層が出てくるので、時間に余裕がある時は、“ビゼンリュウ(仮想)”の化石探しをしたいものです。
ルートファインディングが難しいコースですので、衰えつつある読図力の訓練コースとして、伊坂峠〜東大平山〜長谷越(ながたにごえ)を設定しました。伊坂峠<写真01>の取り付き点は峠のすぐ右(西)横にある道ではなく、少し北東に進んだ所です。凍結防止剤の札の脇で入口のみササが茂っています。
基本、尾根上(市境界線上)を進んでいけば、コースアウトすることはありません。しかし、東大平山のピークをはじめ、目印とする峰がフラットな地形が多く、特に頂上からは市境界線上がヤブで歩けないこともあるので、最適なルートファインディングをするために、頻繁に読図を強いられます。
山容としてはあまり魅力がありませんが、山行中、ずっと緊張感を保ち、まるで探検隊になった気分で山行ができ、これはこれで宝探しゲームみたいでよかったと思います。ゴールはなんと、想定外の展望地<写真04>に出てきました(^^)/
【笹尾山コースはビューポイントの宝庫!(^^)!】
長谷越(ながたにごえ)から笹尾山まではアスファルト道で歩きやすいばかりか、瀬戸内海や周辺の山や島の景観を楽しみながら、歩くことができます。途中、アスファルト道を逸れて、2ヶ所の三角点<279.2m浦伊部と268.0m久々井>に寄りました。踏み跡が錯綜しており景観も楽しめませんので、三角点マニア(?)以外の人にはお薦めしません。
笹尾山から久々井(くぐい)湾に向かう道は、突然、アスファルト道がなくなり、土道になります。200m峰から標高150m辺りまで、眼前に瀬戸内海の景観を楽しみながら下山できます。その様子を写真や動画でも紹介しています。
三角点<119.0m東片上>を越え、再び、アスファルト道に入り、そのまま久々井湾沿いを歩きました。
【片上湾の愉快な水鳥たち(^_^)】
笹尾山下山後、片上(かたかみ)湾沿いを歩いていると、対岸に前山<写真19>や山城跡のある冨田松山<写真20>などが海越しに見えました。
黒崎播磨(旧九州耐火煉瓦)備前工場前を通り過ぎると、片上湾に、なにやらたくさんの水鳥がいるのに気が付きました。水鳥たちの“もぐもぐタイム”に出くわしたようです。しばらくその様子を楽しみ、写真や動画にも撮りました。特にオナガガモのシンクロ<写真27>が圧巻でした(^^♪
今回、2018年最後の山行となりました。いろいろな方の記録を拝見しながら、山の楽しみ方が多種多様にあることを知り、これまでに無かった新しい視点を加え、今年の山行を楽しむことができました。
本当にありがとうございました。2019年度もよろしくお願いします。
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