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Yamareco

記録ID: 168909
全員に公開
山滑走
中国山地東部

蘇武岳 山スキーとスノーシューでオールラッセル

2012年02月11日(土) 〜 2012年02月12日(日)
 - 拍手
クマ その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:31
距離
14.3km
登り
925m
下り
916m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【2/11】
07:05 名色登山口 <林道ぞいに登る>
10:00 備前山直下の林道分岐 -10:20
13:40 蘇武岳ピーク -13:45
13:55 頂上直下の風の弱いところでお茶休憩 14:10
15:50 備前山 -16:10 <旧 名色スキー場のゲレンデを下る>
17:05 下山 (17:30)

【2/12】 (観光モード)
10:00 道の駅 神鍋高原
10:30 植村直己冒険館 -11:30
12:00 寿楽庵 そば
13:30 植村直己 ふるさと公園 墓参 -15:00
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天候 2/11 曇り時々晴れ、昼過ぎから雪
2/12 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三田西IC -(舞鶴若狭自動車道)- 春日IC -(北近畿豊岡自動車道)- 山東IC
-(R9)- 上野南 -(R312)- 祢布 -(R482)- 名色登山口  
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コース状況/
危険箇所等
・厳冬の積雪期、蘇武岳(そぶだけ)に登る登山者などいないだろうと覚悟していたが、果たしてオールラッセルとなった。

・この蘇武岳は、植村直己の郷里の山であり、彼がよく登ったとされている、ゆかりの山である。

・終点まで林道で登り、そのあとの登山道は、林間の雪面を頂上まで登った。下りは同じトレースを備前山まで下り、そのあと廃業した名色スキー場のゲレンデを下った。

・林道では、積雪1m半ぐらいあるが、よく締まっていて、スキーでは15cmほど、スノーシューで30cmしか沈まないので助かった。でも、ツボ足なら膝ぐらいまで沈む。林道終点以降の樹林帯のなかの雪の斜面では、少しマシ程度。

・林道以降の登山道は、少しのルート痕すらなかったので、まっさらな雪の斜面にGPSを見ながら、夏道の位置の上にトレースを付けていった。

・実際の登山道は、尾根を進む部分は少なくて、トラバースルートのアップダウンが多く、ルーファイは意外と難しかった。GPSなし(あっても慣れていないと)では、かなり難しいと思う。

・いまの状態(積雪量や雪質)では、スキーを担ぐ箇所はなく、シール登行ですべて登れる。当然、スノーシューでも問題なし。急斜面は斜登行すればいい。

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蘇武岳登山口(林道 名色羽尻線)。まずこの壁を登ってスタート。
2012年02月11日 06:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 6:39
蘇武岳登山口(林道 名色羽尻線)。まずこの壁を登ってスタート。
蘇武岳登山口(林道 名色羽尻線)の案内板。
2012年02月11日 06:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 6:51
蘇武岳登山口(林道 名色羽尻線)の案内板。
朝日が昇ってきて、(旧)名色ゲレンデを染め始める。
2012年02月11日 07:06撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 7:06
朝日が昇ってきて、(旧)名色ゲレンデを染め始める。
日高町名色の畑の雪原から陽が登る。
2012年02月11日 07:08撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 7:08
日高町名色の畑の雪原から陽が登る。
我々3人の影が、長く伸びる。
2012年02月11日 07:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 7:09
我々3人の影が、長く伸びる。
雪原を林道にむかって進む。
2012年02月11日 07:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 7:09
雪原を林道にむかって進む。
私のスキートレースの後とはいえ、スノーシューでのラッセル登りは、相当つらいと思われる。
2012年02月11日 07:30撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 7:30
私のスキートレースの後とはいえ、スノーシューでのラッセル登りは、相当つらいと思われる。
林道での積雪はこの程度。1m半ぐらいか?
2012年02月11日 07:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 7:51
林道での積雪はこの程度。1m半ぐらいか?
晴れてきて、青空になった。気分最高!
2012年02月11日 08:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 8:36
晴れてきて、青空になった。気分最高!
このたっぷりした雪の上にトレースをつけていく。林道ではルーファイ要らないので、安心して登れる。ツボ足なら腰ラッセルだろう。。。
2012年02月11日 08:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 8:42
このたっぷりした雪の上にトレースをつけていく。林道ではルーファイ要らないので、安心して登れる。ツボ足なら腰ラッセルだろう。。。
正面方向にトラバースルートを進む。雲の流れが速いので、また天候が変わりそうだ。
2012年02月13日 12:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/13 12:48
正面方向にトラバースルートを進む。雲の流れが速いので、また天候が変わりそうだ。
たっぷりした雪面が、キラキラ輝いてきれい。
2012年02月11日 09:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 9:29
たっぷりした雪面が、キラキラ輝いてきれい。
唯一見つけた案内板。登山道では赤テープなどにも着雪してまったく分からない。
2012年02月11日 11:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 11:36
唯一見つけた案内板。登山道では赤テープなどにも着雪してまったく分からない。
ブナ林を進む。この地点ではまだまだ、冬の散歩道の雰囲気だったが。。。
2012年02月11日 12:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 12:05
ブナ林を進む。この地点ではまだまだ、冬の散歩道の雰囲気だったが。。。
吹雪いてきて、モンスターになりかけの樹林が現れる。 山頂も見えたり、見えなくなったりする。
2012年02月11日 13:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 13:13
吹雪いてきて、モンスターになりかけの樹林が現れる。 山頂も見えたり、見えなくなったりする。
蘇武岳山頂に到達。吹雪いて、視界はほとんどなし。看板もすべて埋まっていて見えない。ここの積雪は5m以上ありそう?
2012年02月11日 13:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 13:43
蘇武岳山頂に到達。吹雪いて、視界はほとんどなし。看板もすべて埋まっていて見えない。ここの積雪は5m以上ありそう?
備前山ピークに設置されたスキーリフト。しばらくしてから、撤去されるのだろうか。
2012年02月11日 15:56撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 15:56
備前山ピークに設置されたスキーリフト。しばらくしてから、撤去されるのだろうか。
備前山ピークにあるスキーコース案内図。もう役目を果たせないので、さびしげだ。
2012年02月11日 15:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 15:57
備前山ピークにあるスキーコース案内図。もう役目を果たせないので、さびしげだ。
備前山ピークから左(北方向)に折れて雪庇のある尾根を下る。スノーシューでの急降下はフトモモに堪える。ヒップソリでシリセードしたら最高だったのに。。。
2012年02月11日 16:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 16:15
備前山ピークから左(北方向)に折れて雪庇のある尾根を下る。スノーシューでの急降下はフトモモに堪える。ヒップソリでシリセードしたら最高だったのに。。。
名色ゲレンデ上部から、但馬ドーム(左端)方面を望む。ガスが上昇しようとしているのが伺える。
2012年02月11日 16:23撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/11 16:23
名色ゲレンデ上部から、但馬ドーム(左端)方面を望む。ガスが上昇しようとしているのが伺える。
スノーシューの2人が降りて来るまでの間、スキーの私は、ゲレンデ中央部で冬景色を堪能する。但馬ドームは右端。アップ神鍋スキー場は左端。
2012年02月11日 16:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 16:24
スノーシューの2人が降りて来るまでの間、スキーの私は、ゲレンデ中央部で冬景色を堪能する。但馬ドームは右端。アップ神鍋スキー場は左端。
年に一度と決めていたカニスキ。。。今年は成り行きで二度目となった。まあ、ええんじゃない。。。
2012年02月11日 18:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/11 18:41
年に一度と決めていたカニスキ。。。今年は成り行きで二度目となった。まあ、ええんじゃない。。。
登山の翌日、植村直己冒険館を訪れた。
2012年02月12日 12:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/12 12:04
登山の翌日、植村直己冒険館を訪れた。
館では特別展をやっていた。マッキンリーに眠る植村直己〜あれから28年。写真は、直己のヒドンクレバス対策。
2012年02月13日 12:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/13 12:51
館では特別展をやっていた。マッキンリーに眠る植村直己〜あれから28年。写真は、直己のヒドンクレバス対策。
植村直己の最後の足跡。。。
2012年02月12日 10:54撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/12 10:54
植村直己の最後の足跡。。。
冒険館からすぐ北西の日高町十戸にあるソバ屋の寿楽庵。館のスタッフの方からも薦められる。わざわざ出石まで行かなくてもいい。
2012年02月12日 12:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/12 12:48
冒険館からすぐ北西の日高町十戸にあるソバ屋の寿楽庵。館のスタッフの方からも薦められる。わざわざ出石まで行かなくてもいい。
ふるさと公園の展望台にある墓碑。今日は彼の誕生日で、翌日はマッキンリーで最期に交わした通信日(仮の命日)。
2012年02月12日 13:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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2/12 13:55
ふるさと公園の展望台にある墓碑。今日は彼の誕生日で、翌日はマッキンリーで最期に交わした通信日(仮の命日)。
墓碑の横にある展望台から、日高町上郷(かみのごう)の街並みを望む。
2012年02月12日 14:00撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2/12 14:00
墓碑の横にある展望台から、日高町上郷(かみのごう)の街並みを望む。

感想

・植村直己を偲んで、蘇武岳に登ってきた。2名はスノーシューで、私は山スキーで、あわせて3人で登った。今回の雪のコンディション的には、登りも下りも、山スキーの方に利があった。

・林道終点から頂上まで、思ったより遠く感じた。すべてラッセルとなったので、結構疲れたが、帰りの(旧)名色ゲレンデでのダウンヒルで、疲れがすっ飛んだ。(旧)伊吹スキー場と同様に、廃業となったスキー場のダウンヒルは、バックカントリースキーヤーにとって至福のひとときだ。

・朝、(旧)名色ゲレンデを登っていく登山者?を1人だけ見かけたが、それ以外、ひとりの登山者にも出くわさなかった。本来の静かな山行を求めるには、絶好の場所である。

・登山翌日の2/12は、植村直己の誕生日でもあり、冒険館やふるさと公園(墓所)を訪ねてきた。冒険館のスタッフの方が、頼光寺から展望台までの雪道をスノーシューで押さえて置いてくれて助かった。

・道の駅にある神鍋温泉は、冬期、営業時間に注意。19時半に閉まってしまう。

・ソバは、寿楽庵がおすすめ。冒険館の少し北西にある。このお店のソバなら、わざわざ出石まで行く必要はないと思う。

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