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Yamareco

記録ID: 1693906
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
南アメリカ

Ojos Del Salado オホスデルサラード

2018年12月21日(金) 〜 2019年01月06日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:33
距離
7.0km
登り
1,183m
下り
1,166m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

トラックは登頂日のもので、下山はTejos Refugeまでトラックしました。

12/20 成田空港発、ダラス、サンチャゴを経由
12/22 コピアポ(Copiapo)空港から車で移動し、コピアポのカルデラホテル(Caldera Hotel)泊
12/23 Pedernales Salt Flat3362mに車で移動し、テント泊
12/24 Carro Dona Ines 5,095mに登頂 Pedernales Salt Flat テント泊 夕食はバーベキュー
12/25 Laguna Verde4,350mに車で移動してテント泊
12/26 裏山で5,000mまで順応Laguna Verde泊
12/27 San Francisco6,018mに順応登山 登り6:30 下り1:30 Laguna Verde泊 
12/28 休養日 Laguna Verde泊
12/29 Laguna VerdeからAtacama ベースキャンプ5,255mに移動 テント泊 アシスタントガイドは、飲料水と燃料などをTejos Refugeに荷揚げ
12/30 Atacama ベースキャンプからTejos Refuge 5,825mに寝袋、マット、行動食、登頂日の装備、食料などを70Lザックに詰めて出発 上り3:00 Tejos Refuge泊 夕食はサンドイッチとカップラーメン
12/31 カップラーメンの朝食後、2:00出発、11:00登頂、11:30下山開始、16:00Atacama Hutに下山 Atacama ベースキャンプテント泊
1/1 Atacama ベースキャンプからLaguna Verdeへ移動し、テント泊
1/2 Laguna Verdeテント泊
1/3 Laguna Verdeから車でコピアポのカルデラホテルへ移動 途中スーパーに立ち寄りお土産など買い物
1/4 カルデラホテルをチェックアウトして、コピアポ空港へ サンチャゴとニューヨークを経由
1/6 羽田空港着
天候 登頂日は晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
1つ目のキャンプ地Pedernales Salt Flat ここからCarro Dona Ines 5,095mまで高度順応にいきました
1つ目のキャンプ地Pedernales Salt Flat ここからCarro Dona Ines 5,095mまで高度順応にいきました
ラグーナベルデ この裏山に5000mまで高度順応にいきました
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ラグーナベルデ この裏山に5000mまで高度順応にいきました
2つ目のキャンプ地 ラグーナベルデ 下山後も滞在しました。 避難小屋の中に温泉があります。外にも温泉がありますが、水着着用です。
2つ目のキャンプ地 ラグーナベルデ 下山後も滞在しました。 避難小屋の中に温泉があります。外にも温泉がありますが、水着着用です。
高度順応で登頂したサンフランシスコ6,018m 車で4800m位まで上がって歩き出しました、登り6:30,下り1:30 他のメンバーはもう少し時間がかかりました。
2018年12月28日 02:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12/28 2:08
高度順応で登頂したサンフランシスコ6,018m 車で4800m位まで上がって歩き出しました、登り6:30,下り1:30 他のメンバーはもう少し時間がかかりました。
アタカマベースキャンプ 左奥に山頂が見えます
アタカマベースキャンプ 左奥に山頂が見えます
Tejos避難小屋5,825mの料理スペース 登頂日前日に荷揚げしながらAtacamaベースキャンプから3:00くらいで到着
2018年12月31日 05:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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12/31 5:00
Tejos避難小屋5,825mの料理スペース 登頂日前日に荷揚げしながらAtacamaベースキャンプから3:00くらいで到着
12/31 11:00オホスデルサラード登頂 2:00Tejos Refuge出発で、Atacama ベースキャンプ戻り16:00でした。
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12/31 11:00オホスデルサラード登頂 2:00Tejos Refuge出発で、Atacama ベースキャンプ戻り16:00でした。
登頂日翌日にAtacama ベースキャンプをシェアした別のチリ人ガイドと記念撮影
2019年01月01日 11:35撮影 by  iPhone 8, Apple
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1/1 11:35
登頂日翌日にAtacama ベースキャンプをシェアした別のチリ人ガイドと記念撮影

感想

Chile Montana (www.chilemontana.com)の公募隊でチリにある南米大陸第二高峰、世界最高峰火山のOjos Del Salado(オホスデルサラード) 6,893mに登頂しました。
募集要項では、4名で催行でしたが3名で催行してくれました。チリモンタナのマネージャーは、ビビアンという女性です。問い合わせへの返信も早く、親切に対応してくれました。チリモンタナは、日本人ガイドも追加ガイドやアシスタントガイド、コックやドライバーの手配を依頼している会社です。また私以外にも日本人がチリモンタナの公募隊で登頂しています。
コピアポ出発日前日の宿泊とコピアポ空港からホテルまでに移動は費用に含まれておらず、私はBahiaInglesa(バイアイングレッサ80ドル)という4つ星ホテルの予約をビビアンに依頼し宿泊費を送金しましたが、実際に宿泊したのはBlanco Encaladaという3つ星ホテルで朝食付きシングルで60ドルでした。差額の返金はありませでした。ホテルは清潔でシャンプー、石鹸、冷蔵庫とシャワーはありますが、バスタブにはお湯が貯められませんでした。シャワーの温度や水量は問題ありません。ポットや飲料水はありません。朝食は、パン、シリアル、牛乳、ハム、チーズ、ヨーグルト、お茶、コーヒーでした。
帰りのホテルは費用に含まれており、2名1部屋ということでしたが、1名1部屋となりました。追加料金はありませんでしたが、4星ホテルではなく行きと同じ3星ホテルとなりました。
テントは2名で1つという予定でしたが、どの宿泊地でも1人1つのテントをもらえ、皆で設営しました。個人テントのほかにダイニングテントがあります。夕食では、グラスビールかワインが無料で飲めました。生野菜サラダがでて食あたりが心配でしたが、特に問題ありませんでした。砂漠の中でも衛生管理はできていて(日本とは比較できませんが)、生野菜や果物が毎日食べられ、体調管理に役立ちました。
4輪駆動車で砂漠や岩のでこぼこ道を数百キロ走りますので、トラブルに備えて現地のドライバーを手配することは、最低限必要だと思います。実際に何度も砂漠の道でスタックして抜け出すのに時間を要しました。6名で1台の車で、後ろに荷物用の車をつけました。
登山隊は、私、ポルトガル人男性(チンボラッソなどの6,000m峰登頂複数経験あり)、アメリカ人女性(キリマンジェロ登頂経験あり、高所登山で使うようなテントの張り方は知らず70Lザックは初めて背負う)の3名に、チーフガイド(ボリビア人でボリビアガイド協会会長、30回程度のオホスデルサラードガイド経験あり)、アシスタントガイド、コック兼ドライバー(チリ人で25年前からガイドを経て現在コック兼ドライバー)という構成でした。他の隊でも6,000m峰登頂経験のある人が多かったです。
アメリカ人女性は明らかに体力と経験が不足しており、登頂前の高度順応でも私とポルトガル人男性に後れをとり、登頂日は6300m付近で登頂を断念しアシスタントガイドが付き添い下山しました。登頂日の私の服装は、ダウンミトン(夜明け前に使用)、モンベルOutDry厚手の手袋、フリースの帽子、モンチュラの鼻と口が空いたフェースマスク、バフ、ファイントラックのドライレイヤー上下、パタゴニアのメリノウール上下、マムートの中間着シャツ、プルオーバーのフリース上着、モンベルの厚手のダウンジャケット、マムートのフリースパンツ、モンベルの薄手のダウンパンツ、ゴアテックスの上下、ダブルブーツ(スポルティバG2)でした。シングルブーツでも靴にカイロやヒーターを入れれば、十分だと思いました。天気予報では最低−22度ということで、実際に夜明け前はそのくらいの気温でした。風がなく晴天に恵まれて登頂できました。登頂までの日程や時間は、日程や各写真を参照してください。
4年前にアコンカグアに登頂しましたが、オホスデルサラードのほうが難易度が少し高いような気がします。私は高所でもSPO2が下がらない方です。それでも、チリモンタナを含め現地の会社の企画は、現地発着13日(予備日は1日)という日本人ガイドが企画するより日程が短いプランですので、日本で低酸素室に入るなど事前の準備をしないと登頂が大変だと思います。実際に天気の都合で予定日より1日早く登頂(日本を出発して11日目)しました。
キャンプ中は、朝と夜はフリース上下が必要ですが、日中は暑くて半そででも大丈夫です。
砂漠の中で毎日を過ごしますので、マスクは必須です。またテントの中に砂が入りますので、自分が寝る場所以外でマットレスがない場所にも、テントシートかピクニックシートを持参して敷くことをお勧めします。このシートは、日中暑い時にはテントの外にかけて日よけにすることもできます。他には、サンダル、洗濯ばさみ代わりのカラビナ、目薬、砂払用歯ブラシ、ソーラーパネル、乾燥対策のヒアルロン酸やヘパリン類似物質を使ったヒルドイドローションがあるとよいと思います。のどが弱い場合は、のどスプレーがあるとよいと思います。
登頂日前日に宿泊したTejos hut(テホス避難小屋)は1つの部屋にベットが6つありますが、予約不可です。テント泊も可能です。ベット部屋のほかに1つキッチンに使える部屋(机といすあり)があります。
アイゼン、ゴーグルとピッケルは持参しましたが、登頂日は持っていきませんでした。
行動食もチリモンタナが用意してくれました。内容は、サンドイッチ、ビスケット、スニッカーズ、ナッツ、オーツバー、ドライバナナ、粉末ジュース(登頂日のみ)です。粉末ドリンク、チーズ、ビーフジャーキー、日本茶はないので、日本から持参する必要があります。
朝食は、パン、チーズ、ハム、ヨーグルト、フルーツ(アボカドもあり)、シリアル、コーヒー、お茶などです。
昼食は、サラダかスープ、パンでした。
夕食は、スープ、肉(魚かパスタ、ピザのこともありました)、デザート(プリン、缶フルーツ)でした。
キャンプ地の1つのラグーナベルデには温泉(露天と小屋内の内湯)があります。石鹸、シャンプー不可ですが、内湯は人がいない時に日本の温泉のように裸で入浴しました。埃だらけになった衣類をゆすぐこともできます。
チップは、メインガイドには最高150ドル程度、アシスタントガイドやコック兼ドライバーには最高80ドル程度が支払われるそうです。
日本からチリのコピアポには、米国のダラス空港、チリのサンチアゴ空港を経由していくのが便利です。ダラス空港は米国で唯一、トランジットの際に荷物をいったん取り出さなくて良い空港です。ダラス空港にはターミナルDに直結のグランドハイアットDFWがあり、デイユース(ウェブから予約不可、利用は17:00までで230ドル位)が可能です。他にもターミナルCから500mくらいのハイアットリージェンシーがあります。

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