鳥羽4島散歩

2019年01月16日(水) 〜 2019年01月17日(木)

• GPS: 05:12
• 距離: 16.4km
• 登り: 435m
• 下り: 398m

コースタイム

1日目
7：55 佐田浜港―定期船―8：08 菅島港-菅島散策-9：00 菅島港―定期船―9：17 佐田浜着-佐田浜発10：45―定期船―11：25 神島港-神島散策-15：50 神島港―定期船―16：30 佐田浜港
2日目
7：02 佐田浜―定期船―7：14 桃取港 7：15 スタート答志島縦断 9：19 答志港ゴール-9：40 答志港発―定期船―10：10 佐田浜着−中ノ郷港まで徒歩移動(10：15-10：40)-11：20中ノ郷港―定期船―11：28坂手島港-坂手島散策-12：21-13：00―定期船―13：25 13：25佐田浜港着

写真

1/16 7:46

マリンターミナルから鳥羽駅方面を臨む。

1/16 7:46

佐田浜港からは多数の市営定期船航路が出ています。

1/16 8:22

島特有の細い道です。郵便局の前です。

1/16 8:24

喫茶店です。

1/16 8:28

萱島は比較的大きな島ですが、集落があるのは、1ヶ所だけです。島の最高峰である大山より南側はカンラン石のの大規模な採石場である。

1/16 8:43

菅島と沖ノ島を結ぶしまっ子橋から集落の北部を写す。

1/16 8:43

しまっ子大橋から乗船場を写す。奥は大山です。
素晴らしい山容ですが、山の南側は採石で無残な姿になっていることを、翌日に知りました。

1/16 8:49

沖ノ島と言っても海水浴場と漁業施設しかありません。

1/16 9:20

マリンターミナルから三ツ島方面を臨む。

1/16 9:21

海上保安庁の船もいました。

1/16 9:22

以前に乗船したことのある鳥羽湾遊覧船と思われます。三ツ島、イルカ島(日向島)、答志島(桃取港)方面を遊覧します。

1/16 10:49

佐田浜を出航してすぐ右に見えるのが、坂手島です。
奥の島は菅島で、大山が存在感を示しています。

1/16 10:52

鳥羽湾で一番大きな答志島です。

1/16 11:07

答志島の和具港です。ここを経由して神島に向かいます。

1/16 11:16

神島に近づいています。遠州灘と伊勢湾を結ぶ伊良湖水道の中央部だけあって波は可なり高く、甲板では手摺がなくては自立できません。

1/16 11:18

伊勢湾フェリーです。伊良湖行きです。

1/16 11:28

神島の玄関口でお出迎え。
三島文学の『潮騒』の舞台になった島ですが、若い人には　”潮騒”って何？　と言われそうです。

1/16 11:30

島内の近畿自然歩道を歩きます。

1/16 11:31

自然道の標識が整備されており、安心して歩けます。

1/16 11:31

細い路地を歩きます。

1/16 11:35

八代神社です。

1/16 11:35

『潮騒』の一説が紹介されています。
グッドアイデアです。

1/16 11:42

立派な神域です。

1/16 11:43

島内の子ども達が作ってくれた”おみくじ”です。
ひかせていただきました。”じょうとうか”(一般的な中吉に相当)でした。一部を紹介すると、神島にやってくる渡り鳥になぞらえて『誰かを思った分だけ自分にも幸せが渡ってくるかも〜』です。きっと女の子でしょう。

1/16 11:50

伊良湖岬が指呼の距離です。灯台も伊良湖ビューホテルも懐かしい。神島が尾張でなくて伊勢なのが不思議なくらい近いです。やはり、志摩・鳥羽の海賊衆の賜物でしょう。

1/16 11:54

神島灯台

1/16 11:56

ここにも『潮騒』の一説があります。

1/16 11:57

標識がしっかりしています。

1/16 12:06

少し厳しい登りもピークを越えたようです。
製材された角材の土留め階段で歩きやすいです。

1/16 12:08

監的哨(かんてきしょう)…意味不明と思うのが当然です。
伊良湖から撃つ大砲の試着弾を目視で確認するための施設だそうです。

1/16 12:08

『潮騒』の映画を見た人ならば忘れられない場所でしょう。

1/16 12:09

人には全く会いませんが、標識は朽ちることなく、しっかりしています。

1/16 12:18

映画の撮影ポイントが多数出てきます。

1/16 12:18

カルスト地形

1/16 12:22

学校のようだが、廃校かな？

1/16 12:23

鳥羽4島で感じたことに、海岸線がゴミで汚れていることである。ここももう少し綺麗ならば、良い所で、この石にも名前が付くことだろう。

1/16 12:28

鏡石方向に進みましたが、そうだと知らずに通過しました。鏡石なので、滑らかな反射率の高そうな石を想像していました。何でも、石の表面に油を塗って鏡代わりにしていた石だそうです

1/16 12:34

先ほどの建物は神島中学校だったのだ。

1/16 12:40

もう漁港に戻ってきました。

1/16 12:43

タコ壺です。

1/16 12:46

”捍海塘碑”とは意味不明です。
調べてみると、”ここまでは海だった”と言うことのようです。

1/16 12:57

伊勢地方の体表的な正月飾りです。
”蘇民将来の子孫也”から来ています。

1/16 13:21

飲食店を求めて辿り着いたのは、歩き始めに通過した島唯一の時計台跡の傍でした。

1/16 15:53

神島を出航して佐田浜に戻ります。

1/16 17:01

赤福の看板がやたらに目立つと思っていたら、宿の前は赤福の鳥羽支店でした。

1/17 7:09

旭日は拝めないが、神々しい色彩だけでも心が洗われます。

1/17 7:16

答志島の桃取港に着きました。折り返し本土に通勤、通学する人が乗り込みます。

1/17 7:31

廃墟よりも島で農家がいることが驚きでした。

1/17 7:39

答志島は4島で最も大きく複雑な形状をしています。
視界は全て答志島です。

1/17 7:55

坂手島越しに鳥羽方面を写しています。

1/17 8:19

答志島中学校です。寝屋子が通っているかも？

1/17 8:24

和具港が見えてきました。

1/17 8:25

神島へ行くときも定期船から良く見えた建物です。

1/17 8:36

1/17 8:41

古墳は近いとなっていましたが、登り道でした。

1/17 8:45

確かに古墳です。

1/17 8:46

島の歴史が詰まっていそうな墓地です。

1/17 8:47

岩屋山古墳は蟹穴古墳から”推して知るべし”で撤退しました。400mよりも土留め階段で戦意が削がれました。

1/17 8:53

待合所に着いたが、乗船時間まで手持無沙汰です。

1/17 8:54

1/17 8:54

答志島では窓々に正月飾りがあります。

1/17 8:55

この島には”勢力”(せいりき)が多数います。

1/17 8:55

丸八印は島にある八幡様のご加護がありますようにの呪いです。

1/17 8:56

正月飾りで橙は中央を占めるのが一般的ですが、伊勢では”蘇民将来子孫家”の木札が主役で、橙はないか札の横に付けられます。

1/17 8:56

窓に正月飾りがない家も当然、あります。

1/17 8:57

何とも賑やかなお宅です。いくつもの正月飾りと傘、チリトリ、他の生活用品が競い合っています。

1/17 9:06

判読不明の石碑だが、傍の説明文から、安政の東海大地震や何度もの風水害で甚大な被害を被っていたが、官堤では幅2間半だが、不足分を島民が出費して幅4間半にしたそうである。以来、波の被害から免れているとのことである。昔の人は偉かった！！

1/17 9:08

乗船まで時間があるので、何度も近くの小路をウロウロしました。

1/17 9:09

島ではバイクが最高の”足”です。駐輪にも気を使っています。

1/17 9:09

喫茶店がありました。

1/17 9:10

食堂か喫茶店か不明です。

1/17 9:15

この句を読める人は何人いるだろう。
”かんたくを・・・・”

1/17 9:45

答志島と別れ、佐田浜に戻ります。

1/17 11:25

佐田浜港から中ノ郷港まで徒歩移動です。中ノ郷から伊勢湾フェリー発着場を臨む。

1/17 11:27

菅島の採石場です。
答志島に次ぐ大きな島ですが、集落は一か所で1時間で回りきれるほどの狭さです。

1/17 11:32

この島は全く正月飾りがありません。
住人に尋ねたところ、家の中に飾るそうです。
理由は知らない。昔からだと言われました。

1/17 11:39

若宮神社

1/17 11:42

中に飾っているのが確認できました。

1/17 11:46

こちらもです。

1/17 11:48

不思議な風習です。

1/17 11:51

菅島です。

1/17 12:18

”知りたかったなぁ”
玄関の中に飾る訳を！

1/17 13:30

鳥羽マリンターミナルに戻って、慌ただしい鳥羽4島の旅は終わりです。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

新年初旅は鳥羽湾4島巡りでした。十分な下調べもなしでの出発でしたが、それなりに楽しめました。ただ、歩き旅としては物足りません。
2日間とも3万歩を越えていません。旅に出て、こんなことは初めての経験です。
当初計画では来月行われる答志島八幡神社の「神祭り」に合わせて出かける予定でしたが、いろいろと混雑は煩わしいので、今月としました。
宿を鳥羽市内に確保して、鳥羽と各島を往復移動しましたが、市営定期船の料金と時間はロスしていると思われます。ただ、佐田浜港のロッカー(200円)に荷物を預けて島へ行けるため大変に身軽でした。
鳥羽からスタートして、どこかの島に泊まって4島を周遊する計画が組めれば、市営定期船の費用や時間のロスが防げるかもしれません。
今回の旅で残った最大の疑問は、『坂手島では、どうして正月飾りを家の玄関の中に飾るのか？』です。帰宅後にネットで色々調べたが、分かりません。