大深岳・源太ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 800m
- 下り
- 794m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期雪解け水で登山道がぬかるんでいる。転倒注意。 また源太ヶ岳直下の急斜面に雪渓が残っている。場合によっては通行が困難なため無理だと判断したら大深山荘方向に迂回しよう。 |
写真
感想
現在10時30分。いくら小屋泊でも少々遅い出発だ。
日暮れの心配は無いが、午後から天候が崩れるとやっかいだなぁと思いながらの出発である。
途中の川に架かる橋が落ちていた。
数年前通ったときには立派な木橋が架かっていたのだが、数年前の大雪でまっぷたつになったのだったか?
再建されることなく仮設の橋(…と言える代物だろうか…)が渡されている。
この頼りない仮設橋を、わーわーきゃーきゃー言いながら渡った。
水量が少ない今は、単調な登山道に花を添えるアトラクションのようなもので大人も子どもも楽しんで通過した。
今はドボンしても濡れるくらいで済むが、増水したらやっかいだろうなぁ。
山泊中に大雨が降ったりしない事を祈るのみである。
やがて登山道は傾斜を増し、ぬかるんでくる。
上にある雪渓からの水なのであろうか、登山道なのか沢なのか…という場所も。
このあたりまで来ると、子ども達にも疲れが見え始め口数も少なくなる。
転んだりするトラブルも増え、ペースもなかなか上がらない。
源太ヶ岳方面との分岐を過ぎるとお花畑に到達する。
ここで「わあ!すごい!」とテンションがあがってほしいわけだが、残念なことに反応が薄かった(笑
(たぶんツートンだけは最後尾でテンションがあがっていたと思われるが)
一刻も早く山小屋に着いて欲しいという事なのだろう。
ガスも濃くなってきた事だしお花見も早々に切り上げて小屋へ向かう。
途中ですれ違った登山者から水が涸れていないことを確認。
これで今夜の宴は万全のものとなった。
14時ちょうどに大深山荘に到着。
登山口から3時間半。4歳児が居る事を考えれば頑張ったのではないだろうか。
大人達も(無駄に)重い荷物を下ろし、ホッと一息である。
扉を開けて小屋に入ると子ども達のテンションがMAXに跳ね上がった。
山小屋の二段になった作りが秘密基地のようで楽しいのだろう。
大人達が宴会の準備に勤しんでいる間も上へ下への大騒ぎである。
夕方まで他の登山者が来なかったので、これは貸切かな?
と思い始めた頃、一人の男性登山者が小屋に到着した。
聞けばその方、今朝焼け走りの登山口を出発し、岩手山山頂・鬼ヶ城を経て
三ツ石を通り、大深山荘までやってきたとのこと。健脚だなぁ!
それだけでも驚きなのに、次の日の予定を聞くと八幡平へ抜けて
そこからデポしておいた自転車で焼け走りまで帰るというのである。
なんかもうトライアスロンみたいな感じである。
我々は飲みまくり、食べまくり。子ども達ははしゃぎまくりで、その男性にはえらくご迷惑をおかけした。
幸いなことにお誘いしたら宴の和に入っていただいて、いろいろお話させて頂く機会を得た。
これから狙っている山域のお話なども聞けて楽しくお話できてよかったなぁと思う。
暗くなってから外に出てみると、さっきまで上空を覆っていた雲が晴れ
満天の…とまでは行かないものの綺麗な星空になっていた。
出発前、子ども達の親が
「できれば子ども達に山の上の星空を見せたい」
と言っていたらしいので、願いが叶って良かった。
子ども達の目には、今夜の星空はどのように写っていただろうか?
そして、こぽさんも「晴れて良かった」とほっとしたんでないかと。
(こぽさんは「妖怪アメフラシ」の異名を持つw)
あ、、そうだ。今回こぽさんも青森から参加してました。今さらだけど(笑
さて、明日も晴れるかな?
2日目の朝はツートンの「晴れてるよ! 御来光見れるかも!」で始まった。
あわてて起き出し東の空が見える場所まで急ぐ。
雲が多かったのでちゃんと見えるか不安だったが出ました、御来光!
まるで雲を割って出てきたかのよう。
あーたーらしーいあっさがきた〜♪
というわけで、おはようございます!
本日もいい天気になりそう。
下山するだけの我々はのんびりだったが、八幡平へ抜けるさーべさんは早々に出発していった。
自転車で焼け走りまで戻る事を考えると長丁場である。
お互いの無事と、どこかでの再会を祈って別れた。
若干二日酔い気味ではあったが、のんびりと朝食を食べ、
撤収作業を行い、最後に小屋の前で記念写真を撮影。
子ども達にも、大人達にも良い思い出であってくれればいいんだけど。
さすがにまっすぐ下山するのはどうか、という事になり大深岳山頂を目指す。
花々はまだ朝露にしっとりと濡れていたが、もちろんツートンは撮影に余念がない。
ちなみに私は先頭で露払い…。
下半身がしっとりと濡れたのだった…。
大深岳直下…というより直前の登山道。
周りの笹藪で視界は効かないが、とにかく空が広い。
朝方の雲はどこへやら、真っ青な空が印象的であった。
大深岳山頂に到着。
これで名実ともに「登山」となった。
ただ、大深岳の山頂は「え? ここが山頂?」という感じの眺望も何もない場所なので山に登ったぞ〜という感じは希薄かもしれない。
そこで少し戻って今度は源太ヶ岳を目指す。
こちらは文句無しに素晴らしい眺望が望めるはず。
裏岩手縦走路からはずれて源太ヶ岳を目指す。
八幡平方面から秋田駒、そして岩手山とどこを見ても素晴らしい眺望が広がる。
今回、唯一高い場所に居ることを実感できる場所だったかも知れない。
源太ヶ岳の山頂は正面に岩手山を眺められる絶好のポジション。
ここでもしばし休憩。存分に景色を楽しむ。
子ども達は景色よりおやつを楽しんでいたが(笑
ここで下から登ってきた一人の登山者とスライドした。
その人によると、この下の雪渓が嫌らしい感じなので引き返したほうがいいとの事。
とりあえず私ともう一人で偵察に向かう。
で、いろいろあったのだが、結果的には無事に雪渓を越えて下山の途についた。
確かに子どもを通過させるのが少し大変だったが、大人は問題なく通過。
万全の安全を期するなら、スライドした登山者のアドバイスに従ったほうが良かったのかもしれない。
この後の登山道は、昨日と違ってだいぶ水が引いていたのでだいぶ楽に歩くことができた。
そうは言っても子ども達は何度か転んではいたが、そのたびに泣くこともなく立ち上がってきた。
強い子ども達だ…。
2時間ほどかかって無事に下山した。
最後まで怪我無く無事に過ごすことができてホッと一息。
さて、大人も子どもも「また行きたい!」って言ってくれるかな?(笑
(一部、荷物が重かった大人達からは「次は日帰りで…」という声もあるとかないとか?)
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