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Yamareco

記録ID: 1726945
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

谷上〜山田道〜石楠花山〜炭ヶ谷(周回)【六甲、兵庫県】

2019年02月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:46
距離
9.5km
登り
427m
下り
428m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:44
休憩
0:03
合計
2:47
12:56
8
スタート地点
13:04
13:04
31
14:42
14:42
6
14:48
14:48
46
15:34
15:36
7
15:43
ゴール地点
● コースタイム
谷上駅近P 1256 ― 谷上駅 1303 ― 線路下川沿いへの下降点 1306 ― 丸山橋 1310 ― 下谷上・上谷上旧分岐 1321 ― 弓削牧場分岐 1334 ― 昼食休憩 1338/1351 ― 桜森町の端 1359 ― 森林植物園 1405 ― ヌケ谷分岐 1412 ― 石楠花山への分岐 1422 ― 黄蓮谷からのハイキングコースとの合流点 1430 ― 石楠花山展望台 1437/1438 ― 石楠花山 1441/1442 ― 烏帽子岩との分岐点 1448 ― 双子山・烏帽子岩・炭ヶ谷分岐 1449 ― 炭窯跡 1503 ― 炭ヶ谷第二砂防ダム 1510 ― 作業道横断 1518 ― 谷上南町ハイキング道入口 1523 ― 谷上駅 1533/1537 ― 谷上駅近P 1543

● 行動時間 2:47

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●今回の移動
 家 = 谷上駅 ― 山田道 ― 森林植物園 ― 石楠花山 ― 炭ヶ谷 ― 谷上 = 家

●登山口へのアクセス
○谷上駅
・北神急行または神戸電鉄で来ることが出来る。
・三宮から北神急行で540円。新開地から神戸電鉄にて570円
(いずれも2019.1現在)

コース状況/
危険箇所等
○山田道(谷上〜森林植物園)
・昔からの道だけあって、道幅広く、勾配も緩やかな印象。歩きやすい。道も明瞭で迷うところはない
・なお、もともとの山田道は森林植物園の中で徳川道と交わるようになっていたのだが、現在はその痕跡をたどることは出来ない。森林植物園の中にも、道の歴史に関するガイダンスが建植されている

○石楠花山付近(森林植物園〜石楠花山〜炭ヶ谷分岐)
・森林植物園から県道16号線を歩いて行く。ヌケ谷へと続く道筋はハイキングコースとなっているが、その道を分けた後は、車道歩きとなる。車道を10分以内程度歩くと、左手山側への顕著な分け入り道が見えるので、それを上ると石楠花山。県道をさらに進み、黄蓮谷から石楠花山へと至るハイキングコースに合流すると、もう少し明瞭な道となる

○炭ヶ谷(双子山、烏帽子岩との分岐点〜谷上南町)
・終始急坂。特に上流部は、狭隘な谷筋の中を行くことになる
・途中には、炭焼き窯跡も見られる

その他周辺情報 ●買う、食べる
・谷上駅近傍には、コンビニエンスストアやレストランがいくつかある
・自販機等も含め、買い物は充分に出来そうだ

●日帰り温泉
・谷上近傍では、“からとの湯”などの日帰り温泉や銭湯がある
・有馬まで行くならば、日帰り利用の出来る温泉もある
(いずれも2019.2現在)
谷上駅前からまずは山田道を目指します【谷上駅にて】
2019年02月10日 13:03撮影
2
2/10 13:03
谷上駅前からまずは山田道を目指します【谷上駅にて】
構内通路のような顔をしていますが、よく見るとハイキングコースの誘導標示がはり付けてあります【谷上駅にて】
2019年02月10日 13:04撮影
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構内通路のような顔をしていますが、よく見るとハイキングコースの誘導標示がはり付けてあります【谷上駅にて】
すぐに丸山川に行き当たりますが、そこで線路下をくぐって南側へと進みます。ハイキングコース誘導標示がここにもあります【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:06撮影
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すぐに丸山川に行き当たりますが、そこで線路下をくぐって南側へと進みます。ハイキングコース誘導標示がここにもあります【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
線路下をくぐり、上流側へと出ると、すぐに護岸の際へと下降します【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:06撮影
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線路下をくぐり、上流側へと出ると、すぐに護岸の際へと下降します【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
最近では、工事現場でも動植物への配慮が行われています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:08撮影
2/10 13:08
最近では、工事現場でも動植物への配慮が行われています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
工事索道をくぐる所にはよく設置されています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:08撮影
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工事索道をくぐる所にはよく設置されています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
丸山橋を渡るといよいよハイキングコースです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:10撮影
2/10 13:10
丸山橋を渡るといよいよハイキングコースです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
まずは、林の中の道。逍遙です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:11撮影
2/10 13:11
まずは、林の中の道。逍遙です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
河原がススキの原となっています。まだ若い土石流跡ということでしょうか【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:16撮影
2/10 13:16
河原がススキの原となっています。まだ若い土石流跡ということでしょうか【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
橋台のみがあるということは、橋は落としたのでしょうか。沢渡に変わっています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:19撮影
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橋台のみがあるということは、橋は落としたのでしょうか。沢渡に変わっています【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
(振り返って撮影しています)歴史ものでしょうか。右は上谷上と書いてはあるのですが…【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:21撮影
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(振り返って撮影しています)歴史ものでしょうか。右は上谷上と書いてはあるのですが…【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
現在では通行止めになっているようです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:21撮影
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現在では通行止めになっているようです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
小さいながら滝です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:21撮影
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小さいながら滝です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
ここで右手に分かれるのは、小倉台への枝道です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:23撮影
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ここで右手に分かれるのは、小倉台への枝道です【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
ここで弓削牧場へと行けるようです。同時に小倉台への枝道その2にもなっているようです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 13:34撮影
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ここで弓削牧場へと行けるようです。同時に小倉台への枝道その2にもなっているようです【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
出口脇にあるハイキング地図【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 14:03撮影
2/10 14:03
出口脇にあるハイキング地図【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
ここで山田道ハイキングコースから県道に出ます【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
2019年02月10日 14:04撮影
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ここで山田道ハイキングコースから県道に出ます【谷上駅〜山田道〜森林植物園】
今日は、公園には立ち寄りません【森林植物園の前にて】
2019年02月10日 14:05撮影
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今日は、公園には立ち寄りません【森林植物園の前にて】
ヌケ谷に行く場合は、迷いなくハイキング側道を行けばいいのですが、こちらは途中からは異なる方向なので、車道を行きます【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:12撮影
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ヌケ谷に行く場合は、迷いなくハイキング側道を行けばいいのですが、こちらは途中からは異なる方向なので、車道を行きます【森林植物園〜石楠花山】
ここで県道から分かれて石楠花山へと進みます【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:22撮影
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ここで県道から分かれて石楠花山へと進みます【森林植物園〜石楠花山】
道が撮影できないほどに、ただの踏み分け道です【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:24撮影
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道が撮影できないほどに、ただの踏み分け道です【森林植物園〜石楠花山】
振り返って撮影しています。左手は黄蓮谷から続く道。右手は今日やってきた県道から続く尾根道【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:30撮影
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振り返って撮影しています。左手は黄蓮谷から続く道。右手は今日やってきた県道から続く尾根道【森林植物園〜石楠花山】
合流点で前を見ると、鉄塔があります【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:30撮影
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合流点で前を見ると、鉄塔があります【森林植物園〜石楠花山】
木段がずっと続きます【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:34撮影
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木段がずっと続きます【森林植物園〜石楠花山】
展望台のあるピークに到着しました【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:36撮影
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展望台のあるピークに到着しました【森林植物園〜石楠花山】
登って展望してみます。海まで見えています【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:37撮影
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登って展望してみます。海まで見えています【森林植物園〜石楠花山】
林道を降りていくと、暫くで左手にこんなマーキングがあります。ここで左手のピークへの藪道を行くと、石楠花山の頂上に向かうことが出来ます【森林植物園〜石楠花山】
2019年02月10日 14:40撮影
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林道を降りていくと、暫くで左手にこんなマーキングがあります。ここで左手のピークへの藪道を行くと、石楠花山の頂上に向かうことが出来ます【森林植物園〜石楠花山】
山頂に到着です【石楠花山山頂にて】
2019年02月10日 14:41撮影
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山頂に到着です【石楠花山山頂にて】
山頂名を表すものはこれくらいでした【石楠花山山頂にて】
2019年02月10日 14:42撮影
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山頂名を表すものはこれくらいでした【石楠花山山頂にて】
笹原の中の小径を進みます。時折、写真にあるような赤いマークがあります。ここは分岐点。左に行くと烏帽子岩、右に行くと炭ヶ谷やマムシ谷へと続くハイキングコースに復します【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:47撮影
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笹原の中の小径を進みます。時折、写真にあるような赤いマークがあります。ここは分岐点。左に行くと烏帽子岩、右に行くと炭ヶ谷やマムシ谷へと続くハイキングコースに復します【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
(振り返って撮影)ハイキングコース側から来ると、石楠花山へはこの標示で左折することになります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:48撮影
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(振り返って撮影)ハイキングコース側から来ると、石楠花山へはこの標示で左折することになります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
分岐点です。5差路になっています。双子山に行きたいところですが、今日は割愛します【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:49撮影 by  605SH, SHARP
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分岐点です。5差路になっています。双子山に行きたいところですが、今日は割愛します【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
振り返って撮影。降りてすぐに標識があります。”炭ヶ谷”です。標識は上向きの方が意味がありそうですが【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:51撮影
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振り返って撮影。降りてすぐに標識があります。”炭ヶ谷”です。標識は上向きの方が意味がありそうですが【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
こんな小沢を下ります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:53撮影
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こんな小沢を下ります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
徐々に沢らしくなってきます【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:56撮影
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徐々に沢らしくなってきます【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
ちゃんとハイキングコース標示が建てられています【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 14:57撮影
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ちゃんとハイキングコース標示が建てられています【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
炭焼き窯の紹介文です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:03撮影
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炭焼き窯の紹介文です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
これが炭焼き窯跡のようです【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:03撮影
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これが炭焼き窯跡のようです【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
ここで左岸側へと取り付きます。右岸側に踏み跡が伸びているようにも見えてしまいますので、注意が必要です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:08撮影
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ここで左岸側へと取り付きます。右岸側に踏み跡が伸びているようにも見えてしまいますので、注意が必要です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
炭ヶ谷第二堰堤が登場しました。この下流側には炭ヶ谷堰堤もあります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:10撮影
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炭ヶ谷第二堰堤が登場しました。この下流側には炭ヶ谷堰堤もあります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
振り返って撮影しています。直進が道のようですが、コースはここで右斜面へと向かいます【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:17撮影
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振り返って撮影しています。直進が道のようですが、コースはここで右斜面へと向かいます【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
ついに高速道路が見えてきました。その下をくぐります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:17撮影
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ついに高速道路が見えてきました。その下をくぐります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
高速道路下の、ハイキングコース入口です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:18撮影
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高速道路下の、ハイキングコース入口です【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
作業道を横切ります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:18撮影
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作業道を横切ります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
再びハイキングコースとなります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:18撮影
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再びハイキングコースとなります【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
短い区間ですが、しっかりとした標示もちゃんと建っています。もとはといえば、作業での分断はなかったはずですからね【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:20撮影
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短い区間ですが、しっかりとした標示もちゃんと建っています。もとはといえば、作業での分断はなかったはずですからね【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
谷上南町の一角に出てきました【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:22撮影
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谷上南町の一角に出てきました【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
柵の外を降りてきて、ここで道路側へと進みます。おそらくまっすぐ下降すると花山駅へと行くことになるのでしょうか【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
2019年02月10日 15:23撮影
2/10 15:23
柵の外を降りてきて、ここで道路側へと進みます。おそらくまっすぐ下降すると花山駅へと行くことになるのでしょうか【石楠花山〜炭ヶ谷〜谷上駅】
再び谷上駅へ。似た写真ですが【谷上駅にて】
2019年02月10日 15:33撮影
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再び谷上駅へ。似た写真ですが【谷上駅にて】
よくよく見ると、駅からの出口にも、ハイキングコースを案内する標示がありました。ハイカーを大事なお客と見てくれているようです【谷上駅にて】
2019年02月10日 15:36撮影
2/10 15:36
よくよく見ると、駅からの出口にも、ハイキングコースを案内する標示がありました。ハイカーを大事なお客と見てくれているようです【谷上駅にて】

感想

 谷上駅からの2ルートはまだ歩いたことがなかった。石楠花山を目的地とした周回コースで両方の道を歩いてみることにした。
 出がけになってようやく準備したせいか、忘れ物が多い。カメラもGPSも持っていない。以前ならば、もうきょうの山登りは諦めるところだが、今や携帯電話の機能やアプリがそれを補ってくれる。なんとも便利な時代になったものだ。
 谷上駅で道を探してきょろきょろすると、駅ナカの通路のような所に「ハイキングコース」の案内を見つけた。それに従い進むと、すぐに駅の外となり、丸山川沿いの道を進む。工事箇所を迂回するように護岸上を行き、丸山橋を渡るといよいよハイキングコースとなった。
 暫く進み、ようやく川沿いのハイキングコースとなったところで、“下谷上、上谷上”を刻んだ石標のある分岐に来た。ただし、上谷上へのコースは通行止めとなっているようだ。こんな石標に出くわすのも、歴史道ならではだ。
 この山田道の西側はすでに山奥まで開発が進んでおり、小倉台への分岐がある。沢を登り詰めるようにせっせと急坂を登ると、対岸には車道が整備された区間となり、弓削牧場への分岐も現れる。
 暫く進むと、桜森町の家々に見下ろされるようになり、やがて、その街の片端をかすめる。かすめる所には、付近の案内図があり、ハイキングコースも書き込まれている。ハイキングコースにはわざわざ“外灯なし”と書いてある。ちなみにハイキングコースは山田道だけではない。山田道の西側に並行している五辻から桜森町入口へと降りる道も描かれており、そちらには狼谷という名がついているようだ。
 そのまま“外灯のない”山田道を登り詰めると森林植物園の前に出た。そこからは県道を進む。ヌケ谷へのハイキングコース通りに進んでもいいのだが、最後の分岐部分がどのような姿か思い出せない。保険をかけて、最初から車道側を進む。車は大して多くはなく、危ない目には遭うほどではない。
 やがて、石楠花山へのハイキングコースより手前にて、国土地理院の地図通りに、石楠花山への尾根道を見つけた。それへと進むが、黄蓮谷コースとは異なり、完全な踏み分け道であり、写真を撮っても道ははっきりとは写らない。ややあって黄蓮谷道と合流し、道が急激に登り始め、展望台のある広場へと到着する。展望台に登ってはみるが、携帯カメラには海まできれいに写るものではない。
 そこからは、石楠花山の山頂を踏んで分岐点へと至る。雑木の中の細々した踏み跡を進む。
 分岐点からは、双子山を目指したかったが、時間を考えて、今日は止めにした。
炭ヶ谷はいきなり沢筋となり、その沢を降りていく。沢の脇を降りるのではなく、沢そのものを降りていく。今は水がないからいいのだが、雨の際には歩きづらいことだろう。
 やがて、沢筋も立派になり、国土地理院地図の通りに道は左岸に張り付くようになる。炭ヶ谷第二ダム、炭ヶ谷ダムと堰堤を順に越え、高速道路をくぐると作業道を渡る。その先で再びハイキングコースとなり、谷上南町に出る。かつては高速道路がなかったから、一旦作業道ということはなかったのであろう。
 そこからは、街中を歩いて谷上駅へと向かった。右手には、時折神戸電鉄の電車が通り過ぎるのも見える。最後は、街歩きと勘違いしそうな有馬街道伝いに駐車場に向かった。
 天気はいいが、とても寒いハイキングだった。

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