谷川岳・万太郎谷下流
- GPS
- 07:55
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 531m
- 下り
- 534m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO15 谷川岳・万太郎谷
この間までクリスマスだと思っていたのに、もう3月である。天気がよければ春のギンギン太陽、ベチャとしたシャーベットならまだいいが、ときに粘土のように重たい雪も大好きだ。下山してから今週のように南岸低気圧が来ると、みぞれが大量に降って間違うとそれが春の表層になる。だけどそれが春シーズンだ。まだシーズンは半分残っている。
積雪も多いし、長いルートに行こうと思って、1月にも少しだけ入った万太郎谷に行ってみる。関越道の土樽Pや、その奥の巨大な最終堰堤、最後には川棚沢出会いにある、関越トンネルの排気口(茂倉尾根を登っていると見えるけど)なんていうのは、人工物の嫌がらせで、公共工事と称する山荒らしに過ぎない。通過もけっこう困難で、二度とは行きたくない。
除雪最終から、関越Pの脇をすり抜けると、谷川北側の最初は穏やかな山なみに入る。明け方はガスっていたが、次第に晴れてシーズンでは久しぶりの快晴に恵まれた。
30年も前には、谷沿いに夏道があったらしいが、今はもうない。林道沿いに進もうと思ったが、最終堰堤の先で行き詰って戻って、河原に降りて川沿いにいく。
堰堤の向こうには過去に一度来たことはあったが、やはり今年はたくさんの積雪で自由に左右に渡れる。昨日新雪が10センチくらい積もっていて、雪面は綺麗だし、そこにカモシカやウサギの足跡がいくらでも付いている。さっき、トンネルのところに(まだ夜明け前)目玉の光るまさかオオカミでもいるのかと思ったらそれはカモシカで、ジーと見られてから、走って逃げられた。
周囲の山がよく見えるようになって、目の前に万太郎山は近くだとゴツゴツしていて、となりの饅頭のように丸いのは、大障子の頭。その左のピラミッドは、オジカの頭である。北面からここまで接近すると、何とも格好がいい。
ところが、地形図で909m手前の、屈曲部分が越えられずに、右から何度か行こうと思ってもダメで、けっきょくここであっさり辞めることになった。新雪の下がガリガリで、急になると越えられない。全く腹が立つ。
しかし、スキーの登行とは、朝の6時から昼まで山で遊んで、午後になったらさっさと1時間で滑降して後は温泉に行くというのが、オヤジ健康法なのだから、ほとんど無理しない相当に安全スキーなのだ。
このまま帰るには早すぎで、目の前の川棚沢が、綺麗な感じだから、腹いせに少し登ってみることにした。入ってすぐに急になって、シーズン最初にスキーを担いでアイゼン・ピッケルで、モナカのボコボコを登って、おお上には気持ちよさそうなデブリがある。またスキーで登って、その先またアイゼンで、急になる手前で大休止。
デブリの下は、綺麗な雪のわりに、案外ガチガチに固い雪で、スキー靴アイゼンだとフィット感が悪い。デブリに腰掛けて昼飯食って、周囲の山が真っ白で綺麗だなあ。
さて下りそのままアイゼンで安全なところまで下って、いよいよ滑りま〜す。上部はシャーベット、ちょっと重い。下に来ると、さらに重い春の雪だけど、日焼け止め塗ったのに、もう日焼け。「朝から酒飲むな」という、悪口会社の同僚の顔が浮かぶよ。だから「ういスキー焼けだ」と言ってやる。
昼寝したいほどの好天気と、まさかビーチパラソルで日光浴とも思うけど、気温は1度だ。ああ、春の強い日差しと、重い雪が大好きだ。6時間で登った道を、1時間で下った。
コメント
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こんにちは、初めまして。
ただ登りたくなっただけの物好きで3/16は茂倉新道を、
3/20には吾策新道を途中までですが登ってきた者です。
土樽から万太郎山に向かって登る途中の沢沿いに山スキー
の滑ってきた跡があったのですが、たぶんsptakaさんが
2週間前滑ってきた跡ですね。
まさかこの時期、こんなとこを歩いてる物好きはいないだ
ろうと思っていたのですがスキーの跡が付いていたので
チョット驚きました。
このレコの通りに途中までスキーの跡が付いていました
2週も前の跡が残っていましたか?
関越が邪魔して、万太郎方面は、なんだか行きずらいです。毛渡沢(仙ノ倉谷)の方が好きですが、今年はまだ行っていません。どうも週末天気悪くて。でもまだスキーシーズンは続きます。
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