岩手山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,392m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2010年6月19日、岩手山に登りに行くことにしました。
雨が落ちてこないうちに降りてきたいので、朝はがんばって早起きします。
五時半には馬返し登山口の駐車場に着きました。
ハイシーズンであれば、これくらいの時間になれば駐車場は車でいっぱいになるはずですが、さすがにまだ山開き前とあって、広い駐車場には車が…5台くらいですかねぇ…。そのうち何台かは、昨夜から停めてあった風なので、山泊の人たちのようですし、今日はまだ静かな山行を楽しむことができそうです。
5時45分。登山口を出発します。
今ひとつの天気予報だったわりには良く晴れています。
雲がかかる前に山頂に着きたいものです。
午後から雨が降る…というだけあって、とにかく蒸し暑い!
風もそよとも吹かず、一合目付近ですでに大汗をかいてしまいました。
私は暑さに弱い方なので、先が思いやられます。
意識的に歩幅を小さくし、消耗を押さえるように気を付けていきます。
2.5合目。登りは旧道を使います。
三合目を過ぎると徐々に視界が開けてきます。
おや? 下界には薄く雲が広がり始めましたよ?
風が吹いてくるのを期待したのですが、やはりまったくの無風。
太陽が直接照りつけるようになり、暑さが一段と厳しくなります。
四合目から五合目付近は、大小さまざまな岩や石が転がるガレ場となります。
荷物が重いからなのか、はたまた歩き方が悪いのか…
一歩進んでは半歩ずり落ちるような苦行の道のりが続きます。
正直、この区間が一番辛かったような…。
薪を背負ってきたことを後悔し始めました(笑
「ごめんなさい」とメモ書きして、その場に置いてこようかと真剣に考えました(笑
6合目付近で、ふと下界を振り返ると…
おおお???
雲が! 雲がもっくもくと湧いてきているではないですか!
やばい! 急がなくては!!
やっとこさっとこ七合目。
ここまでくれば避難小屋はもうすぐ!
山頂のお鉢も目前にせまっています。
息も絶え絶えに八合目避難小屋までたどり着くと、なんとクマ太郎ーさんがいらっしゃるではありませんか。
聞けばクマ太郎ーさんは、背負子一杯の薪を担ぎ上げて来たんだとか…。
その上、すぐに下山して麓で薪割りの手伝いをすると言うではありませんか。
…いや、なんだろう。
すごい人だらけですね、今日の岩手山は…。
三本の薪をひ〜ひ〜言いながら担ぎ上げましたが、これではとても
「薪上げの手伝いをしました!」なんて恥ずかしくて言えません(笑
ふと空を見上げると、黒い雲が岩手山を覆いつつありました。
荷物はデポして早めに山頂に行って来たほうがいいよ〜というアドバイスを受けて、まずはさっさと山頂を踏んでくることにしました。
我々が到着するのが先か、雲が全てを覆い隠すのが先か。
先ほどまで重い荷物を背負っていたので、空身になったら体が軽いのなんの!
まるで背中に羽が生えたよう…とは言いすぎですが、
スキップできるくらいには体が軽いような気さえしますね(笑
急いではいますが、みるみるうちにガスが湧いてきて山頂を覆い始めました!
もっと急げと言うのかっ!
やった〜、山頂!
う〜ん、ちょっと間に合わなかったか?
何も見えない…というわけではないですが、半分以上、ガスに覆われてしまいました。なんとこの日の山頂は貸切でした!
さて、山頂を踏んだら、次のお楽しみがザックに控えています。
たったかた〜と下りて、避難小屋まで戻りましょう。
八合目避難小屋まで戻ってきました。
山頂も貸切でしたが、こちらも一時的に貸切状態に…。
今日の岩手山は本当に静かです。
今日はめずらしくスイーツなんかもあります。
やはり岩手山クラスの山に登るとなると、食べ物にも気合いが入りますな(笑
下りは新道を下り、2時間で下山完了しました。
今までは、岩手山下山後は完全にグロッキーで、その場にへたり込んでしまってましたが今回はまだ余裕がありました! この後飲みに行くくらいの元気は残っていました(笑
ヘロヘロ隊、成長しています!
と思ったのですが、やはりその後2日間ほど筋肉痛に悩まされました(笑
ここしばらく山行で筋肉痛なんてなかったのですが…。
やはり岩手山は、この近辺の山の中では抜群に厳しい山のようです…。
なめてかかってはいけませんね〜。
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