甲武信ヶ岳〜2000m付近で敗退〜
- GPS
- 00:16
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 945m
- 下り
- 937m
コースタイム
12:05近丸新道との合流点-昼食40分-12:45下山開始-14:25徳ちゃん新道登山口-
14:45駐車場
天候 | 晴れのち曇り時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM04:00に自宅(埼玉)を出て下道でAM06:40に到着。 高速を使えば早朝なら2時間弱かも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■駐車場〜徳ちゃん新道登山口 舗装道路です。途中から数センチの雪がある。 落石注意の看板があります。崖を見上げると確かに崩れてきそう。 ■徳ちゃん新道登山口〜近丸新道合流点 全体的に急登です。登るにつれて積雪量も多くなり、1500m付近からは アイゼンを付けた方が登りやすいでしょう。 トレースわずかにありますが、下ばかり見ていると時々見失います。 落ち着いてあたり見ながら登れば迷うことはないでしょう。 ■近丸新道合流点〜敗退箇所 トレースまったくなし、平均で膝・深いところで股下までのつぼ足で ラッセルしながら進みました。 雪が積もったせいか、枝の低い木が頭やザックにあたり木に積もった 雪が上から降ってきて進みにくい箇所があります。 雪山初心者では太刀打ちできず2000m付近で途中敗退。 おそらく先のルートもトレースはないものと思われます。 |
写真
感想
雪山デビューとしてはレベルが高すぎました。
近丸新道との合流点からはトレースもなくラッセルで進まねば
ならなかったことも敗退要因です。しかし、トレースがあったとしても
時間的に山頂までは不可能だったと思われます。
そもそも無雪期でも日帰りとしては厳しいコース。
初心者が日帰りで挑戦するなら少なくとも夜明けとともに
出発するべきでしょう。
アイゼンとワカンのつけどころはまさに逆だったように思います。
1600m付近では膝下くらいまで沈み込む箇所があるのでワカンをつけましたが、
ワカンでの急登は持ち上げた足の踏ん張りがきかず、雪と一緒にずり落ちて
しまいます。多少経験のある方なら、あそこではアイゼンを付けるのでしょう。
また、近丸新道との合流点でワカンからアイゼンに履き替えましたが、
そこからはトレースもない新雪をかき分けるラッセルだったので、
こここそまさにワカンの出番だったのかもしれません。
ただし結構急登なので、ワカンの歩の進め方などもコツが必要なのかも知れません。
服装について、やっぱり防寒着は行動着には向きません。
特に今回のような急登で汗もかくようなコースの場合、汗の蒸れを透過
しないアウターでは、汗だくでびしょびしょになってしまいます。
想像はしていましたが、想像以上です。
特に下半身はいつも汗を意識していませんでしたが、結構汗をかいてました。
動いている時は良いのですが、休むと速効で寒くなります。
できればきちんとしたハードシェルなどが良いと思いますが、
ちょっとお値段が。。。
温度調節ができるよう、アウターとしてレインウェアを使い、ミドルや
インナーを工夫するという方がまだ良いようです。
防寒着は休憩時に上から着るなどの使い方なら役に立つかもしれません。
いずれにしても防寒着の下はもう出番はないな。たぶん。
ストック、ピッケルともに持ってないので、今回は夏山でも利用しなかった
眠れるステッキを持参し、結構重宝しました。
ストックは、1本でもあれば雪に手をつかなくて良いかもしれません。
両手で持つ必要性はあまり感じませんでしたが、1本しか持っていない人は
あまりいませんよね。
グローブについて、外すとすぐに手が冷えます。極力外さないように
心がけましたが、アイゼンやワカン装着ではどうしても外さざるを
得ませんでした。慣れれば外さずにできるんでしょうか?
また、昼食の準備などでもなるべくグローブを外さずに準備ができるよう
改善点は多々ある気がします。
カップ麺ならラッピングは外して行くとか、コンビニおにぎりは
ビニールはがす時に簡単にはがせるものを購入するとか。
また、アイゼンはベルト式のやつなのですが、登山道の途中で装着する
場合などは、ベルト式よりラチェット式の方が簡単に装着できるので
良いような気がします。
私は体がとても硬いので、ベルトを締めるとき体をねじらなければならず、
ちょっと苦しかったです。次買う時はラチェット式にしようと思いました。
使ってみないとわからないものです。
敗退の決断は正しかったと思うが、下り終えてから考えると、もう少し上まで
は行けたような気がします。
初の雪山で単独だったせいもあり、誰もいない山の中で雪まみれにだったので
不安感に負けたような気もします。まぁこれも経験さ。
敗退を決めて近丸新道との合流点まで行くと、登山者が一人アイゼンを付けて
いるところでした。
40分くらい登って、あきらめて帰ってきたことを告げると、
「オレもやめようかなぁ。」とつぶやきつつも、「ちょっと先、
様子だけ見てくる」と言って装備を整え、出発して行きました。
その後どうなったのかは、わかりません。
山男心を抑えきれなかったようで(笑)
お気持ちお察しします。。。
しかし、平日の早朝でトレースが無いのを覚悟でチャレンジする根性に脱帽。
さすが真性M男。
いずれにしても、雪山の状況を体感できたのは大収穫だよね。
週末の茶臼岳で活かしましょう。
甲武信リベンジするなら付き合うぜ!
とうとう英治も抜け駆け族か・・・。
ってか、元々一人で始めたんだっけ(笑)
経験者を伴わずに行くのは勇気と知識が必要だったな!
無理しないで引き返したのは正解だと思います。
ところで、俺と同じ靴なのに12本爪のアイゼンって大丈夫だった?
oyjclimber様、はじめまして。
私は、前日の3/11(日)に甲武信ヶ岳に行き、敗退しました
途中からトレースがなく、近丸新道との合流まで行くのが限界でした。
その先の状況に興味があったのですが、山行を拝見し、行かなくて良かったと思いました
近々リベンジしたいと思っています
yamabee様、はじめまして。
コメントありがとうございます。
実は11日の誰かのトレースを当てにしてました。
近丸新道分岐までのトレース、大変助かりました。
私も今年中にはリベンジしたいと思っています。
今度は先にトレースをつけて、誰かのお役に立ちたいものです。
明日もこの調子で、トレースよろしくね(^_-)-☆
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