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記録ID: 1749396
全員に公開
雪山ハイキング
大山・蒜山

大山地獄谷(1405P〜本沢・壁沢散策)

2019年03月08日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:24
距離
12.6km
登り
1,369m
下り
1,356m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:55
休憩
1:30
合計
9:25
7:14
157
スタート地点
9:51
10:47
63
11:50
12:06
102
13:48
13:50
19
14:09
14:25
134
16:39
ゴール地点
天候 曇り弱風〜晴れ微風
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道315号から大山環状道路、奥大山スキー場。
スキー場は営業終了。
コース状況/
危険箇所等
◎1405P下の白鉄柱〜キリン沢右岸尾根…急斜面あり。空洞落下注意。
◎地獄谷加勢蛇川…振子沢分岐付近、魚断の滝下あたりまで川が露出。
◎地獄谷、本沢…落石あり。1回分ほどの小規模デブリ。
◎壁沢…軍艦岩上からの乗り越えは隠れシュルンド注意。喉下は雪塊崩落寸前。
◎地獄谷〜鳥越峠…鳥越峠付近は急斜面腐れ雪の場合は登れないので少し上の尾根推奨。
その他周辺情報 奥大山スキー場…駐車場無料。トイレ使用可。
奥大山スキー場、営業終了しています。
来季も営業お願いします。
先行一組。
2019年03月08日 07:29撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
1
3/8 7:29
奥大山スキー場、営業終了しています。
来季も営業お願いします。
先行一組。
うっすらと地面を覆うビーズ状の雪粒。
2019年03月08日 07:29撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 7:29
うっすらと地面を覆うビーズ状の雪粒。
1405Pへの登り。
ここはだいたい左から。
雪質は湿ってるけど、いいほうかな。
2019年03月08日 09:24撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 9:24
1405Pへの登り。
ここはだいたい左から。
雪質は湿ってるけど、いいほうかな。
1405Pから槍ヶ峰。
しばらく粘ったけど、青空でなくて残念。
相方はキリン〜槍をやりたいというのだけど、
薄く締まりのない雪に難儀しそうなので谷へ。
2019年03月08日 10:20撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 10:20
1405Pから槍ヶ峰。
しばらく粘ったけど、青空でなくて残念。
相方はキリン〜槍をやりたいというのだけど、
薄く締まりのない雪に難儀しそうなので谷へ。
軽く脛まではまるが、動けば動くほど雪が固まりどうにもならなくなる。雪中でなんとか足だけ抜いて、歩行具はアックスで釣り上げた。脱出までなんと30分弱。こんなの危ない…
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軽く脛まではまるが、動けば動くほど雪が固まりどうにもならなくなる。雪中でなんとか足だけ抜いて、歩行具はアックスで釣り上げた。脱出までなんと30分弱。こんなの危ない…
加勢蛇川が露出した地獄谷。
振子沢分岐点。
200mほど先は埋まってるようにみえる。
2019年03月08日 11:23撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
3/8 11:23
加勢蛇川が露出した地獄谷。
振子沢分岐点。
200mほど先は埋まってるようにみえる。
キリン沢出口。
ここでこのくらい雪があるので喉元の滝?は
埋まってると思う。
2019年03月08日 11:48撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
1
3/8 11:48
キリン沢出口。
ここでこのくらい雪があるので喉元の滝?は
埋まってると思う。
魚断の滝。
横断中に足元の緩さを感じた。
下を想像しながら歩く。
2019年03月08日 11:52撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 11:52
魚断の滝。
横断中に足元の緩さを感じた。
下を想像しながら歩く。
壁沢出合。
中央のブロック状の物は崩れた氷壁でした。
2019年03月08日 12:00撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:00
壁沢出合。
中央のブロック状の物は崩れた氷壁でした。
三本槍沢着。
ここで大休止。
2019年03月08日 12:33撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:33
三本槍沢着。
ここで大休止。
一昨年登った右俣。
特徴的なピラミダルピークは遠くからでも目印になって
位置がよくわかる。
2019年03月08日 12:32撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:32
一昨年登った右俣。
特徴的なピラミダルピークは遠くからでも目印になって
位置がよくわかる。
中央は滝で分断されているが、雪で繋がっているようだった。
2019年03月08日 12:36撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:36
中央は滝で分断されているが、雪で繋がっているようだった。
槍の穂先と前衛峰。
間の細尾根をみて、あああそこかぁと納得する。
2019年03月08日 12:36撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:36
槍の穂先と前衛峰。
間の細尾根をみて、あああそこかぁと納得する。
左俣が本沢本流。
2019年03月08日 12:43撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
3/8 12:43
左俣が本沢本流。
ここをよっこらしょと上がると
2019年03月08日 12:48撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:48
ここをよっこらしょと上がると
大好きな絶景ポイント。
本沢カールとでもいえるくらいです。
2019年03月08日 12:50撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:50
大好きな絶景ポイント。
本沢カールとでもいえるくらいです。
駆けあがる元気が出る。
2019年03月08日 12:50撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:50
駆けあがる元気が出る。
おきまりの記念撮影。
2019年03月08日 12:54撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 12:54
おきまりの記念撮影。
いつかのための情報収集。
2019年03月08日 13:09撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:09
いつかのための情報収集。
正面はおそらく1636P。
天狗ヶ峰は左へ向かう筋か。
2019年03月08日 13:09撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:09
正面はおそらく1636P。
天狗ヶ峰は左へ向かう筋か。
名残惜しいがここまで。
2019年03月08日 13:11撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:11
名残惜しいがここまで。
今年も見れた軍艦岩。
2019年03月08日 13:15撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:15
今年も見れた軍艦岩。
いろいろやりたい相方。
壁沢へと尾根を乗り越す。
2019年03月08日 13:14撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:14
いろいろやりたい相方。
壁沢へと尾根を乗り越す。
本沢の右岸尾根。
気持ちよい細尾根になっている。
2019年03月08日 13:21撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:21
本沢の右岸尾根。
気持ちよい細尾根になっている。
ここの降下は隠れシュルンドに注意。
この斜面は最後は滑り落ちるしかない。
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ここの降下は隠れシュルンドに注意。
この斜面は最後は滑り落ちるしかない。
本沢左岸尾根を横から。
2019年03月08日 13:22撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
3/8 13:22
本沢左岸尾根を横から。
一昨年は上から見て大きな亀裂が怖かった。
昨年は本流ど真ん中の大きなデブリで登るのをあきらめた。
いつかいけるかなあと眺める。
2019年03月08日 13:22撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:22
一昨年は上から見て大きな亀裂が怖かった。
昨年は本流ど真ん中の大きなデブリで登るのをあきらめた。
いつかいけるかなあと眺める。
壁沢は槍ヶ峰へ突き上げている。
2019年03月08日 13:33撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:33
壁沢は槍ヶ峰へ突き上げている。
右手軍艦岩付近から壁沢上流。
2019年03月08日 13:33撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
3/8 13:33
右手軍艦岩付近から壁沢上流。
左に巨大崩壊地。
落石発生地。
2019年03月08日 13:38撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:38
左に巨大崩壊地。
落石発生地。
一番下の喉部。
ぎりぎりもっているが、今にも雪塊崩れ落ちそうです。
2019年03月08日 13:39撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
3/8 13:39
一番下の喉部。
ぎりぎりもっているが、今にも雪塊崩れ落ちそうです。
往路で見たブロック。
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往路で見たブロック。
青い氷の塊です。
ソーダの巨大アイスバーみたいです。
2019年03月08日 13:42撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:42
青い氷の塊です。
ソーダの巨大アイスバーみたいです。
さて鳥越峠はどうしたものか。
昨年の悶絶のおかげで、ここはどうも苦手。
2019年03月08日 13:44撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 13:44
さて鳥越峠はどうしたものか。
昨年の悶絶のおかげで、ここはどうも苦手。
ひとまず駒鳥小屋。
ひとまず駒鳥小屋。
鳥越峠からさらに、もうひとつさらに北寄りに
無難な尾根を進む。
この時間帯に300m直登はしんどかった。
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鳥越峠からさらに、もうひとつさらに北寄りに
無難な尾根を進む。
この時間帯に300m直登はしんどかった。
結局、行きのルートに重なったので、
見られなかった裏大山ブルーを堪能。
キリン尾根が美しかった。
2019年03月08日 15:13撮影 by  Canon PowerShot S200, Canon
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3/8 15:13
結局、行きのルートに重なったので、
見られなかった裏大山ブルーを堪能。
キリン尾根が美しかった。
9時間の山あそび。
めいっぱい身体動かせて楽しかった。
同行のsusume627さんありがとう。
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9時間の山あそび。
めいっぱい身体動かせて楽しかった。
同行のsusume627さんありがとう。

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック カメラ

感想

奥大山スキー場閉鎖となるのでは?という話、どうなのかわかりませんが、もし閉鎖となったらぼくら登山者ももしかして東大山のアプローチがさらに難しくなるのかなあとか考えて、こちら方面、行ける時に行っときたいと思います。

当日朝出発で、寝起きの悪いわたしは身体が重たい。気温も0度ということで、1405Pまではしっかり汗をかいてしまいました。
少し積雪もあった様子、前夜は風も出てたと思うので、霧氷の付きもいいんじゃないでしょうか。
期待していた霧氷は1400m付近から。森林限界で大きな木がない(泣)ガスが引かなくて青空だと感動のキリン下の霧氷も期待通りにいきませんでした。1405Pからの定番ショットも、モノクロで地味な風景。冬の東大山はじめての同行者には残念でした。
風景はともかく、同行者はやる気満々、キリン峠、槍ヶ峰と登攀欲があったのですが、わたしのほうが雪の状態やら、2人での登攀やらに少々気が乗っていませんでしたので、ちょっとレアな本沢あたりはどんな?ということで、地獄谷へ降下、雪の少ない地獄谷を行ってみました。
もともとの雪量少ない地獄谷は、いつもの残雪のそれとはまた違って、スノーブリッジではない部分が多く、振子沢方面へ行くには渡渉となります。本沢へは右岸側歩で、魚断の滝までは右岸歩き、一部足元が緩い感触があったので、しっかり踏み固めながら進みます。そこから上は安定、本沢本流はこの時期いつも雪崩跡がみられますが、規模の小さいデブリ少量でした。1636Pを正面にとらえたころに青空が広がり、同行者によれば北アルプスの風景が広がります。来てよかったなあと思えるすばらしい風景でした。
そのまま帰るのもなんなので、本沢から壁沢へ横断、狭く危険な香りプンプンの壁沢を伝って戻りました。狭い部分3か所のうち、一番下だけはもう今にも崩れそうな壁になっていました。もう1本下のキリン沢もおそらく喉部分の滝?崖?は雪で繋がってると思います。
最後の登り返しの鳥越峠は昨年雪庇を避けて北寄りを登ったのですが、これが一番まずいところで相当な時間と体力を消費してしまって、苦手意識のあるところ。今回も雪質からして、傾斜の強いところはズルズルの登攀となるので、無難なさらに北寄りの顕著な尾根を伝って登りました。結果、行きのルートと被ってしまったので、陽の傾きかけた槍とキリン尾根の鮮やかな姿をしっかり目に焼きつけて終了です。
前半はガスに遮られて、もやもやしていましたが、最終的に本沢・壁沢・裏大山と青空に恵まれて、同行者も満足してくれたかなと思います。
もう少し、雪山やれそうですね。

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