平標山 西ゼン源頭・ヤカイ沢 スキー滑走
- GPS
- 07:28
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 快晴、雲量ゼロ 山頂付近はやや風あり、登行時は暑いぐらいだったが、寒く感じた。 視程40km |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口駐車場は除雪されておらず使用不可。トイレも使用不可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・前日までの降雪30〜40cm、真新しいウィンドスラブによる自然発生の乾雪面発生雪崩の痕跡あり。ヤカイ沢の南東面。 ・入山者多数、トレースばっちり。ラッセル無し。稜線上雪の飛ばされやすいところは、アイシーも、スキーアイゼンはなくてもよかった。 ・西ゼンはドライパックパウダーを楽しめた。支尾根直下のトラバースは素早い行動を。停滞厳禁。 ・昼頃のヤカイ沢は、滑走者トリガーのsize1程度の湿雪雪崩多数発生。板ロストしたと思われる滑走者が居た。 ・概ね標高1500m以下では、モイストしたストップスノーと化していた。 |
写真
感想
・前日までの久々の降雪を求めて山へ。当初は守門岳を検討していたが、昇温が急なため、なるべく標高あげた方が快適だろうと平標山をチョイス。
・前日8日(金)はかぐらスキー場で滑走。強風と降雪で、ストームスラブの形成が憂慮されるコンディション。スキー場内で簡易的に積雪断面観測したが、凍結融解層の上に新たな降雪が乗り、結合が悪く不安定性を確認した。
・道の駅みつまたで車中泊、6時前に起床。いつも通り出遅れた。すでに火打峠は路駐でいっぱい。社会問題だなあ。
・入山者多数、トレースばっちり、楽してシール登行させていただく。支尾根が見えてきたところで、size2以上の大規模な真新しい表層雪崩跡を確認した。前日の気象も考慮し、ヤカイ沢への滑走はすべきでないとこの時は考えていた。
・日射しが強く、登行は暑いぐらいで半袖日和だったが、稜線上にでるとやや風があり、寒く感じた。初めは西ゼンを1700m付近まで落として登り返すつもり。平標山ピークからは、まっさらな雪に覆われているせいか地形を読みづらかった。一度隣のピークに行き偵察。先行グループが滑走したのを見て、ドロップを決意する。
・西ゼン上部のオープンバーンは基本的に斜度30°未満であるため、地形的に雪崩が起きることは考えにくい。周囲の稜線上からの雪庇崩落等に留意。既に滑走跡多数となったため、初めはトラバースして落とし込んだ。
・ものすごい軽い雪とはいかないが、この地方典型的なスピードに乗るパックパウダーを楽しめた。
・登り返して当初は平標山ピークから登行ルート沿いを滑走するつもりでいた。わりと滑走者がいたこと、平標山ピークへのわずかな登り返しが面倒だという安易な気持ちでヤカイ沢へドロップ。地形を慎重に選びつつ、下部はストップスノーになる中、滑走した。
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