東根山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 717m
- 下り
- 717m
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2008年11月9日。「東根山(あずまねやま)」に行ってきました!
東根山の登山口は「ら・ふらんす温泉館」という大きな温泉施設のすぐ裏手になります。わかりやすいですが駐車場は別にあるので、温泉施設の駐車場に停めないようにしましょう。…下山後に入浴していくならいいかなって気もしますが(笑
もっとも、駐車スペースの心配は無用でした。20台は停められるか?という広い駐車場に、私の先客はたった2台。紅葉も終わりかけですし、こんなものですかね〜。
静かな山行になりそうです。7時50分、登山口を出発します。
「熊出没! 警戒中」という立て看があり、緊張感を漂わせています。最近は、民家の近くの里山でも油断できないみたいですね。森の熊さんにバッタリ!は嫌なので、鈴を鳴らしたり、かけ声をかけあったり、なぜか小・中・高の校歌を歌ったり(笑
「おまえ、いくつだよ(^^;」な飛び出せ青春系の歌謡曲を声高らかに歌ったり(笑
とにかく賑やかに登っていきます。
登山道はかなり丁寧に整備されています。ただ、他の里山の例に漏れず林道や作業道があちらこちらに分岐しており油断すると変な道に入っていきかねないので注意しなければ…。
造林帯を抜け雑木林に入っていくと、紅葉の最後の名残が残っていました。色はだいぶくすんでいますが、日の光が枯れ葉を透過して優しい日だまりを作っています。なんて言うんでしょう? 空間がセピア調と言いますか…。なんだか懐かしい感じがしました。
登り始めから40分で「一の平」に着きました。標準CTをだいぶ上回る、なかなか良いタイムで登ってきています。
ここは名前の通り地面が平らな空間で、ここまで九十九折りで登ってきた道のりの、ちょうど良い休憩地点になっています。ただ、ちょうど体が温まって来たくらいなので今日はスルーします。
途中分岐点を示す標柱が立っていました。
「→近道」「←水飲み場」
近道って…。道しるべの標柱ではあまり見ない表記ですね(^^;
しかも近道って書かれてある道の方が、なんだか傾斜がきつそうに見えます。
これってフェイクじゃなかろうな?(笑
「近道」に入っていって、いいだけ登らされたあげく行き止まりになっていて「急がば廻れ…ですよ(笑」とか書いた看板が立っていたら…。私なら蹴り倒してUターンしますね(笑
とはいえ、やはり「近道」などと書かれていると行ってみたくなるのが人情。ツートンさんは「水飲み場が見たい」と主張していたのですが、行きは「近道」を選択してみることにしました。
実際の所、「近道」はフェイクではなくちゃんと先に通じていました。ただ、本当に近道なのかは判断しかねますが…(^^;
「水飲み場」からの道が本線なのだとすれば、「近道」は二の平で本線で突き当たる形で合流し、再び一本の道になります。
二の平で小休止。ここから少し傾斜がきつくなるとのこと。それに備えて一休み♪
二の平を過ぎると登山道は傾斜を増していきます。足下にも小さな岩が転がるようになり登山道らしくなってきました。そして、私のペースもガクッと遅くなり…(^^;
このあたりまで来ると、チラホラと下界の展望が得られるようになりました。落葉の季節ならではの光景でしょうね〜。盛夏では生い茂る木々の葉に遮られて何も見えない事でしょう。やはり里山は早春、晩秋がいいですね♪
「登山道最後の杉」と銘打たれた杉の木がありました。孤高の一本杉は今まで何人の登山者を迎え、見送ってきたのでしょうか。「お邪魔します」と挨拶して先へ進みます。
途中「蛇岩展望台」との看板が立っていましたが、ここも帰りに寄ろうということでスルー。午後から用事があるので、前倒しに前倒しにととにかく頂上を目指していきます。いつも寄り道しまくりなスタイルの登山をしているので、今日はなんだか落ち着きません。
だんだん木々の背が低くなってきて、空が明るくなってきました。朝、曇りだった空も青さを取り戻してきています。これは頂上からの眺望も期待して良さそうです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、途中から写真にツートンが写り込むようになりました。これはですね、つまり追い抜かれたということです(^^;
私は傾斜が急になるとダメですね〜、すぐにスローダウンしてしまいます。その点、ツートンは身軽なのでひょいひょい登っていく…。やはり登山に於いてはウェイトの軽さが物を言いますな〜。
頂上直下では、今朝の霜柱の名残を発見しました。やはり山の上は寒いのですな。今期初見の霜柱でした♪
木が途切れ、広々とした芝生の広場に出ます。そこが頂上です♪ …と言いたいところですが、実はここはニセの頂上。眺めはよいのですが、三角点が置かれている頂上はここから更に先になります。まずはそちらから行っておきましょう。
「三角点頂上」と書かれた看板の横を通り、尾根づたいに三角点を目指します。この道が今まで歩いてきた斜面とは反対側の斜面に面しているのですが、日陰になり、さらに日本海側からの風が吹き付けてくるため寒いのなんの!
このわずかな地形と日当たりの差で、こんなにも体感気温が違ってくるものなのかとびっくりしました。
そして9時45分、東根山山頂到着です♪
登山口から1時間55分。休憩時間も入れてですからなかなかの好タイムを出しました☆
久しぶりの登山なので衰えているんじゃなかろうかと心配だったのですが、とりあえず、東根山を軽快に登ることができるくらいには体力が残っていたようです。
ささ、では記念撮影をして帰りますか。三角点の頂上は木立に囲まれて見晴らしが悪いので、長居しても仕方がなさそうですしね。
元来た道を戻り、先ほどの展望所へ。来たには盟峰の紫波三山の山々と、その向こうに岩手山。秋田駒も見えます。
ダム湖の湖面が光って見えます。紫波の町並みも眼下に広がっています。田畑から野焼きの煙が上がっているのを見ると、ああ秋だな〜と思いませんか?
いや〜、思いの外良い天気になりました。久しぶりに山の上からの絶景を堪能できました〜♪
30分あまり、頂上でうだうだと過ごした後下山します。ここまでほとんど他の登山者の姿を見ることもなかったので、今日は静かな山行なのかな〜と思っていたところ下山開始直後に二人組とすれ違ったのを皮切りに、会うわ会うわ、たくさんの登山者が登ってきました。単に、我々が早起き過ぎただけでした(^^;
下りはスタスタと駆け下りて50分で登山口まで戻ってきました。歩きやすくとても気持ちの良い登山道です♪
でも、やっぱり作業道と思われる枝道があちこちから分岐しているので、ぼーっとして、そちらに入り込まないように、それだけは注意が必要ですね。
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