山行記録: 県境縦走 鳴滝温泉の北を歩く

記録ID: 1761015

全員に公開

ハイキング

中国

県境縦走　鳴滝温泉の北を歩く

2019年03月16日(土) [日帰り]

kariogaryu

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 02:02
距離: 2.9km
登り: 216m
下り: 84m

アクセスを調べる my出発地登録

標高グラフを拡大

歩くペース

ゆっくり

1.5～1.6

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 4:30
休憩: 0:00
合計: 4:30

距離 2.9km 登り 216m 下り 90m

10:22

270分

スタート地点

14:52

ゴール地点

2時間もあれば、県境を含めてぐるっと一周出来ると思っていたが、下山道の入口が分からず右往左往。結局尾根道の踏み跡を追っかけて最後はヒノキ林の下った。下ると別の林道を使って島根県と広島県との境の峠まで出かけ、逆コースで県境を辿り折り返した。結局、休憩や道迷いを含めて4時間30分山の中にいた。

天候	曇り時々小雨やらみぞれ
過去天気図（気象庁）	2019年03月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車広島県北広島町　旧大朝　鳴滝温泉アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	大朝　鳴滝温泉北の県境尾根を歩く日時：2019年3月16日（土）天気：曇り時たまみぞれ　沢沿いの古い林道に5～6㎝の積雪ありコース：広島県旧大朝町鳴滝温泉駐車場～林道（舗装路）～廃道に近い沢沿い古い林道～県境尾根に取っ付く～600m峰（標高標示なし）辺りから県境の下降路分からず結局南西の尾根を下る～廃道に近い沢沿いの古い林道に出る～改めて舗装された林道を歩くがじき未舗装となる～県境の峠～県境を西に向かって登る～県境尾根に合流したので県境の峠に引き返し、出発点の駐車場に戻る（分かりやすくは別途概念図参照のこと）メンバー：単独　2週間前に続いての県境縦走。今回は鳴滝温泉の駐車場から沢沿いの古い林道が左にカーブし、ほぼ県境と接する地点（最低暗部）から右（東）に向かって最初のピークを登る。その後南東方向にって下り地形図上の実線が県境をまたぐ峠までのコース。距離にすれば1㎞位、難なく簡単に歩け、余った時間で次の目標である唐代（からしろ）山(814m)の途中まで偵察に出かけて見ようかと思っていたが、下山する道が分からずあっちへ行ったり、こっちへ行ったりの繰り返し。幸い日が暮れるまでには十分時間があったので遭難するとは思わなかったが、日没前だったら危ない所だった。　結局、尾根道から県境の峠に向かって下る小尾根の入口がいくら探しても分からなかった。地形図を見てもGPSを使っても同じこと。登って来た道をそのまま引き返す手もあるが、なにかしら癪な気がするし、まともに引き返されるかどうかの自信もない。結局、尾根伝いにあるはっきりしない踏み跡を辿るしかない。しかし、方向は間違っていることは確か。それでも二つの林道に挟まれているからどちらかの林道に降りれることは間違いない。始めのうちは何とか踏み跡はあったが、小さなピークを二つばかり越えるとそのうち踏み跡は無くなり、桧林の急な下りが始まった。　ところでこの小さなピークを越える手前あたりで右手（西側）の山を見るとごつごつした岩峰とその右手には昨日来の降雪のためか、真っ白い雪の詰まった急峻な沢が青空を背景に浮かび上がった光景はまさにアルプスそのものだった。幻の山を見ているのかとわが目を疑ったが、何度見ても目の前の現実には間違いなかった。　広島にもこんな光景があるのかと感心し、わが家に帰って地形図で確認するとどうも寒曳山の東面ではないかと思われた。地形図にも露岩帯が表示されていたのでこの露岩帯が岩峰に見えたのか。これほどの迫力ある光景は広島では初めだ。　カメラにでも収めればよかたが、あいにくメモリーカードは一杯だった。怪我の功名と言うか振り返ると今日一番の収穫だった。　小ピークをを二つ越してのヒノキ林の斜面は思いの外、急だった。急斜面で右足がかづらに絡まれてなかなか抜けずに苦労したり、何回かスリップしながらも大した怪我もせず無事古い林道にたどり着くことが出来た。　その後、古い林道と舗装された林道の合流点少し上で昼食をとり(13:08～13:26）、次なる目的地である県境の峠（仮称中三坂峠）へと向かう。ところが峠まで舗装されているのかと思っていたら、じき舗装は終わり未舗装となった。峠の手前は湿地状で道路全体がぬかるんで足を取られる。出発前は峠まで車で出かけることも考えたが、とても車で来れる状況ではなかった。古い林道との合流（分岐）点辺りから10数分で峠に達した。目的は繋ぐことが出来なかった県境稜線までの往復であった。　峠から取っ付こうと思ってもブッシュがひどく取っ付けそうにもない。少しばかり広島県側に引き返すと樹木もまばらになり、なんとか取っ付けそうだった。そのうち踏み跡らしきものもみつかったのでそれを辿った。右手の島根県側は自然林で左手の広島県側は桧の人工林が続いた。高度をどんどん上げるうちに峠（仮称中三坂峠）から20分余りで見覚えのある稜線に出た。稜線から逆に今登って来た道を振り返ると、いくら探しても峠へ向かう道が分からなかったことがようやっと分かった。この分岐は小尾根をそのまま下るのではなくその手前でトラバース状に下って小尾根に達し、それから小尾根を下っているのである。稜線からの、この入口が狭い上に雪が少しばかり積もっていたのでますますわかりにくくしていた。いくら探しても分からなかったのがよく分かり、自分でも納得出来た。　まさかこんな所で迷い込むとは思いも寄らなかった。そのため踏み跡のある南西に向かう尾根道を無理やり下った訳である。明るいうちに下れたから良かったものの日が暮れていたらと思うとぞっとした。　これで今日予定していた県境を何とか歩けたと思って登って来た道をそのまま引き返していると、またまた間違った。分岐（入口）から5分足らず下った所でこれはおかしいと思ってわずかばかり引き返す。右に折れなければならない所をそのまま直進して下っていたのである。登る時や、下る時、道を間違わないようにと思ってビニール紐を木に巻き付けていたので気が付いた。間違いやすいと思われる分岐ではビニール紐を木に巻き付けるのも道迷いを防ぐ一つの方法である（あまり派手に巻き付けない）。　その後は県境のぬかるんだ峠に戻り、始め荒れ気味の林道から舗装された林道を歩いて20数分で出発点の鳴滝温泉の広い駐車場に戻った（出発時　10:22　帰着時　14:52　）。追）誰も来ないような山を一人彷徨うのも結構楽しいものだ。わが家に帰って思うこと、しきり。

写真

スライドショーで見る

カメラはSDカードが一杯で写真は撮れず、
今日歩いた概念図を拡大してご覧ください。

2019年03月19日 09:33撮影

詳細ページ | 元サイズ | 類似写真を探す

拍手

3/19 9:33

カメラはSDカードが一杯で写真は撮れず、
今日歩いた概念図を拡大してご覧ください。

感想

kariogaryu

今回、思いがけない時間を食ったのは主尾根から県境峠への下りの分岐の入口が分からなかったことである。改めて出かけて見ると確かにあった。しかしそれは尾根の手前からトラバース状に下っており、その入り口がはっきりせず、いくら探しても分からなかったのである。おまけに雪が少しばかり積もっていたので余計、分からなかった。
　もちろん山の名には誰もいない。時間的にも余裕があったので、遭難するようなことは思わなかったが、日没前だったらあせっていたに違いない。早く出て早く帰れることが何よりだという事がよく分かった。

ここに行くプランを立てる

お気に入りした人

人

拍手で応援

拍手した人

拍手

訪問者数：225人