吹雪の坊がつる

コースタイム
24日 坊がつる〜すがもり越え〜長者原帰着午後2時頃。
天候 | 23日夜、雪まじりの強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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その他周辺情報 | この時季、野焼きが行われるので、事前に情報を得ておいたほうがよいでしょう。 |
写真
感想
気温は低めだが天気は良さそうなので、久しぶりに大船朝駆けをしようと長者原へ向かった。
ところがタデ原湿原への道には立ち入り禁止のロープが張られている。そうか! 今まさに野焼きのシーズンだった。
しかし、あと1時間くらいはだいじょうぶということで、あわてて湿原の木道を走り抜けて、坊がつるへ。
坊がつるへ着いてみると、こちらはすでに完璧に野焼き終了。
それでもツワモノどものテントが、ちらりほらり。
負けてなるものかと、さっそくテント設営。
テントを張るのも久しぶりだ。
このマウンテンダックスのテントのフライシートには、じつは二年前の野焼きの墨が刻印されている。
今回、さらに新たな黒い刻印が増えることになるだろう。
法華院温泉であたたまり、食事をすませて、冬用のシュラフにもぐりこんで、うとうとしようとしたが、なんとすごい強風。
風は深夜過ぎてもおさまる気配がない。
それどころかばらばらと何やらフライシートをたたく音。
おそるおそる外をのぞくと、びっくり!
一面の雪景色。
空にはどす黒い雲が渦を巻き、坊がつるは強風雪のなか、ガスに包まれている。
これはまずい、と思って、テントの設営状況を確認したが、どうやらだいじょうぶそう。
一晩中、風はおさまることはなかったが、テントはなんとかもちこたえた。
4時頃、目を覚まして、テントの外をのぞいたときは、ちぎれとぶ雲のかげから、月の光がこうこうと坊がつるを照らしていた。
結局、大船に登ることなく、坊がつるをあとにした。
登ったら、たぶんみごとな霧氷が見れたことだろうが、ひさびさのテント泊ということもあって、気力に欠けた。
それにしても、あの強風の中、ツェルトで頑張っている若者がいたのには、驚いた。
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