記録ID: 1777443
全員に公開
沢登り
丹沢
日程 | 2019年03月30日(土) [日帰り] |
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メンバー |
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天候 | 晴れ時々曇り |
アクセス |
利用交通機関
用木沢出合
車・バイク
・路肩にきっちり詰めても数台程度なので、混雑時は西丹沢ビジターセンター周辺の 駐車場へ戻って停めないといけません。 ・トイレ、登山計画書届は西丹沢ビジターセンターで。
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地図/標高グラフ


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コース状況/ 危険箇所等 | ■雷木沢(らいきさわ) 初級沢としては結構登られているモロクボ(室窪)沢の最初の支流。 モロクボ沢左岸沿いの昔のキャンプ場跡のしっかりした道を少し進み、左岸から 右岸に渡る赤い「やまびこ橋」を渡らず、その上流に右からわずかな流れで 合わさってくるのが雷木沢です。 沢沿いに少し進むと小さな堰堤が現れ雷木沢と表記されています。 この沢は地形図を見れば一目瞭然で前半に高い連瀑があり、直登も厳しいか 無理、高巻きもしっかりオブザベーションと滝の落ち口への意識を持ちながらで ないとリスクが高まりますので、高巻きの勘(これは経験則がものを言います) を研ぎ澄ませられ、少々悪い急斜面を登下降できるレベルの人が必要です。 そういう意味で脱初級沢と言えます。 遡行グレード 沢や山をグレーディングすることは状況によって大きく変わる のでそれほど意味のあることではありませんが、敢えて付ける ならば2級下(今日の状況とルート取りで) |老楚泙鮓ると標高710〜820m区間の等高線が混雑しているが、この区間はそれ 通り高い滝が連続する。 最初の滝は12〜15m。下からだと見えないがその上部にも5m滝がある。 クライミングに長けた人が直登するなら左壁から取り付き登る。 小さ目のカムが必要。元蕕漏亮造砲△襦 高巻きは右壁が行けそうなイメージがあるが、中盤の外傾スラブは手掛かりのない 苔スラブなので止めた方がよい。 左側のザレ凹状から取り付き木の根を頼りに左の小さな尾根に乗って弱点を突き ながら滝の落ち口よりも10m以上高い右岸側の岩壁混じりのカンテを目指す。 カンテを乗り越える位置が高すぎず低すぎず行けるかが山を見る経験則ということ であろう。 うまくいけば眼下と正面に2段20m滝が見える。唯一下りられそうな斜面を 木の根を頼りにクライムダウンする。 2段20m滝は左の流芯沿いは外傾した小さなチムニー状になっている。 シャワー覚悟ならさながらボディジャムして登ることも可能だが、右壁はスラブで 条件によってはヌメリも出てくるから慣れた人向き。途中支点はほとんど取れない。 高巻きは右から斜面を登って壁基部をトラバースし落ち口に出るが少々悪い。 あとは滝の一見階段状に見える右壁を登り下段落ち口手前を流芯側に少しトラバ −スして越える。中盤の木の根に長めのスリング(ロープの流れをよくする、 すなわち万が一のフォール時の落下係数を小さくする目的)で支点が取れる。 ロープスケールは上段上まで約30〜35m。見た目よりもスタンスが細かく掘棔 少し遡れば今までで一番高い30m滝が眼前を塞ぐ。 今日は水量乏しかったが水がある程度あれば直立した立派な大滝である。 これは登れる代物ではない。 高巻きは左右できるが、右側は一本下流側の急な尾根を登り続け植生保護柵の 張られた尾根を柵沿いに登ってから急な尾根を下りなければならず少し大変。 (拙著『丹沢の谷200ルート』にはそちらの高巻きが記載されている) 左側から少し崩れがちの狭い土バンドを左に上がり幅の広い斜面を中盤まで登って 滝側に弱点を突きながら山腹トラバース斜上していくと、滝落ち口に落ち込む カンテを越えて沢床に斜下りできる。 この高巻きは最初に出てきたF1よりも難しくはないが、やはり山を見られる 勘(経験則、弱点を見抜く力に長けた鹿に近づいたもの)が備わっているかである。 い靴个蕕平凡な渓相で左から2本の支流が合わさるのを確認し進む。 880m辺りで3段に見えるスラブ滝が出てくる。 下段はトイ状3m。ヌメリがなければトイの中にスタンスを求め登る。卦蕁次 中段5mは左壁はホールドもスタンスもかなり細かく間隔があるので難しい。 右隅は一見容易そうだが壁の突き当りから落ち口に向け左に曲がる箇所で足が 悪く結構バランシー。安定していれば卦蕕らいだが不安定なので掘棔繊 不慣れな人は下段のもっこりした右側スラブ岩床から右側の尾根に乗って巻いた 方が無難だろう。 少し離れて上段10m。登るなら右側だが完全なスラブクライミングとなり 支点も皆無なのでお奨めできない。右側のガレまじりの斜面から落ち口へ トラバースしながら巻くが、中盤で下地が一部スラブになっているので注意。 イ修慮紊肋棚程度でしばらくは平凡な渓相となるが、最後の詰め近くは切り 立った崖が連続して悪いので、適当なところで左岸尾根に逃げた方がよい。 今日は都合で標高940m辺りから鹿道を登って左岸尾根に上がった。 ν詭畋左岸尾根の要注意箇所は870mに現れる植生保護柵だ。 尾根通しに付けられた柵の右沿いにそのまま進んでしまうと、雷木沢下流部に 落ち込む南東尾根に乗ってしまうので、柵をまたいでいるオレンジハシゴを 使わせてもらって柵の中に入って尾根を下り再び出てくるハシゴをまたいで 東向きの尾根(やや砂ザレで斜度もある)に乗るか、 870mの柵の左沿いに下降し、さらに柵が左側に急に落ち込んで張られた箇所も そのまま柵を伝って下り、右に曲がった柵沿いにトラバースして東尾根に乗るか である。 その後の790m小ピークの尾根分派点で南東側の尾根に進むと何となく植林作業 径路が出てきて、2〜3m登り返した小ピークが750m。あとは植林帯内をジグ ザグと径路を伝っておりればモロクボ沢出合近くの平地に出る。 ■マウントファーム登山学校 講習内容と日程、丹沢限定沢登り記録(丹沢だけで二百数十本)を掲載しています、 http://mt-farm.info/ |
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2019年03月の天気図 [pdf] |
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