岩殿山（岩殿寺から周回）・富蔵山 見晴らしの良い岩稜歩きの山♪

2019年04月06日(土) [日帰り]

• GPS: 07:50
• 距離: 11.1km
• 登り: 814m
• 下り: 792m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:15

8:00 岩殿寺駐車場
8:40 8:40 林道終点
9:30 9:35 三社権現
9:55 10:20 岩殿山（979ｍ峰）
10:50 11:00 三社権現
11:30 11:30 分岐
12:10 12:40 岩殿山
13:20 13:20 分岐
13:30 13:35 遥拝所
14:55 14:55 岩殿寺駐車場
15:20 15:20 富蔵山登山口駐車場所
15:55 16:00 富蔵山
16:15 駐車場所

＊岩殿寺駐車場から富蔵山登山口駐車場所迄は車移動の為、実際の歩行時間は6時間30分

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【岩殿山】
麻績インター降車、国道403号線で坂北方面に向かい
約4km先を右折し、県道55号線に入り
約1km先で左折（岩殿寺の看板あり）
道なりに行くと左側に岩殿寺と駐車場があり、駐車場をお借りしました

【富蔵山】
国道403号に戻り、坂北方面に向かい、2.6km先を右折、
小仁熊ダムを目指し、ダム湖に架かる橋を渡って
道なりに高速高架橋を渡ると数台の駐車スペースがあります

コース状況／危険箇所等

【岩殿山】
・岩殿寺駐車場〜林道終点〜三社権現
林道終点まで緩やかな車道歩き
砂防堰堤を越えると次第に沢を高巻きするようになります
踏み跡にうず高く落ち葉が積り、足下に何があるか分からず滑落注意
木橋を渡ると山腹に取り付き、岩の間を急登
尾根に到達すると三社権現はすぐ
・三社権現〜岩殿山（979m峰）
三社権現の裏手の岩場は難所、通過の際、滑落に注意
難所を過ぎると岩稜が続き、巻道（獣道も含め）もあります
帰りに巻道を辿ったところ、崖にぶつかり、引き返しました
来た道筋を辿る方が賢明と反省
・三社権現〜岩殿山三角点峰
岩稜の通過、急なアップダウンの繰り返しです
転倒、滑落には十分ご注意ください
山頂直下の岩場はつるんとした滑りそうな大岩
しっかりとした巻道が山頂まで続いているので巻道を使いました
・尾根分岐〜岩殿寺駐車場
遥拝所に向かう分岐には、標識が整備されています
急坂で尾根を下ると、その先は緩やかな尾根歩きで遥拝所
菖蒲沢分岐を左に進むと、明瞭な踏み跡を辿り、舗装道に合流
岩殿寺駐車場までは殆ど車も通らない川沿いの舗装道歩き

【富蔵山】
ハイキングコース入口が側道を北に僅か歩いた左にあったのですが
見落として、駐車場所から見える石段を登りました（荒廃して薮）
尾根に出て、ハイキングコースに出会うと
松茸山の様子の、よく踏まれた道になります
観音堂に近づくと岩稜が現れ、岩殿山の雰囲気が感じられます
岩場の注意箇所には鎖も張ってあり、岩の間を辿ると観音堂
観音堂を通り抜け、裏手をぐるりと回って登ると見晴らしの良い高台
松の幹に山頂標識があり、岩殿山の尾根も望めます

写真

4/6 8:02

岩殿寺
信濃三十三観音第十五番札所。藁葺の門が印象的。下山後にお参りします。

4/6 8:03

信州里山絵地図と標識

4/6 8:03

こちらはやや古い案内板

4/6 8:31

緩やかな未舗装道
今日も快晴に恵まれ、期待にわくわく(^.^)

4/6 8:38

砂防堰堤
擦れ違い出来ない未舗装林道は手前で行き止まり。ここまでは車が入れますが、転回場所でもあり、駐車の仕方に注意が必要。岩殿寺からゆっくり歩いても40分でしょう。

4/6 8:41

砂防堰堤上に出る鉄パイプの階段

4/6 8:50

振り返った巻き道
沢を左に見ながら、急斜面を高巻きする登山道を進みます。落ち葉がうず高く積もり、その下に何が隠れているのか分からないので滑落注意！

4/6 8:58

振り返った木橋
橋を渡ると沢を離れ、奇岩怪石の居並ぶ山腹へと分け入ります

4/6 8:59

苔むした様子から見て今すぐ転がり落ちる危険はないよう(^^;

4/6 9:02

九頭竜神社
大きな岩の下が神社。岩は大きすぎカメラには収まりません！

4/6 9:04

半円形の標識
四阿屋山の標識と同じ形式。

4/6 9:07

雷神社
麻績村、筑北村は降水量が少なく、雨乞いは大切な祈りだったのでしょう

4/6 9:23

修行所の案内板
修験者の山として栄えた時期もあったようです。険しい山の雰囲気に納得。

4/6 9:24

石造り五輪塔

4/6 9:29

尾根に出ました
標識が賑やか♪

4/6 9:29

岩殿山三角点方向
三社権現にお参りしてから向かいます

4/6 9:31

三社権現
この権現様をお参りする為だけに登る方もいるそうです

4/6 9:32

自然の作り出す芸術に目を奪われます(*_*)ガウディ建築の曲線を思わせる数々の穴はどうやってできたのでしょうか？

4/6 9:32

この不思議な色模様も自然の作り出したもの(*_*)

4/6 9:34

ややっ！三社権現の上はいきなり物凄い岩場(/_;)

4/6 9:40

何とかよじ登り、狭い隙間を潜り抜けました。本日最初の難関突破！

4/6 9:41

常念〜大天井
岩尾根上からは大展望

4/6 9:42

大きく蓮華

4/6 9:42

振り返った尖峰は岩殿山三角点峰

4/6 9:44

スリル満点の岩稜歩き(*_*)

4/6 9:52

小さな祠発見

4/6 10:00

岩殿山（979m峰）の山頂標識は、最高点よりやや下がった場所の木の幹に付けられていました

4/6 10:19

ゆっくりティーブレイク後、出発♪

4/6 10:28

登り始めは緊張しましたが、次第に岩場の連続に慣れて来るのか、恐怖感は薄れてきました(^^ゞ

4/6 10:40

亰ケ倉の背後に餓鬼

4/6 10:47

下りは思ったよりスムーズ(^^ゞ

4/6 10:49

三社権現迄帰還

4/6 10:53

千手観音洞窟へ寄り道
激斜面を大岩に沿って下ります

4/6 10:53

見上げる大岩稜

4/6 11:01

踏み跡が薄くなり、洞窟まで行かずに戻りました

4/6 11:01

既に観音様はなく、洞窟のみの様子

4/6 11:05

開山塔の案内板

4/6 11:06

石祠がありました

4/6 11:10

大岩に付けられた窪みの階段が歩き易いです

4/6 11:11

常念、大天井、有明山

4/6 11:11

鎖も張ってあり、この辺は安心

4/6 11:12

蓮華〜鹿島槍
手前に亰ケ倉

4/6 11:13

京ケ倉絶景
岩殿山の岩稜と双子のように南北を貫く尾根

4/6 11:15

天狗岩
右にたら原山は見えているのかどうか？

4/6 11:19

兜岩

4/6 11:24

ゴジラの背びれのような礫岩帯

4/6 11:30

分岐
帰りはここから下ります

4/6 11:35

坂北方面

4/6 12:02

冠着山（左）と四阿屋山

4/6 12:11

山頂に到着です♪
3月に岩洲公園から登頂して以来、今年二回目

4/6 12:42

下山開始
三角点さんさようなら

4/6 12:44

山頂直前のつるんと尖った大岩は、上を通過するのを諦め、登下降ともに下を巻きました。安全第一(^^;巻き道がしっかりついているので心配ありません！念願の周回も叶いましたから、もう来ることはないでしょう。

4/6 13:04

遥かに根子
写真ではわかりにくいです

4/6 13:04

左に四阿屋山、右端に大沢山。縦走した日を懐かしく思い出します。

4/6 13:12

岩の左側の足を乗せる突起は高度感あり、行きも帰りも緊張、岩の下方を見ないよう慎重に通過

4/6 13:18

分岐迄帰還
遥拝所に向かって下ります

4/6 13:28

やや痩せ尾根ですが、快適な尾根歩き♪

4/6 13:31

先程歩いていた岩稜
緊張もしましたが、過ぎてみるととても楽しい尾根歩きでした！

4/6 13:31

遥拝所

4/6 13:33

ここから三社権現に向かって参拝したのでしょう

4/6 13:35

遥拝所の案内板

4/6 13:59

分岐
菖蒲沢は初めて岩殿山に登った時の登山口！懐かしいです。でも、途中の記憶は全く残っていませんでした(T_T)

4/6 14:03

建物の跡と思われる石積み

4/6 14:13

道祖神

4/6 14:25

舗装道に合流

4/6 14:27

春を喜び、咲き誇る水仙♪

4/6 14:30

たら原山と聖山の間の長い尾根。歩いてみたいです♪

4/6 14:55

岩殿寺の屋根が見えてきました。もうすぐゴール！

4/6 14:56

無事帰着
岩殿寺に無事帰還を報告、参拝していきます。

4/6 14:58

本殿の両側には狛犬ならぬ駒馬(*_*)

4/6 15:00

雌馬が向かって右

4/6 15:00

牡馬は左でいずれも木製。後で調べると昔の交通に重要な役割を果たした馬を慰霊する馬頭観音が祭られていると分かり、納得がいきました。初めて見ました！珍しいです！

4/6 15:36

以前から、登山の帰りにちょっと時間があったら寄りたいと思っていた富蔵（とくら）山に登ります。

4/6 15:38

どうやら登山口を間違えたらしく、ようやく標識に出会いました

4/6 15:41

ハイキングコースの案内板。古いもののようで、現在地が判りません。

4/6 15:44

しっかりと踏まれた松茸山の雰囲気

4/6 15:45

先程歩いていた岩殿山の稜線の方向

4/6 15:46

岩殿山の近くだけあって、大岩が居並ぶ中を通り抜けます。鎖が張ってあり、コースははっきり！

4/6 15:48

心安らぐ石仏

4/6 15:49

富蔵山観音堂

4/6 15:50

くりぬいたような岩の中にお堂があり、珍しいと思います。

4/6 15:55

山頂標識
観音堂の裏手をひと登りした頂にありました。ちょっと時間が余ったら登ろうと思っていた山で、珍しい観音堂が見られ、眺めにも大満足♪

4/6 15:56

坂北方面
山の名前が判りません

4/6 15:56

まだ美しく見えている四阿屋山と大沢山

4/6 15:59

松の木陰に休憩所

4/6 16:10

富蔵山観音堂参道入口と書かれています

4/6 16:10

ハイキングコース標識
これを見落としてしまい、荒れた踏み跡を辿って尾根に登りましたが、駐車場所から側道をほんの僅か北に歩いた場所にある富蔵山ハイキングコースの矢印に従って入山すれば、往復30分ちょっとの山歩きです。

感想

kyom4

今年三月に岩洲公園から岩殿山を周回する計画を立てていた折、
岩殿寺から岩殿山の周回をしている方々の記録を幾つか拝見しました。
以前菖蒲沢から三角点峰を往復しているだけなので
今度は、三社権現にお参りを兼ね、周回してみようと思っていたところ
山友に声をかけて頂き、岩稜の周回を試みました。
一人では不安な岩場の通過は、本当に心強く、有難かったです。

ハイキングとしましたが、三社権現裏の岩場とそれに続く岩稜、
三角点峰に至る迄にも幾つか岩場を通過、急なアップダウンもあります。
転倒、岩稜からの滑落等には十分ご注意ください。

富蔵山は、登山の帰りに寄った西条温泉「とくらの湯」で見た写真で
存在を知り、「富蔵」と書いて「とくら」と読むと初めて知りました。
調べると僅かな時間で往復できそうなので、
いつか時間の余裕のある帰り道に寄りたいと考えていた山。
岩殿山のすぐ近くだからか、観音堂付近は岩殿山の岩稜の雰囲気、
見晴らしの良い尾根歩きが楽しめ、珍しい観音堂にもお参りできました。