【いわき観滝散策】背戸峨廊【己11.1】


- GPS
- 02:52
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 455m
- 下り
- 455m
コースタイム
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 2:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢沿いの濡れたり苔生したりした岩場を歩く。数か所特に緊張を要する岩のトラバースあり。雨天増水時は不可。 早回りコースは距離が短い分急坂。 |
写真
感想
今回、相双地区の山はまだ存分に歩けないことがわかったので、今まで大雨のたびの通行止めで行きたいと思いつつ行けなかったが、いつの間にか全面開通していた、いわきの背戸峨廊を歩くこととした。
背戸峨廊を歩きたいと思ったのは、もう何年も前のこと。その都度、情報を収集しては、トッカケの滝の先通行止めという情報のみ得て断念することの繰り返し。
しかし、今回は違った。なんという僥倖か。ついに憧れの峡谷美を堪能できるのだ。
峡谷の中は外部と空気が一変する。時には荒々しく、時にはたおやかに流れる滝沢の水は私を全く飽きさせない。
そして、相次ぐ梯子の昇降、岩場の通過、土砂崩れの跡や流木に自然の力への畏怖、縁あって今回まるっと歩くことができることへの感謝の念が湧き上がってくる。
滝の名所というと、ほとんどの場合、大きな滝が一つあるだけだが、この背戸峨廊には、これがラスボスか、と思えるほどの大きな滝がいくつもいくつも奥の方に控えている。奥に進むにつれてだんだんと怖くなるくらいだ。しかし、その恐ろしさは、滝と対面すると一気に吹き飛び、歓喜へと変わる。
沢沿いを歩きながら、今まで歩こう歩こうと思っているうちに歩けなくなった山域のことを考える。御嶽山はまた歩けるようになったが、登山再開まで数年を要した。草津白根山はまだ歩けない。やはり、思い立ったが吉日か。歩ける時に歩いておかないと、自然災害多発する昨今では、いつ歩けるか分かったものではない。背戸峨廊も、本来ならもっと暑い時期、緑の濃い時期に歩くと良いのだろうが、道中何本何十本と根元からぶっ倒れ、流されている大木を見るに、7月になったら歩けなくなっていることも考えられる。歩ける時にまず歩き、次いで最適シーズンにも歩けるようなら歩くという姿勢が肝要だ。
【総括】
というわけで、今春の福島山行は完了。避難指示解除地域で桜も見られたし、緑多き峡谷も味わえた。空の青、雪の白、桜のピンク、沢底の金、森の緑と彩り豊かな福島県は、やはり福が満開のうつくしま。
今回は歩けなかった大熊町の日隠山や富岡町の大倉山についても早期に登山再開できるよう、切に祈りながら、福島を後にする。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する