伊豆ヶ岳・子の権現 ~男坂と縦走でヘトヘト~


- GPS
- 06:40
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 963m
- 下り
- 1,068m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
正丸から吾野までの縦走は奥武蔵定番のコースのようです。
3年前に家族で登った伊豆ヶ岳は、小さな子供たちを前に男坂の岸壁に尻込みし断念しましたが、今回は成長した?息子と2人、男坂にチャレンジしました。
前日に降った雨のせいで滑る岩肌に息子の腰が引けてしまったので、念のため持っていたスリングとカラビナで簡易ハーネスを作り、細引きで確保を取りながら登りました(先日四阿屋山の鎖場を登った勢いはどこへやら…)
登り始めはホールドが少なく慎重になりましたが、後半はホールドも多く登りやすいです。
慎重になり過ぎてしまったせいか、腰の引けた体がなかなか元に戻りません。そうこうするうちに、下からどんどん人が登ってきます。大人はもちろん、高齢な方、女性、そして我が息子よりも小さな子供まで。
それらにせっつかれた息子もようやく肩の力が抜け登り切ることができました(なんやかんやで岩場に40分以上張り付いていたでしょうか…汗)
山頂にはすでにたくさんのグループが休憩していました。私たちも岩場の疲れを癒し、後半の縦走に備えて早めの昼食を取りました。
伊豆ヶ岳からは急な下りが続き、古御岳、高畑山、中ノ沢ノ頭とそれぞれのピークを越えて天目指峠まで下ります。下りで張った足に追い討ちをかけるように、天目指峠から子の権現まではゴツゴツした岩で足場の悪い急登続きのアップダウンを4、5回繰り返すなど、後半は精神的、肉体的にかなり堪えます↓↓
子の権現の裏手、愛宕山の小祠が見えたら最後です。
子の権現は足腰守護の神仏として信仰されています。本堂横に大きな鉄わらじと夫婦下駄があります。今シーズンの山行の無事を祈り、わらじのお守りを買いました。
子の権現から吾野駅に下る途中に「浅見茶屋」はあります。山奥の茶屋にも関わらず、名物の手打ちうどんを食べに来るお客さんが絶えないようです。昭和7年創業と書かれているとおり、古民家を改装したお店はとても風情があり、それだけで登山で疲れた体を癒してくれます。
既に登山を終えた先客方が、ご主人と談笑しながら出来上がっている様子でした(笑)
名物の手打ちうどんに大変惹かれましたが、今回はもう一つの名物、今朝こしらえたばかりという草餅(150円)を頂きました。よもぎの香りの効いた柔らかいお餅とあんこにほっぺたが落ちそうでした。
次回は手打ちうどんを食べに、また伊豆ヶ岳に登ろうと思います(息子は付き合ってくれるかな…)
浅見茶屋から吾野駅までは50分ほど。途中で梅の花が満開に咲いていました。
伊豆ヶ岳の山バッヂ(450円)は、吾野駅前のお土産屋にありました。
電車まで少し時間があったので、吾野宿に足を延ばしました。江戸時代に秩父街道の宿場町として栄えたという町並みを散策しながら、近くのしだれ桜を見に行きましたが、開花はまだまだのようでした(残念↓)
奥武蔵定番のコースは、体力的にはかなりきついものでしたが、伊豆ヶ岳の男坂、そして縦走後の浅見茶屋と、疲れに比する達成感?を味わえる山行でした。
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