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Yamareco

記録ID: 183945
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

小同心クラック(アプローチ敗退)

2012年04月21日(土) 〜 2012年04月22日(日)
 - 拍手
天候 21日どピーカン
22日曇(風強し)
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
美濃戸口〜美濃戸はもう雪無し
美濃戸〜鉱泉はグズグズ雪でアイゼン必要無し(来週には全部なくなると思う)
北沢林道
もうすぐ雪はなくなるだろう
2012年04月21日 07:01撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 7:01
北沢林道
もうすぐ雪はなくなるだろう
2012年04月21日 07:57撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 7:57
大同心
2012年04月21日 08:09撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 8:09
大同心
大同心沢
トレースはあるがここしばらくは登られた形跡無し
2012年04月21日 08:57撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 8:57
大同心沢
トレースはあるがここしばらくは登られた形跡無し
グズグズ雪を踏み抜きながら行く
これが疲れる…
2012年04月21日 09:14撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 9:14
グズグズ雪を踏み抜きながら行く
これが疲れる…
大同心大滝まで来ちゃった…
2012年04月21日 09:49撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 9:49
大同心大滝まで来ちゃった…
大同心稜に詰めてみるもデブリにはまり中々進まず
2012年04月21日 09:51撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 9:51
大同心稜に詰めてみるもデブリにはまり中々進まず
写真中ほどの岩まで行って撤退
2012年04月21日 09:59撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 9:59
写真中ほどの岩まで行って撤退
赤岩ノ頭手前
2012年04月21日 12:20撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:20
赤岩ノ頭手前
赤岩の頭直下
気温が上がり暑いし、足元もグズグズでヒヤヒヤしながら登る
2012年04月21日 12:27撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:27
赤岩の頭直下
気温が上がり暑いし、足元もグズグズでヒヤヒヤしながら登る
硫黄方面稜線
2012年04月21日 12:29撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:29
硫黄方面稜線
2012年04月21日 12:29撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:29
赤岩の頭雪庇
もうすぐ落ちるんじゃないか
2012年04月21日 12:33撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:33
赤岩の頭雪庇
もうすぐ落ちるんじゃないか
赤岩ノ頭直下
2012年04月21日 12:33撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 12:33
赤岩ノ頭直下
午後の大同心
2012年04月21日 16:32撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/21 16:32
午後の大同心
鉱泉の夜ご飯
煮カツ
2012年04月21日 17:51撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/21 17:51
鉱泉の夜ご飯
煮カツ
翌朝は気温も下がり雪がしまって大同心稜の昇りは問題なかった
2012年04月22日 05:51撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/22 5:51
翌朝は気温も下がり雪がしまって大同心稜の昇りは問題なかった
大同心南稜基部より小同心方面
トラバース恐い…
2012年04月22日 06:32撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 6:32
大同心南稜基部より小同心方面
トラバース恐い…
このデブリ状のルンゼをトラバースする
ここはまだよかった
2012年04月22日 06:32撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 6:32
このデブリ状のルンゼをトラバースする
ここはまだよかった
あのバンドまで行けばなんとかなると思った…
ほとんどモナカ状
2012年04月22日 06:47撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 6:47
あのバンドまで行けばなんとかなると思った…
ほとんどモナカ状
バンドを諦め下降し草付きまで
2012年04月22日 07:04撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 7:04
バンドを諦め下降し草付きまで
もう少しトラバースするもモナカ状の雪にアックスのシャフトも効かず2mくらいずり落ちたところで撤退決断
はるか下に鉱泉のキャンディーが見える
2012年04月22日 07:04撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/22 7:04
もう少しトラバースするもモナカ状の雪にアックスのシャフトも効かず2mくらいずり落ちたところで撤退決断
はるか下に鉱泉のキャンディーが見える
大同心基部まで戻って小同心方面
もうちょっとだったんだけどなぁ…
2012年04月22日 07:26撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 7:26
大同心基部まで戻って小同心方面
もうちょっとだったんだけどなぁ…
大同心雲稜ルート取り付き
2012年04月22日 07:37撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 7:37
大同心雲稜ルート取り付き
いまいちボルトラダーの位置が不明
2012年04月22日 07:38撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/22 7:38
いまいちボルトラダーの位置が不明
こうやってみるとあとほんの20mくらいだったんだなぁ
2012年04月22日 07:47撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/22 7:47
こうやってみるとあとほんの20mくらいだったんだなぁ
キャンディは見るも無惨な状態に
2012年04月22日 08:51撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/22 8:51
キャンディは見るも無惨な状態に
カモシカは偶蹄目で牛の仲間です
シカとは違います
2012年04月22日 09:21撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/22 9:21
カモシカは偶蹄目で牛の仲間です
シカとは違います
うらめしや〜
2012年04月22日 10:39撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/22 10:39
うらめしや〜

感想

小同心クラックの取り付きまでたどり着けず敗退。
しかしもう雪山は終わりだなぁ…

初日ドピーカンで暑すぎ。
雪はグズグズのシャーベット&モナカ状。
とりあえず小同心目指して美濃戸から一気に登る。
トポに「大同心沢に入ってから200mくらいで右岸に渡り…」とあるので注意していったのだがトレース見当たらず。
そのまま詰めていくと大同心大滝まで行ってしまった。
この時点でアプローチを間違ったのは確定したが、これから引き返して登り返すのも疲れるので大同心大滝手前の斜面直登を試みる。
しかしグズグズでデブリに足を取られ50mくらい上がるのに30分以上かかってしまい、その上の岩稜帯に上がれたとしても、もしアプローチ道に出られなければ支点作りながら懸垂下降するしか手立てがないので諦める。
ここで初日のアプローチ敗退決定。

大同心沢を下りながら行くと大同心稜に出る踏み跡を発見。
そこではたと気がつく。
そういえば岸の左右って上から見てだったんだ…
つまり下から詰めていくときに左手に見えるのが右岸、右手に見えるのが左岸てこと。
あーあ。。。
ま、いいや。

てことで、一旦鉱泉に戻り荷物を置いて硫黄に向けて歩きだす。
明日も雪がこの状態ならとても大同心基部までたどり着けないと思い、場合によっては硫黄経由で横岳まで行って上から懸垂して小同心の取り付きまで行くための下見に出かけたわけ。
しかし赤岩の頭直下も雪の状態が非常に悪く、あっちこっちで雪崩の音が響いていいたので、とても翌日使う気がしなかったので稜線まで出てすぐに下る。

鉱泉の同部屋のガイドパーティが翌日大同心南稜をやるというので、アプローチに不安があったため朝一緒に出ることをお願いすると快諾してくれたので朝5時に一緒に出発することに。
翌日の朝はそこそこ気温が低く、雪も締まって歩きやすかった。
大同心稜を順調に登り高度を稼いで、およそ1時間で大同心南稜取り付きに。

小同心方面を見るとトレースが一切ない。
どう行けばいいのかさっぱりわからないので南稜Pのガイドさんに聞くと「そこを下って斜面をずーっとトラバースしてあそこまで」という。
しかしどう見ても悪そう…というかデブリだらけ。
意を決してトラバース開始(南稜のガイドPが支点使ってるのでロープFIXなし)
大同心基部の大同心ルンゼ源頭部は雪がそこそこ締まっていて、斜面は急だがアックスが良く効くので安心してトラバースできた。
しかしそこからがやばかった。
小同心側の下の雪質が悪くて(モナカ状)、アックスのシャフトを刺してもズボッって入ってしまい全然効かない。
上をみると斜上するバンドが走っているので、それがトポでいうバンドかと思いそこを詰めたが途中で進退窮まり後退。
がんばって草付を2/3まで行くも最後の雪の部分が最悪のモナカ状で、アックスのシャフト刺したらシャフトごと2mくらい流された時点で撤退を決意。
まじでびびった。
後で下から見上げるとあと10-20mくらいで取り付きだったんだよな〜

トポには「草付をトラバースし右手の小同心を目指し雪のついた草付帯をトラバース気味に登っていく」とあるが、後半は草付なかったけどなぁ。
ロープFIXしてもうちょっとがんばろうと思ったけど支点がない。
潅木を支点にしようかとも思ったが、潅木の周りの雪が相当深そうなので断念。

ま、山は逃げないし、次のチャンスにリベンジだな。
雪が消えてから再挑戦したいと思う。

kanemaru

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コメント

kanemaruさん、お疲れ様でした
なんだか面白そうなところに行ってますね。

こんど連れて行って下さ〜い。

雪もドンドン無くなってきて遊び場所のチョイスが狭まってきてます。

行ける内に行けるところに行きたいと考えてます。
2012/4/22 20:57
noboさん、どうもです
いやー、全然面白くないです(笑
せめてクライミングで敗退したならまだしも、たどり着けなかったわけですから。
雪山アルパインのルートはこの時期、もうどこも危なすぎて行くとこないんじゃないかなぁ。

kanemaru
2012/4/23 7:12
勇気ある撤退!
mizukiです。
小同心クラックそのものは簡単ですが、大同心基部から小同心基部への大同心沢源頭部のクーロワールのトラバースが核心ですよね。雪崩の発生しやすい地形に加え、
クーロワール3分の2ほどの立木でランニングビレーを取れるまで、何もない急斜面のトラバースになりますから、引き返して正解!!! 
12月下旬〜2月下旬のよく冷えた、降雪直後でない日をとらえることが、最初の核心かな・・・。
 数年前に6人で、裏同心ルンゼから小同心クラックへ継続したことがあります。私がリードで、クーロワールにフィックスロープを張り、後続をスルーで入れました。滑落の恐怖にずっととらわれていましたよ!
 6月の晴れ間をとらえると、ベストコンディションで登れます。この頃は、大同心正面壁雲稜ルートもお勧めの時期。特に登りあがって稜線に出る所の「ウルップ草」の群生が見事です。
2012/4/23 13:13
RE:勇気ある撤退!
mizukiさん

どうもです〜
トラバース本当に悪かったです…
撤退するときも草つきがない部分ではリスにアックスを差し込んでトルキングで下りましたが、まあそれはそれでアルパインチックな感じで良い経験になりました。
6月にリベンジします!

裏同心ルンゼから小同心クラックへ継続すごいですね。
いいなあ〜
来季一緒にやりませんか?
ちょっと装備が異なりますが、大同心大滝から小同心クラック継続で横岳までとかってのも良いかも〜

kanemaru
2012/4/23 15:39
kanemaruさん、こんばんは。
アルパインのアの字も知らないのに、コメントするのも憚られるのですが...。
「アルパイン」しかも「単独」って。
レコを拝読するだけで、心臓がバクバクしました。
体にワルイです...。

でも、kanemaruさんには「ワクワクする」コトなんでしょうね。

6月のリベンジ、頑張って下さい!!
2012/4/23 19:13
ricalonさん、おはようございます
ぼくも2m流されたときは心臓止まるかと思いました…
もともとビビリの慎重派なんで、アイゼンとアックスがしっかり決まらないところへは一歩を踏み出しません。
ただ、あの2m流されたところは不注意だったと反省してます…

kanemaru
2012/4/24 7:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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