八ヶ岳西面/石尊稜・大同心北西稜
コースタイム
天候 | 21日(石尊稜)は晴れ 22日(大同心北西稜)は荒天が予想されたため中止・朝下山 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
SBさんにお誘いいただき初石尊。 |
写真
感想
神奈川県勤労者山岳連盟教育部長SBさん、同リーダー学校KMさん、横浜蝸牛山岳会YYさんと八ヶ岳西面のバリエーションルートに。
(下部岩壁)
石尊稜はバリエーションの初級者ルートと位置付けている解説本が多いが、どこが初心者ルート?というのが今回の感想。
何度も石尊稜に入っている同行のSB氏によれば、核心部の下部岩壁は、年を追うごとに悪くなってきているとのこと。年々草付も剥離し、スラブが露出し、アックスが決まるポイントが少なくなってきているらしい。
今回は気温も高く、草付へのアックスの利き具合も微妙で、スタンスの決まるポイントも少ない。スラブなので適度なホールドも無く、だましだまし、何とか登る。SB氏によると、難易度も2段階くらいは上だとのこと。
特に1ピン目の下部が悪く、上を行くSBさんにお助けスリングを垂らしてもらった。。。
この核心部はYYさんがリード。さすが!
一度フォローで行ったルートは、次回はリードする自信がつくものだが、ここは、ちょっと勘弁というのが率直な感想
(灌木帯)
下部岩壁と比べ、アックスの刺さりがはるかに安定感がある。ダブルアックスでサクサクと快適に登れた。
(上部岩壁)
気温が上がったためか、岩が緩んで、ホールドを確認しながら登る。とはいえ、下部岩壁に比べればホールド、スタンス とも豊富にあり、ぐらつく岩を見極める必要があるが、快適に登れると言っていい感じであった。今の僕のレベルでは、これくらいのリードが、ちょうどいい感じ。
(雪崩)
今年は雪が多く、今回の入山の前日にも15センチ程度の降雪があったらしく、鉾岳ルンゼ、三叉峰ルンゼの上部は、大音響を伴い雪崩が複数回発生していた。
(稜上)
稜上で2人連れのパーティーに遭遇。装備も中途半端で、アイゼン、ピッケルワークも心もとない。地蔵尾根に向かう途中で進退窮まっている感じであったので、ロープを張り通過を援助し、僕らの間に2人を入れて、行者小屋まで一緒に下山。2人は美濃戸口まで戻るつもりであったが、無理をせずに赤岳鉱泉に宿泊することを勧めた。赤岳鉱泉についたときには20時過ぎになってしまった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する