粟ヶ岳(静岡百山)〜お「茶」の山〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 420m
- 登り
- 16m
- 下り
- 16m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
[復路]粟ヶ岳頂上駐車場=小夜の中山=相良子生まれの湯=吉田町 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・麓から指導標はしっかりしているが、道幅はかなり狭くおまけに深い側溝があり、下手に対向車を避けてここに落ちたら結構やばい。 ・頂上直下には駐車場が2カ所あるが、徹底的に上に行こうとすれば最後は、栄西の像のある売店のある場所まで登っていける。最後の駐車場は駐車スペースが約10台。 ・そこからゆるやかな道を登り電波塔の間を通っていくと阿波波神社にでる。 ・阿波波神社にお参りする。頂上付近には人っ子ひとりいなかったが、神社には電気がついていて神官らしき男性と巫女らしき女性が1人ずついた。 ・神社からみて右前にはでっかり磐座がある。神様であるので、ここに登ったりしてはいけない。 ・神社を正面に見て左に入っていく。左側面には遠州の七不思議のひとつの井戸がある。 ・井戸を右目にしながら神社の裏手のこぶが粟が岳の最高地点。杭と案内板があるが、樹林中であり三角点もなく、ピークという感じがしない。 ・帰りは、磐座に立ち寄り、雨が激しくなってきたので、そそくさと駐車場に戻った。 ・駐車場に戻り、途中の分岐を左に折れてくだった。倉真温泉はひなびた温泉で日帰り湯などはなく方針変更。小夜の中山経由で相良子生まれの湯に入った。快適だった。 |
その他周辺情報 | 2015/01/30 粟ヶ岳の名物夫婦の記事が静岡新聞に掲載された。 『「粟ケ岳休憩所(掛川)」名物夫婦引退へ 登山100回の客に賞状』 ( 静岡新聞 1月30日(金)14時23分配信) 茶畑に囲まれた掛川市東山にそびえる粟ケ岳(532メートル)山頂で、休憩所「無間の鐘」を23年間営んできた田辺治美さん(65)、恵子さん(66)夫婦=同市八坂=が、今月限りで引退する。高齢で管理が困難になったため、決断した。登山者が自転車や徒歩で麓から登った回数を数える“名物夫婦”として親しまれてきただけに、常連客からは惜しむ声も上がっている。 23年前、市内で飲食店を経営していた田辺さん夫婦は、市観光協会が休憩所の管理人を募集しているのを知り、応募した。当初、客は1日に1人か2人。「出勤してもやることがなかった」。治美さんは苦笑いしながら振り返る。 高所ならではの苦労も多かった。停電した場合は復旧に時間がかかるため、店内で冷蔵する食材の量と種類が限られた。毎朝、市街地でうどんやそばを買い込み、山頂へ通じる狭い道を車で登り続けた。台風の直後に車道が倒木でふさがれ、チェーンソーで切り分け進んだ日もあった。 登頂回数の記録は来店客への感謝の思いから始めた。100回の節目には賞状を贈り、記念写真を撮って店内に飾った。これが口コミで広がり、100回達成者は数人から徐々に増加。今では100人近くにまでなった。 藤枝市の自宅からの片道31キロを、自転車で2千回以上登った最多登頂者の須藤雅志さん(77)は「記録が山を登るモチベーションになった」と感謝し、夫婦の引退を残念がる。 治美さんは「山頂から見える富士山や四季の景色といった魅力を知ってもらおうと続けてきた。お客さんとの出会いは自分の宝物」としみじみ話す。 市観光協会は後任の管理人を探し、見つかれば4月にも店舗を再開させたい考え。恵子さんは「掛川の魅力を発信する拠点として、今後も盛り上げてほしい」と期待を寄せる。 |
写真
感想
今日は雨で午後になるほどひどくなってきた。静岡百山を調べていたら粟ヶ岳が頂上までクルマで登れることがわかり、出かけることとした。出発したのは天気がひどくなってきた午後4時。急がなくてはなるまい。
粟が岳は、ここ藤枝の平野からは山の末端にあって、山腹に「茶」の文字が浮かび上がり、タクシーに乗っていても、ゴルフをやっていても何かと目立つ存在だ。
山腹に植栽で「茶」の文字を描くことはかなり異様だし、ある種自然破壊ではないかと思わないでもないけれど、とにかくこれが静岡の地の名産品お茶の拡販に役立っていることは間違いないだろう。
ガイドブックなどはないので、カーナビでとにかく粟ヶ岳を指示してクルマを進めるが、日曜日の夕方で天気は雨ということもあって道はとにかく空いている。
そのまま走ると粟ヶ岳の巨体が近づいてくるとともに「茶」の文字も近くに浮かび上がってくる。しかし雨脚も厳しくなってきた。
山道の林道にはいるとやたら道が狭い。舗装はしっかりしてあるのだが、ところどころにある待避所以外にはすれ違うのは相当困難だろう。
この天気で夕方ということもあって幸運なことに前後にもまた対向車は一台もなかった。というより頂上に登り、反対側にくだって相当下に行くまでまったくクルマには合わなかった。
頂上の一番上の駐車場にも一台の車もなかった。売店は閉まっていて風と横殴りの雨が吠えている。
売店の前にはお茶を中国からもたらした栄西の銅像が岩の上に鎮座して雨に濡れるがままに眼下の集落を見おろしている。
頂上に行くこととする。売店の脇のスロープをあがり電波塔の間をすぎると鳥居があり、立派な堂宇。阿波波神社だ。
神社があると僕はかならずお参りすることにしている。今回も10円だけれど、お賽銭を入れて御縁(5円)が2重にありますようにという意味を籠めた。
ふと横を見ると社務所には電気がついていて人がいる。宮司らしい男性と巫女らしい女性の2人。里に近い低山とはいえ、風雨の強いこんな天気に頂上の神社に人がいるのはなにか異様にも思えた。むこうはお勤めなのだろうけれど。
遠州七不思議の井戸は小さいモノ。正式には井戸跡であり、何やら鐘を埋めたらしい。
井戸を回り込んで堂宇の裏側に回るとあっけなく最高地点。杭と表示板があってわかるが、単なるこぶという感じ。写真だけとって戻る。
磐座(いわくら)は立派なものだ。
往路を戻りクルマに入ってひと息つく。
クルマは頂上直下で左折し、倉真温泉に下ったがひなびた温泉で旅館が数件あるのみ。日帰り湯はなさそうなので、そのまま東海道の難所、小夜の中山経由で、相良の子生まれの湯で汗を流した。
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