比麻良山 - ニセイカウシュッペ山 スキー納め&ヒグマ


- GPS
- 08:50
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,815m
- 下り
- 1,809m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:50
天候 | オールスカッパ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道の残雪は少なめ。来週には登山口まで行けそう。 |
写真
感想
板納め、比麻良山-ニセカウ。
林道の途中に車をデポして、まずは登山口まで歩く。途中から残雪の上をシールで、登山口までは1時間弱。夏道沿いにルートをとるが、残雪と藪のミックスで歩きづらい。途中で、比麻良山への沢が残雪豊富なのでそちらに逃げる。沢沿いは雪も多くて楽チン。
二俣でヒグマと遭遇した。子熊二頭を連れた母熊だった。僕に気づいたヒグマたちは右岸の樹林帯に登っていき、こちらを見ている。焦ってはいけない。ここはセオリー通り冷静に対処すれば問題ないだろう。落ち着いてGoProのスイッチを入れた。高まる心拍数を悟られぬように、慎重に対岸を登り距離を取る。対岸の母熊と目が合った。背中を見せたら負け。自然界の掟だ。母熊は斜面の上で右へ左へ移動しながら、時々吠えてくる。僕も負けじと吠えかえす。子熊たちは隠れている。闘いは望まない。でも「イザとなれば両手のウィペットが牙を剥くぞ」と睨みを利かす。襲いかかればどちらも不幸になるだけ。相互不可侵だ。子熊たちを守る母熊もそれは望むまい。二俣を大きく迂回して沢に降り、背後に気をつけながらその場を離れた。
ヒグマのために大幅なタイムロスと、精神的疲労を受けた。長いトラバースで稜線まで登り詰める。上からも下からも強烈な日射が辛い。おまけに下界は30度を超える勢いの真夏日。どうかしてるぜ。頭がおかしくなりそうになる頃、無事に比麻良山山頂。ニセカウが正面にドーンと構える。
シールを剥がして、適当なところから沢へ降りる。藪が濃くて一苦労。広いボウル地形をトラバースしながらニセカウの真下までやってきた。あとは急斜面を300m登るだけ。さらに気温が上がり、全身から汗が止まらない。目の中に汗が染み込んできて辛かった。ヒーヒー言いながら山頂に辿り着く。大雪山丸見え、ウヒョー。しばしまったりしながらどら焼きを食べた。
さぁ、帰りましょう。今日で板納め。ニセカウ東面を特攻する。お腐れ雪もお構いなし。大きくターンを描いて攻略。うーん、マンダム。
再び、汗を掻きながら比麻良山へ登り返す。これが本当のラストスキーだ。比麻良山東面のビッグ斜面を豪快にシャバランチ。ちょうど良い斜度で、最高に気持ち良い。今シーズンの締めに相応しい一本でした。
再び二俣のヒグマポイントへ。3頭が戻ってきていないか慎重に見極めながら、素早く二俣を通過。ドキドキですわ。沢を滑り夏道に復帰して、最後はダラダラと林道を滑ったり歩いてゴール。ついでにタランボをゲット。天ぷらにして美味しくいただきました。
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